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遺伝学を習得した状態で異世界に転生して無双する話(仮)  作者: 眠い~
第一章 もしかして私、転生後の世界で無双できる!? 前半−異世界転移と混乱−
3/6

もしかして私、転生後の世界で無双できる!?(2)

この回はかなり間延びしてますが、主人公が異世界に飛ばされて疑心暗鬼になっていたり、色々考え事をしていたりするだけです。

 草が生い茂った場所に移動した私は、無事に草の先端の方にある花か実みたいなものを採取した。とりあえず、今のところの感覚的には、この草は毒がある草じゃないと思う。少なくとも、即効性のある経皮毒はない。触っただけで死ぬとか、手がはれるとかが起きるとかなくて本当に助かった。あと、何かが餌をおびき寄せる為の罠かもしれないと、ふと考えた。だけど、多分そうじゃなかった。

 採取した後に、この草が栽培されたものではないかとちょっと不安になった。栽培してる割にはキレイに並んでないから多分大丈夫だと思うけど。まあ、異世界転移前の作物をしっかり管理して栽培している農地と競べて雑なように見えるだけかもしれない。この世界のことがよく分からないので、この世界の農業だと、こんな風に一見雑草に見える様な植え方をするものだと言われても否定はできない。なんなら、転移前の世界でも、適切な管理をしていないと、すぐこれくらいの草が生い茂ってもおかしくはないような気もしないことはない。だけど、とりあえず何かあったら事情を説明すれば大丈夫かもしれない。ものすごく不安だけど、とりあえず今は気にしないでおこう。

 どうやってこの実みたいなものを持ち運ぼうと思って周りを見回した。そうしたら、ちょうどいい感じの袋を見つけた。ちょうどいいタイミングでこれがあることから、これが罠であったり、袋のように見える魔物だったりしないかと一瞬疑った。だが、取りに行く途中や取って帰るまでの間に何も起きなかった。そのため、何も起きなかったことから、この袋もさっきの草と同じく魔物や罠とかではないことを確信した。その袋の中にこの花か何か分からない粒を入れた。この草が有性生殖する植物でこれが種とか入ったものだと嬉しい。もし、そうだったら、この先交配することでいいものができるかもしれない。また、丈の短い草本植物だと多分管理が楽だと思う。というか転移前でも植物は草本植物しか扱ったことないから、転移前の世界の木本植物ですら色々扱いに困る。

 さて、これからどうしようか。そもそも現時点では、この世界に自分以外の人が居るかすら分からない。だけど、今私が手に持っている袋は天然物ではなさそうな感じがする。ということは、この袋は人工物っぽい。だから、人じゃなくても何か文明を作ってる生き物かロボットがいそうな雰囲気はあるけど、そもそも彼らが友好的かどうか分からない。何なら、友好的でない可能性の方が高そうとすら思う。

 あと、これまで一応この世界の果てにたどり着いてない。だから、とても小さい世界である可能性も一応まだ否定できないが、この世界は恐らく少なくとも10坪ほどはあるだろう。なんなら私の予想としては、この世界の面積は、10坪どころか100 km²以上はあるだろう。ほんの極わずかだが、この世界のことが分かった。また、近くになんかしらの町があると考えられる。なので、この世界を少し探索しようと思った。まずは、とりあえず、出発地点から見て、ここと反対側へちょっと歩くことにした。

 来た道を戻り、反対側へ少し歩いた。その際、今まで気付かなったが、これまでに歩いた道より整備が行き届いた道があるのが見えた。これだけ立派ならこれは街と街の間にある街道かな。

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