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キャラ物の生活雑貨が捨て辛い話

作者: 琉慧

 昨今、百円ショップなどでも種類が豊富なキャラクター物の生活雑貨、魅力的でかわいいですよね。


 某百均ショップではシマエナガという北海道でしか見る事の出来ない可愛らしい小鳥が描かれた食器類やハンドタオルなど、鳥好きの私からしてみればシマエナガ関連の商品を目に映す度についつい手が伸びそうになるのを必死に我慢しつつ元々入用だった商品のみを購入するというのが常ですが、入用の商品の中にそうしたキャラクター物の商品があればそちらを選ぶ事もあります。


 水筒、台所用布巾、弁当用ピック、バラン(弁当に入っている緑色のギザギザした仕切り)など、これまで全て実用的に使用し、各商品にプリントなりかたどられたキャラクターを日常的に眺める度に微笑ましく思っていました。


 ――が、それらは消耗品なので日々使用していく毎に劣化していく一方で、そう長く無い時期にお別れの時、つまるところの『捨てどき』が来てしまいます。 それを私はいつもいつも見誤ってしまうのです。 その捨て時を見誤らせているのは、私の異常な愛着心から来るものだとも既に理解しています。


 私は昔からキャラクター物の何かを捨てるのが苦手で、特に鳥にまつわる物、たとえばカレンダーや動物園などに売られている鳥の絵が描かれた箱型のお菓子の箱などを何の罪悪感も無く捨てられた試しが無く、カレンダーならば鳥が描かれた部分だけはさみで切り取って保存したり、お菓子の箱などはそのまま保管したりと、自身でも異常だなと思ってしまうほどに、そういう系統のものを捨てられません。


 また、自分の所有物でなくとも、道端などにキャラクター物のキーホルダーや小さなぬいぐるみなどが落ちていたのを見てしまった時にはとても居たたまれない気持ちになり、胸が苦しくなります。


 それはただの絵だ、生き物を象った作り物だ、と言われてしまえばそれまでですが、そう簡単に割り切れないからこそ今まで散々悩んだり、む無く処分せざるを得ない状況におちいった時に途轍とてつもない罪悪感にさいなまれながらその苦しみを乗り越えて来た訳です。


 この前はこの前で、シマエナガの絵がプリントされた水筒を煮沸消毒しようと煮沸専用の容器に入れて電子レンジに掛けたところ、その商品はレンジ不可だったらしく、レンジが終わって容器を開くと時すでに遅し。 見るも無残なベコベコにへこんだ水筒と対面し酷く傷心したのも記憶に新しく、今も昔もこうした気苦労が絶えません。


 みなさんはちゃんと捨てる事が出来ていますか? 様々なキャラクターグッズ。

 私は多分、この症状が改善しないまま一生を終える事となりそうです。

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