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遺伝学を習得した状態で異世界に転生して無双する話(仮)  作者: 眠い~
第二章 もしかして私、転生後の世界で無双できる!? 後半-異世界のことを知るために街へ-
6/6

もしかして私、転生後の世界で無双できる!?(4)

もはや間延びしているを通り越して、私小説のようにも思えてくるくらいに登場人物が少なく主人公の内面描写が入っていた本作ですが、主人公が異世界転移した直後なので錯乱していることを、描写しているためです。

 私は、オーキシンデグロン(AID)法について考えている内に、少しあることを後悔した。私は今、この世界で元いた世界でのAID法に類似した逆遺伝学的手法、すなわち、この世界の植物に「この世界で遺伝情報によって表現型が決まる元いた世界でのタンパク質のようなものを、この世界の植物ホルモンを介して分解するシステムによる発現調節」があると仮定したときに、それを応用した逆遺伝学的手法を用いようと考えている。それを考えるときに、少しオーキシンやタンパク質にとらわれてしまった。まだ、この世界の植物にオーキシンがあるとは限らない。さらに、この世界の生物に遺伝情報によってコードされているタンパク質があるとは限らない。しかし、この世界の生物が何かしらのものを遺伝情報として異世界に伝えておりその何かしらのものを分解することで遺伝学的な解析ができるかもしれない。そのときはその目的のものを分解するときに直接的な影響以外のノイズが入らないように気をつけなければいけない。元いた世界でAID法以前のタンパク質分解システムを遺伝学的手法に持ち込もうとしたときにも、それが問題だった。その上、まだこの世界ではAID法の様な手法を全く使えない可能性も否定はできない。現実世界でもAID法を開発した研究室で上手く条件をコントロールできなかったのかある変異をAID法によって起こしても全くその変異による表現型が現れなかったことがあったらしい。ただ、AID法は致死性の変異に対して弱めの効果しかないので表現型を得られる可能性がある。それはAID法のメリットの一つだと思っている。

 まずはこの世界の生物について知る必要がある。そのためには、実験系をある程度は確立する必要がありそうだ。とりあえず、遺伝学的な手法を使うためには、この世界の生物に、元の世界と同じような遺伝があることを確かめたりする必要がある。また、仮に、この世界の生物にも元いた世界と同じような遺伝が起きていたとしても、初めの方は形質から調べることしかできないと考えられる。何故ならこの世界の生物が遺伝情報を何に記録しているのかが分からないからである。そのために、始めの方に実験で使う生き物は、世代時間が短い生物を使うのが良さそうだ。さらに、この世界の生物が何でできているかも知りたいので、生化学的な手法などでそれを調べておきたい。また、逆遺伝学的な手法を使うとしたら変異が入っていないものと変異が入ったものを見分ける必要がある。なので、何かしらの手法でスクリーニングできるようにしなければいけない。だから、生物の特徴などを観察を通して理解しておく必要がありそうだ。

 また、これらのことを、私一人が実験を行うことによって、全部調べるのは非常に困難である。なんなら、そのようなことは不可能であると言ってもいい。その上、他にもこの世界の生物を研究をしてる人たちがいるかもしれない。なので、できればその人たちや先代たちの研究結果も知っておきたい。付け加えると、元いた世界ですら様々な言語があった。なので、この世界では転移前の世界で私が使っていた言語と異なる言語が使われていると思われる。

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