表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【夕刊シチ】デイリー両晋南北朝  作者: ヘツポツ斎
【〇一月】二八〇年〇三月~三〇九年〇七月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/23

【22日】300年02月~300年12月

【300年02月~300年12月】

資治通鑑原文3731文字(106/365位)


【登場人物】

・メインキャスト

 1/1-司馬衷-1/29

 1/1-劉淵-2/2

 1/4-慕容廆-2/26

 1/12-陸機-1/25

 1/12-劉琨-2/10

 1/17-拓跋猗盧-2/8

・準メインキャスト

 1/1-司馬倫-1/23

 1/1-張華▲

 1/11-司馬熾-2/4

 1/11-賈南風▲

 1/13-司馬越-2/2

 1/21-王敦-2/16

・八王

 ×亮×瑋乂穎倫冏顒越


【できごと】


POINT OF NO RETURN


 張華と裴頠は、賈南風とどこまで足並みをそろえていたのでしょうか。確実に言えるのは、太子廃立という点では利害がバッティングしていた、ということ。このため、両名がついに皇后廃立に動きます。ただ、組もうとした相手が最悪だった。八王の倫の参謀、孫秀。両名からの申し出を受けると、孫秀はさっそく噂をばらまきます。内容が「皇后廃立の上太子復位を図っているものがいる」。これは、まごうことなき事実です。ただし巧妙なのは、「誰が言っていたか」を隠していた、ということ。このため賈南風、犯人探しを早々に諦め、根源を断つことにしました。つまり、司馬遹の毒殺です。


 廃位まではまだ、ただの暴虐。しかし暗殺ともなれば話が違います。これまで賈南風政権に冷や飯を食わされてきた倫が、さっそく君側の奸を討つ名目で決起。折しも洛陽にいた冏をも巧妙に味方に抱き込み、あっという間に洛陽城を占拠しました。こののち倫は賈南風と甥の賈謐、さらにはその政権運営能力の源泉でもあった張華と裴頠まで殺害しました。もとより倫にとり張華らは恨みのある相手。ならば孫秀にとり、今回の皇后廃立謀議は、こう呼べるものでした――飛んで火に入る、夏の虫。


 倫は相国を名乗ります。これは丞相よりも上、ほぼ皇帝と変わらないとされる官位で、過去この地位についたのは漢はじめの蕭何や曹参を除けば、王莽、曹操、司馬昭と並びます。ならば、その先に待つ未来も同じ。そうはさせまいと決起するものもありましたが、彼らは皆孫秀の姦計に絡め取られ、刑場の露となり果てました。


 到達してしまった、POINT OF NO RETURN。この事態に呼応したのでしょうか、蜀では関中からの亡命者集団を率いていた勢力の一つである趙廞が決起しました。またここには先日紹介した李特らも合流しています。こうして関中に引き続き、洛陽で、蜀で、ついに擾乱の火の手が上がったのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ