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閑話 その壱 ココモと再会、コッカの合流 プチ修羅場w

ココモ、タコーと再会しました。

そこにコッカがいます。

さあ、修羅場です。

おっさんを巡って、若い女がもめます。キャットファイトは18禁に


まあ、こっちはダラダラ旅物語。


息抜きです。気楽にお読みください。


ここまでお読みいただいてありがとうございます。


ではでは~

「アニキーー!!」

飛びつくココモ。


中継地クイチの大通りでハーフオークは道連れと再会できた。


「おいおい、人が見ているから止めてくれ」

「ぶー、なんでさー。ボク、ずっと心配してたんだからね」

「ああ、すまなかっタ。傷が癒えるまで森の中から動けなかっタからな」

「もう、ボク何度も街道を戻ったんだからね。ほんとに心配してたんだからね。エッグッ、グスッ」

愛くるしいタレ目に涙を浮かべて我慢していた感情が滲んでくる。


「アニキが居ないから、獣に食われたのかと思いもしたんだからぁ、バカバカバカ、アニキのバカ、ミーン、チュッチュッ」

ポカポカをタコーの胸を叩いて甘えるココモ。


「悪かったタ」

ココモを抱きしめるタコー。

「ハウッ、ア、アニキ、恥かしいよ。人が見てる///」

「おお、そうだな、俺が言っタんだっタ」

ふたりは歳の差バカップルに見えなくもなかった。


「じゃあ、宿に行こうよ」

「ああ、その前に紹介するよ。彼女はコッカだ」

「アニキ、何?その馬」

冷めた目でタコーに応えるココモ。


「ココモ、彼女は命の恩人だ、失礼なことを言うなよ」

「タコー様、やっぱりこんなにかわいらしい奥様がいらしたんですね」

「いえ、ココモは「そうだよ、かわいい奥様だから、馬に用はないんだよ」おい、ココモ、いつもと違うぞ」

「ふん!ボクが必死で探してる時に、アニキは浮気してたんじゃない?」

頭から湯気が出そうなハーフオークの娘。


「浮気って、お前とは恋人でもなんでもないだろう」

「えー!じゃあ、ちゃまちゃまが言ったの、嘘吐いたの?」

「預かると言っただけだ。だいたい歳が離れすぎてるだろう。お前みたいにかわいい娘なら俺みたいなおっさんと一緒にならなくてもいいんだぞ」

「///、ア、アニキみたいなおじさんを相手にする若い娘なんて、ボクくらいしかいないから、感謝してよ!」

怒りが全く伝わらない照れるココモ。


「だから、とっとといい男を見つけろよ」

「あー、ボクがいいからいいの! あ、馬!当然の顔してアニキに引っ付かないでよ」

「あらあら、ココモさん、わたしのことは気になさらないで。タコー様に寄り添えるだけでいいのよ」

「コラー!馬ー! アニキとボクの間に割り込むなー、ムキー!」


往来での痴話げんかは通行人の注目を集める。

「なんだなんだ?オークとケンタウロスが人族を取り合ってるのか?」

「えー、あんな貧相な男なのに?」

「技がすごいのか?そうじゃないと相手にならないだろ」

野次馬の話は下ネタに流れていく。


 = = = = =


「ココモ、みっともないから宿に行こう」

さすがにいたたまれなくなってきたタコーは宿へと促す。

「ぶー、馬は置いて行ってよ」

「だから、恩人に失礼なことを言うな」

「いえいえ、タコー様こそ、わたしの恩人ですよ」

「コッカ、それは俺でなくとも」

「フフ、タコー様のそういうところが好きですわ」

「あー、今好きって言ったー、馬ー!ちょっと面貸せやー!もがっ」

ハーフオークの口を塞いで宿まで案内させる人族が居た。


ハーフオークはおとなしく案内していたわけじゃなく、塞いでいる手のひらをぺろぺろと舐めて味わっていたのだった。


= = = = =


宿の部屋で続きが始まった。

「じゃあ、ココモ、コッカに謝れ」

「いや、ボク悪くないもん」

「失礼なことを言ったろ、それは正しくない」

「アニキが浮気した」

「それは俺の問題でコッカは関係ない」


「でも、「ココモ!」ボク・・・悪くないもん」

「あの、タコー様、ふたりきりでお話しできませんか?」

「嫌だよー。アニキ、ボクと一緒に居てよ」

「コッカ、俺はちょっと買い物に行ってくる」

「アニキ!」

じゃあ、とタコーは部屋を出て行く。


「さて、ココモさんお話しを聞いてください」

「ふん、イヤ、聞かない」

「わたし、婚約者がいたのだけれど・・・」


= = = = =


「ただいま・・・」

「アニキ、おかえりー」

「おかえりなさい」

「ねーねー、ボクお腹減っちゃったよ、ゴハン食べに行こ」

「お、おお!」

「あのね、あのね、形は悪いけど新鮮な野菜料理のお店があるんだよ」

「いいの?わたしに合わせなくてもいいのよ」

「いいの、いいの。ボクも野菜好きだから見つけたお店なんだよ」

「ずいぶん仲良くなったな」

「別に嫌いじゃなかったもん」

「えー、嫌ってたように見えたぞ」

「いいの、細かいことを気にしてたら、禿げるよ」

「ハイハイ、じゃあ飯に行こうか?」

店に向かっている間、ココモとコッカは手を繋いで姉妹のようだった。

ココモがコッカを受け入れてホッとしたタコーだった。


 = = = = =


「あー、ダメー。アニキと一緒に寝るのはボクー!」

「ココモ、それは譲れないわ」

「コッカ、ボクはずっと寂しかったんだからね。アニキに抱っこしてもらうんだからー」

「ココモ知ってる?ケンタウロスは寂しいと死んでしまうのよ」

「じゃあ、・・・死んで」

「タコー様ぁ、ココモがイジメますぅ」

「アニキー、馬と寝たら狭いよねー」

(ああ、やかましい)


 = = = = =


数分後、隣の部屋から壁を叩く音と罵声が聞こえたが、

幸せそうに気絶したハーフーオークとケンタウロスがベッドの上で静かに寝息を立てていた。

一仕事終えたタコーは、マントにくるまり、床に寝転ぶ。

「まあ、仕方ないか」

眠りにつくまで、さほど時間は要しなかった。

閑話 その壱でした。


ココモは割とあっさりしています。

ネタばらしを少し。

ココモは、ハーフオークですが、両親ともにハーフオークです。

異種、亜人について偏見はありません。

それよりも絶対的にタコーが大事なのです。

少しぽっちゃり、少し低めのボンキュッボンタレ目ショートボブのココモ

切れ長の目元、長い黒髪、端正な顔、落ち着きのある表情のコッカ

お互い自分に無いものでお互いを羨ましがり、嫉妬するふたりでした。

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