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バカ4人とサイコパス1人が都市伝説を滅ぼすらしい  作者: キチ右衛門
第一章 結成
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#1-1 ターボババア編

「ターボババアって知ってるか?」


高校の放課後の教室で4人で喋っている時にいきなり話を変えだ

した、賢治というバカが質問した。


「なんだそりゃ。」

話に乗るもう一人のバカタレ、拓哉が言う。


「しょうもなそうな話だな。」

白々しい態度を見せる、零次が賢治を諭す。


「いいじゃん、聞かせろよ!」

そして最後のバカタレ、英樹が話に乗る。


「じゃあいいよ、早く話せよ。」


零次が3対1じゃ分が悪いと思ったのか、折れた。


「ターボババアってさまじにはぇえんだよ!足が!」

脳がすっからかんなのか賢治の話には魅力がない。


「それってただ単に足の早い婆さんじゃねぇのか?」

それに反応してしまった零次。


「ゆめがねぇな零次!」


「そうだそうだ!」


「このハナタレが!」


3人のバカが正論を言う零次を責め立てる。


「小学生かよ!?この馬鹿共ッ!」

零次が切れたが3人はめげずに責める。


「あぁもう分かった、俺が悪かった。だからもう責めてくれるな。」

面倒だから零次は諦めることにした。


「分かれば良い。」

3人口を揃えて言った。


「で、本題はそのターボババアを探して、写真撮って、吊るしあげようぜ!」

賢治が意味不明な事を言い出す。


「吊るしあげるって何するんだ?」

普通に疑問を持った英樹が質問する。


「近くにバカ高けぇ橋があるだろ?そこから吊るす。」


「それから?」


「縄切って縄無しバンジーさせる。」


「えー……?」


流石に賢治と同調していた2人もやろうとしている事に引き気味だった。

「面白そうじゃねかよ!やろうぜ!今日!」


何故か零次は乗り気になっていた。


____その夜


「ここがよくターボババアが出現する場所だ!」

4人は自転車で、高速道路まで来ていた、迷惑な奴らだ。


「おいおい、高速道路のど真ん中じゃねぇかよ!こちとら自転車だろ!」

提案をした賢治が、何故かビビって誰よりも早く文句を言っていた。


「まぁいいだろ。車通ったところ見たことねぇんだもん。」

鼻くそをほじりながら、拓哉は言った。


「拓哉、お前は信じられん。」

零次も賢治と同様にビビり散らしていた。


「そう言うな零次。」


「お前は黙ってろくそ英樹。」


「暴言キツイ。」


4人は高速道路のど真ん中で雑談していた。

そして、賢治が何か発見したようだ。


「おい、あの2つの光はなんだ?」


「目が光ってるみてぇだな。」


「しかもこっちすげぇ速さでこっちに向かってきてるぞぉぉおおおおおおお!!!!」


4人は気づいた。こっち向かって来ている光はターボババアだ。


4人は全速力で自転車をこいで逃げた。

「早過ぎるって!」


「あれ無理。」


「いや、いける。あいつに縄に括りつけてやるわ。」


「あはあははははあひひひ。」


「ありがとよ、零次。」


賢治と零次【狂気】は殺る気だ。


こちらへ走って向かってくるターボババアの軌道を予想して二人で縄を広げて持っておいた。


ターボババアは減速することなく、縄に向かって突撃していった。


そして、何故かターボババアは回転して、自分から縄にまかれていった、Mなんだろうな。


「マジで捕まえれたな。」

賢治はターボババアの首を締めながら、飛び上がるほど喜んでいた。


「ぱぱぱぴるぴる。」

零次は縄を持ったまま、目の焦点があっていなかった。


「………………よし、吊るそう。」


「ぽぴー。」


______バカ高けぇ橋


「いい感じに吊るせたな!」


「写真もバッチリ撮ったぜ!」


「じゃあ、縄切りまーす。」


バチン


グチャ


「うぇえ、グチャグチャだぁ。」

「キッツ。」

「帰ろ。」


バカ4人は家路へとついた。


都市伝説一個消滅させたとわかって。

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