表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/140

ココモの帰還 その2

ココモの村にやってきました。


主人公は誰でしょうね?

「アニキ」でしょうか?ジャルーンでしょうか?


気になりますか?気にならない。

筆者は気になります。


PV数を見てびっくりです。

コミケではけた数より多い!まあ今の時代だと当然ですね。


ここまでお読みいただいてうれしいです。感謝いたします。


ではでは~


ココモは村に帰ってこれた。

村中が無傷の生還を喜んだ。


村人の喜びの別の場所でジャルーン隊長が村長に事情を確認した。

村が襲われた状況、男が山賊の仲間の可能性についてなど。


結論は「男は限りなく山賊と無関係」


ココモは家に戻った。

討伐隊は村長の家に招かれた。

男は軒下でも借りられればましかと考え、ダメもとで村長に軒下を借りられないかと願い出た。


男は厩を借りることになったが、出入り口は閉じられ囚われの身になった。

男は敷き詰められた干し草にもたれかかり、家主がたてる不機嫌に床を蹴る蹄の音は気にせず眠りについた。

「ああ、腹減った」


 = = = = =


男は外套にくるまり、半分干し草に埋もれて眠っていた。

屋根と壁が有れば野宿より快適に眠ることができた。

干し草はさらに温かさを保証してくれた。


いつの間にか隣に家主が寄り添うように眠っていた。

男は雑納に入れていた根菜を宿賃代わりに支払っていたためだろうか。


眠るときには不機嫌だったが、男が危害を加えないと理解してから気を許して眠ったのだろう。


何事もなく、一人と一頭の寝息が続く。

鳥の鳴き声で小屋の外がにぎやかになり始め、朝日が隙間から差し込んだ。

厩の中も明るくなってきた。


ガタガタと戸板が音を立て、開けられていく。


ここにきて男が目を覚ました。

山賊の隠れ家を襲ってからろくな睡眠を取っていなかったため、熟睡していて覚醒するのが遅れた。


罪人に仕立て上げられそうなので、夜明け前に抜け出すつもりが失敗した。


「もう、なんでアニキがこんな仕打ちなのよー」

「?」

「ほら、起きて起きて。ウチでごはん食べてよ」

「?」

「大丈夫?お腹痛い?」

「いや、そうじゃないけど」


ココモに連れられていく男。

満面の笑みの彼女は、がっちりと腕に抱きついて男を案内していた。


 = = = = =


村は朝から慌ただしくなった。

ココモの無事を祝い、討伐隊の歓迎も兼ねて宴を開くことになった。


ここは辺境の村。

ある特徴のおかげで来訪者は少なくないが中央の要人などには、歓迎の宴を催すのが恒例になっている。

今回はジャルーン隊長と討伐隊員。

第二歩兵軍遊撃隊の副司令官と中央では知られた軍人で、武勲は内外に知られ、近隣諸国から縁組みが持ち掛けられるほど。


ジャルーン本人は個人的にこの村を訪れたこともあり、快く宴に応じることにした。

「ところで村長、お二方はどちらに?」

「ついこの間、またお出かけになられました」

「そうですか、ぜひにご挨拶と思っていたのですが」

「ご家族なら、いらっしゃいますぞ」

「奥方様方と娘様、お孫様ですね。確か男の子がいたと記憶しておりますが」

「そうですじゃ。婿様とお子は剣士として、お勤めに出ておられます」

「私が以前来た時に小さかったから、そろそろ元服ではないですか?」

「よくご存じで。ちょうど来年の暮れに元服なさいます」

「あの方たちの血を引かれた青年ですか、ぜひ会って手合わせをしたいものです」

「ジャルーン様らしいお言葉ですな」

言葉を交わし、ジャルーンは朝食の後に「お二方の家族」のもとに挨拶に向かうことにした。

いかがでしたでしょうか?


「お二方」と謎の存在が!!

ネタ晴らしはまだ少し先にいたします。

次話投稿は、昼過ぎくらいにできかも。


ご期待いただければ幸いです。


お読みいただいてありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ