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ココモの村 その1

「男」はかろうじて助かりました。


オークの女戦士のコンビネーション攻撃をかわして逃亡しましたがダメでしたw


そんな彼は、これからどうなるのでしょう。

ココモの気持ちは?


気になっていただきました方に感謝いたします。


ここまでお読みいただいてありがとうございます。

なんか気恥ずかしい。


お楽しみに


ではでは~


「いやー、悪かった」

「ホント、すまんかったねー」

「・・・」

「よく見たら、いい男じゃないか」

「なんで、勘違いしたんだろうねぇ」

「ちゃまちゃま」

「「ぎくっ」」


ココモの前に正座させられた二人のオーク(女)がいた。


「もう、ボクの恩人にヒドイことするなんて」

「「ゴメン、ココモちゃん」」

腕を組んで頬を膨らませるココモは怒っていた。


食事の後片付け中に怒鳴り声を聞いて、すぐに駆け付けたのに家の中にすでにいなかった。

騒がしい方に駆け寄ってみると二人のオーク(祖母)が恩人をボコボコに殴りかかっていた。


何も理解できなかったが必死で間に割って入って止めることはできたが、恩人は殴り殺されたと思った。

オーク二人の顎に掌底打ちを打ち込み意識を刈り取った。


無意識に倒れた恩人に目を向ける。

唸っている男を見て、ココモは近寄りへたり込んで男を愛おしそうに抱きかかえ安堵して泣いた。


男をおんぶして、二人のオーク(女)を引きずって家に帰ってきたところで男が目を覚ました。


ココモは二人のオーク(女)に井戸水をぶっかけ目を覚まさせた。


この世界のオークは、皮膚の色は緑がかっていて人間種より屈強な肉体を持つ。

体躯は平均的に人間種よりやや大きいが上下の犬歯が発達している以外大差はない。

男はスキンヘッドを好むものが多いが剣士などの職に就いているものは頭部の負傷の際、血が目に入ることを避けるために頭髪は残している。

顔は豚ではなく彫りが深い。交配により、亜種が生まれやすい特徴もある。

肉体を鍛えることに興味が偏っているため、男女とも闘士体型を理想にしている。


二人はココモの祖母。

ココモの帰還を祝うとなって、明け方に山へイノシシを狩りに出かけた。


二人は途中で別れ、それぞれ2頭づつ仕留めたので帰ってきたところ、家の中に見知らぬ薄汚れた男がいたため、ココモの身を案じて襲い掛かったのだ。

脳筋である。

ところが、予想外に二人の攻撃を簡単にかわし、逃げ出したため、全力で追いかけた。

(このまま逃がすととんでもないことになる)と直感して、とんでもないことをしちゃった二人だった。


男は、軋む身体をさすりながら、ココモに二人に責はないと説明した。

「俺は大丈夫だから。二人は悪くないよ」

「大丈夫じゃないよ。ボコボコじゃない」

「あー、それは油断しタから」

「ボクを呼んでくれたらよかったのにぃ」

「・・・すまん、気が回らなかっタ」

「嘘、家の中がメチャメチャになると思って外に逃げたでしょ」

みんなお見通しとばかりに腰に手を当てて豊満な胸を張るココモ。


村人によってイノシシ4頭が捌き終わるまで、祖母二人は正座させられた。


 = = = = =


昼過ぎから宴の席が開かれた。

村長、長老、ジャルーンの順で挨拶となった。


「ジャル坊、飲んでるかー?」

「男前になったねぇ、子供は何人だー?」

「自分はまだ結婚していません」

「なんだー?主人はジャル坊くらいのときにはハーレムだったぞー」

「そうそう、男前は女を配るくらいじゃねえとなぁ」

「お二人ともお酒が過ぎております」

「おー、言うねぇ。どうだ、ウチのココモとか。ちゃまがいうのもなんだがあの子はかわいいぞ」

「そうそう、別嬪とかじゃないかわいい子だ」


とココモを二人が目で探すと

男に寄り添い酌をする姿を見た。


「「ジャル坊、今のなし!!」」


 = = = = =


時間は少し遡る


「アーニーキィ、早く歩いてよぉ」

「おいおい、どこに行くんだ? 俺、殴られて体中痛いんだけど」

「いいからぁ、ついてきてぇ」

「どこに行くんだー?」

「もうすぐー、うー、早く歩いてー」

「おー、これは楽だ。押して押して」

「しゅっ」

「痛て、拳は響くからやめてくれ」


森の中を進む二人だった。

いかがでしたか?


ココモちゃん、もう世話女房に収まりつつありそうです。


おばあ様方も男のことは無視できない様子。

続きはどうなりましょう。


ご期待いただけるように励みます。


続きはもうすぐ?

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