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過去の出来事前篇

             2008年 11月編


朝、学校に行く時の肌寒を感じてきました。最近クラスマッチ、合唱コンクールなどで忙しかったが、次に迫り来るのは、期末テスト、何とも言えない緊張感とそのあとに来る、三者面談の恐怖に押しつぶされそうな状態です。 今回は、11月編ということで最近の話をしたいと思います。


修学旅行実行委員、この響きは何とも言えない、だが、一回でもいいからやりたいという気持ちもあった、だが、僕にとって実行委員というのは、例えるなら、北極に咲く花を探すくらい困難である、その前に待ち伏せるのは、先生の存在である、浮かれながらの立候補は死を招く。


だが、やりたいという気持ちも負けじとあった(マジで)だが、忘れ物キングという言葉もあり、不可能であることは間違いない。


俺は3年前の自然教室実行委員を決める会議のことを思い出した・・・・・


3年前、僕はまだ小学5年生、忘れ物もそこまでなかった時代、実行委員会が行われた。


5年4組の教室はその日だけ、何とも言えない緊張感にあった。僕の席は窓際の前から3番目にあった。担任教師、通称タヌキは自然教室を盛り上げるためにいろいろと話を始めていた。

自然教室のキャンプファイヤーの周辺で何か、出し物をするというものだ。だが大体、劇やらへんなダンスなどをするというのは目に見えている。


担任

「誰か、案がある人ー」


何人かが手を挙げる。もちろん僕は手を上げない、なぜなら、必ず当てられてしまうことが目に見えているからだ。

僕は『二分の一成人式』のときに俳優みたいな名演技をやってしまっている(自慢)ため手を挙げると何か面白いことをしてくれるのではないかと担任が考えてしまう。


作者

「あまいな、俺は先生とはもう2年間同じクラスなんでね、大体ははーくしているんだよ(心の中での一言)」


だが、現実はそう、甘くはなかった。


担任

「水野くん、何かありますか、案」


しまった、誰もあげなくなると誰でもいいからということで僕をあてるとは・・・・・くっ・・・・負けた、完敗だよ先生、今回は勝たせてやろう、だが、算数の時間、寝てやるからな。


作者

「なら・・・・・・」


すると、後ろの席の男子が・・・・


男子

「先生ー水野くんが男子チアガールがいいって言っています」


誰が、そんなことするとでも思ったか・・・・なんか・・・・ものすごい視線が僕に向けられている、恥ずかしい、いやこれは・・・・やれという、目線だ。もうどうにでもなれ、俺は先生に向って・・:

作者

「〇〇くんが僕も参加したいと言っています」


男子

「当たり前だ、俺は何のために言ったと思っているんだい」

最悪だ、こいつ、やる気だった・・・・・俺は首を下ろし、負けを認めた。床が崩れていくような気分。ガラスのように破片が飛び散っている。俺は人生初めての自然教室を悲しく過ごすとは・・・・・その時、誰かが手を差し伸べてきた。


男子B

「先生ー僕もやりたいと思います」


そこに現れたのは、名前的にも珍しい、00000くん・・・・彼の参戦により、この案は賛成された。

次回へ続く


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