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【夕刊シチ】デイリー両晋南北朝  作者: ヘツポツ斎
【〇一月】二八〇年〇三月~三〇九年〇七月

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14/20

【13日】291年07月~292年06月

【291年07月~292年06月】

資治通鑑原文171文字(359/365位)


【登場人物】

・メインキャスト

 1/1-司馬衷-1/29

 1/1-劉淵-2/2

 1/4-慕容廆-2/26

 1/12-陸機-1/25

 1/12-劉琨-2/10

・準メインキャスト

 1/1-司馬倫-1/23

 1/1-張華-1/22

 1/11-司馬熾-2/4

 1/11-賈南風-1/22

 司馬越-2/2

・八王

 ×亮×瑋乂穎倫冏顒越


【できごと】

司馬越登場! 八王の覇者


 賈南風による政敵抹殺劇がひと段落し、朝廷の新人事が動きます。「賈南風は凶暴であったがその統治下は平穏であった」と書かれ、中でも張華の功績が大であった、と書かれる。ここまでの張華が「よどみきった朝廷の中で清風のような存在であった」と書かれ、更にいざ執務の中枢にたどり着くと平穏がもたらされるわけで、結果だけ見ると賈南風の行いって朝廷の浄化に成功しているんですよね。やり口はあまりにもえげつないですけれど。


 ちなみに張華はもともと賈南風の手口を糾弾していました。それでもなお宰相としての辣腕を振るった。ただしこの期間の内容を、資治通鑑は異常なくらい手薄としています。そして、元ネタたる晋書もこの期間の記事が当然のように薄くなっています。この不思議な状況においては、いったいなにを疑うべきでしょうか。賈南風の毒婦イメージを覆すような治績を載せるわけにはいかなかった、と憶測が叶うのでしょう。


 この賈南風政権に、一人の俊英が合流します。八王の乱における最終勝者、越です。とは言え八王の乱のドタバタ、ぐちゃぐちゃをコントロールした末の勝利というわけには行きませんし、その先には永嘉の乱というバッドエンドが待ち受けているので、このひとの動向を追っても結局八王の乱はよくわかりません。いじめかな?


 八王のうち、後見人、恵帝の弟たち、を紹介しました。ならばこの先に登場する八王についても予備知識を入れておきましょう。倫が悪い意味でのゲームチェンジャー、司馬懿の末子。このひとが地方鎮守の失敗の末に洛陽に殴り込みをかけるのが実際の大乱の始まりです。

 ここに待ったをかけるのが冏。彼はかの司馬攸の子。つまり過去の政争の残り香的存在であり、存在そのものがもはや災厄を招くようなものです。

 顒。この先のあらゆる政変で顔を出しては事態を混沌に落とす、ジョーカー的存在です。びっくりするほどジョーカーです。

 そして、越。このひとも出来事を追うとかなり香ばしいです。

 こんな人物たちの組んずほぐれつで、事態が良くなるはずがありませんね!

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