麺食い女子について
「兄貴… 拉麺食べてる女の人って、どう思う?」
いきなり妹である由梨にすっとんきょうな事を聞かれ、健二は「はぁ?」と眉を歪める。
「いやだから、拉麺食べてる女の人ってどう思うかって聞いてるんだよ」
…やはり何度聞いても分からない。
「どうって… まぁ、女の人でも拉麺くらい食うだろ」
「分かってないなぁ兄貴。 私が思うに、拉麺って言うか麺類を啜ってる女性ってエロいと思うんだよ」
「待て待て待て待て!!どうしてそうなった!?」
今由梨はなんと言った?『麺類を啜ってる女性はエロい』?こいつ本気で言ってるのか?と混乱している健二に由梨はため息をつきながら説明を始め出す。
「だってさ?啜ってる時ってしゃぶってるように見えるじゃん。だからエロく見えるんだよ」
「成る程、分からん。 …ちなみにしゃぶってるって、何を?」
嫌な予感がしつつも一応とばかりに聞いてみる。
「何って、もちろんちんk…」
「やめろ!それ以上言うんじゃない!」
「じゃあ男こn…」
「違うそうじゃない」
由梨は言おうとする言葉を次々に遮られ、頬を膨らませて見るからに不貞腐れる。
「なんで言い切らせてくれないの?」
「この小説がR指定かかってないからだよ」
「なにそれ理不尽」
「知らん。文句なら作者に言え」
え、こっちに振るんですか!?
「ちょっと!何でR指定かけなかったの!?これじゃあ女の子と○○○○とか《自主規制》とか (見せられないよ!)出来ないじゃん!!」
え、だってそんな予定無いですし…
「な、何だってぇ!?」
「そんな驚くことか?」
そ、そうですよ。健二さんの言うとおりですよ。
「兄貴、このままじゃ童貞卒業できないよ?」
「おいこら作者ふざけんじゃねぇ」
ちょ!?貴方まで敵に回ったら収拾つかなくなるじゃないですか!
と、兎に角。今日も一日、えぇっと穏やかな一日は過ぎていくのでした!
「あ!あいつ逃げた!」
「待てコラ作者!」
-to be continued-