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【夕刊シチ】デイリー両晋南北朝  作者: ヘツポツ斎
【〇一月】二八〇年〇三月~三〇九年〇七月

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10/19

【9日】287年10月~288年08月

【287年10月~288年08月】

資治通鑑原文78文字(364/365位)


【登場人物】

・メインキャスト

 1/1-司馬炎-1/11

 1/1-司馬衷-1/29

 1/1-劉淵-2/2

 1/4-慕容廆-2/26

・準メインキャスト

 1/1-司馬倫-1/23

 1/1-張華-1/22


【できごと】

淡々と残される天譴の跡


 この年の記述量は資治通鑑中でも最低クラス。その中で書かれるのも2回発生した日食、広範囲に渡る大旱魃、流星雨の発生、そして、地震。これだけ、本当にこれだけなのです。人事は一切なし。


 それにしても不思議なのが流星雨です。現代の我々からすれば流星群なんて毎年起こるのになんで今さら、なのです。ただ、ここについては先日申し上げた通り、史書に載る凶兆の的中率が100%、とすることから逆説的に検討ができるでしょう。つまり中国史に載る天象については、きちんとその意味合いを把握しておくだけのメリットがある、ということです。「あ、この先に起こるのはあのへんのテンプレなのね」と先取りができるからです。たとえば日食は地上の太陽、すなわち皇帝の権威喪失。大旱魃は統治の欠乏、流星群は星々が様々な星座の領分に侵入し続けることから、様々なところで変事が起こる前触れ。そして地震は民意の動揺のあらわれ、と言った具合です。それがわざわざたくさん書かれる、ということは、それだけのことがこの先に起きますよ、とみなすことが叶います。


 では、人事が一切書かれなかったことをどうみなすべきでしょうか。これを繰り返しておく必要があるのでしょう。「ここまでの流れを変更するに当たる特筆すべき内容がなかった」、と。つまりさんざん訴えられてきている武帝の弛緩、人材の喪失、外圧の増進が、です。


 また、ここについては改めて書いておく必要もあるでしょう。曹魏の時代、内乱を防ぐため皇族にはあまり大きな兵力が与えられず、これが司馬氏に付け入るだけのスキをもたらした、とされます。この反省から、司馬氏は宗族らに大きな兵力を与え、外鎮としました。

 こうした外鎮のひとりが、上に名のある司馬倫です。ただし、この人物こそが晋の混沌を決定的にしました。しかし、ともなれば、どのような措置が正しかったのでしょうか。無責任ですが、こういうしかありません。まったくわかりません、と。

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