表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/140

ハーフオークと初めての? その2

ココモちゃん、無事助けられました。


かどわかされてからずっと蹂躙された割に身体が頑丈なので元気です。


ですが、まだ若い娘なので心に傷が残っているかもしれません。


やっぱりエロくはないのですみません。


「アニキのすけべー、見ないでよ」

「なんだよ、いまさら」

「気づいたなら、最初に言ってよ」

「体を拭いタときにわかるだろ」

「そんな余裕はなかったの!」

「ソレ何の余裕だよ」

「いろいろあるの!!」

「コイツ、まタ切れやがっタ」

「ココモ!ボクはココモ。コイツじゃないよ!」

「好きにしろ」


しゃがんだままココモはムーと唸って睨む。


「で、どう?」

「何が」

「その、ボクの・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・て」


睨むのをやめて、俯いてもにょもにょ口ごもる。

男はその呟きが聞き取りにくいため、ココモのそばにしゃがみ、その声を聞こうと耳を傾ける。


不意に男がそばにしゃがみ込んできたので、ココモはびっくりして立ち上がってしまう。


運悪く大事なところを男の眼前に披露することになってしまった。


「ヒィーーーーーー//////」

もう恥ずかしさで涙目のココモ。

さすがに男もココモの女の子の部分(精神的な意味)を意識してしまい、男としての反応を避けられなかった。


「別にアニキと呼んでいいぞ」

「えっ?」

「まあ、それで気が済むなら、それでいい」

「・・・・・うん、アニキ。これから、よろしくね」

「ああ、よろしく。・・・えっ、これからって何?」

「その、ボクは処女だったんだけど・・・。取られちゃったし。この際だから、アニキにお願いしようかなーって」

「 ・・・ ・・・ ・・・、何を頼むつもりなんだよ」

「その、あの、アレ。」


艶っぽい笑顔で誘うココモ。


「おいおい、助けに来タ俺が、そんなことできるわけねえだろ。」

「なんで・・・?」

「いや、俺は助けに来タわけで「ボクが汚いから嫌なんだね、あんな奴らに嬲られ、汚れたボクじゃ、嫌なんだね!」・・・、そんなんじゃねえよ」

「いいのか?今日初めて会った俺だぞ」

「・・・」

「ツライか・・・」

「・・・」


ココモの肩がかすかに震え、俯いた顔から雫が落ちるが見えた。


「俺、あんまし経験ないから、よく「大丈夫、怖くしなかったら」・・・まあ、自分だけって風にはしないから」

「よろしくお願いします」


「・・・・・・・・・」

「///」

「・・・」

「・」

「・・・」

「!」

「・・・」

「!---っ」

「---」

「?!!-------------」

「?」

「ひっ、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」


 = = = = =


「お、おい。どうしタ?大丈夫か?おい!おい?」

「・・・・・・」

「気絶?」


ぐったりしたココモを抱きかかえて男は狼狽していた。

ココモは確かに気絶していたが、惚けて緩んだ寝顔だった。

救助者がやらかしましたw


据え膳食わぬは何とやら、ではなくて、体験の上書きってことで。

もともと敏感なココモちゃんは、相性が良すぎたようです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ