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空想の魔物と超能力者  作者: のほほほほ
第1章:テロリストと創司
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実戦訓練 雫の戦闘

ちょっとばかり駄文な気がする…………。


「はぁ……………」



創司は大きくため息を吐いた。それは昨日の買い物が理由として大きいところだろう。なまじ美少女の雫達との買い物だ。男からの妬みの視線がウザかった。


そして、女物の服屋に入った時、創司は女性達から何で居るんだ?的な視線を貰ったのだ。それはそれは精神的にくる物があった。さらに雫達の服を選ばされたため疲れてしまったのだ。



「元気ないな~創ちゃん。もっと元気に行こうよ!始めての実戦訓練だよ!?」


「何でお前は元気なんだよ。俺は怠くて仕方ない」



今日は二日目だと言うのに初の実戦訓練だ。能力を使った対人戦を想定したものをやるらしい。


創司は怪我とか大丈夫なのか?と思ったのだが、国が抱えている結界系の能力者の中に、結界の中で壊れた物を修復する結界、怪我を精神ダメージに変換する結界を道具の中に込めた物を訓練中、常時発動するらしい。


創司はこの時、なんて無駄遣いだ、と思ったものだ。何故ならその道具は相当高価なのだから。まあ、壊れる事なんて滅多にないんだが………。



「まあまあ、創司君はやる気を出して、訓練に参加しようね?この学校に通っている間は義務なんだから………」



茜が創司と雫の仲裁に入り、訓練に参加するよう促す。


創司はため息を吐きながらも了承し、訓練場に向かうのだった。










「間宮雫!西城茜!次はお前達の番だ!」



担任の重治に呼ばれ、雫と茜はグラウンドの中心へと赴く。


訓練は3ヶ月はグラウンドを使用する。演習場を2年生と3年生が使い、大会に備えるためだ。


何もこういう『幻想保持者ミラージュ・ホルダー』を育成する学校が日本以外に無い訳じゃない。外国から留学してくる人も居るには居るが、大抵は本国の学校に通う。


そして大会で好成績を残し、将来の役に立てていくのだ。



「じゃあ頑張ってくるね!」


「負けないよ雫ちゃん!」



二人は互いに笑い合い、中心へと向かっていく。



「頑張れ~!」


「二人とも頑張ってね!」



美鈴と千鶴が二人に声援を送る。創司は何も言わず只見ているだけだ。


そして二人が向かい合い、構える。



「どちらかが降参、または気絶したら終了だ。本気で行けよ?これは実力を計るためだからな。じゃあ始め!」



重治の合図で二人は一気に距離を取る。創司は茜の能力が何かは知らないが、雫の方は良く知っている。


雫は遠距離攻撃タイプの能力者で、事遠距離に置いてはこの学校でも上位に位置する事間違い無しだ。


茜も距離を取った事から遠距離タイプの能力者なのだろう。



「行くよ!『水龍』」



水の奔流が形を成し、龍を形成していく。


これが雫の『幻想』『ウォーターリベレイション』だ。意味は水の解放だが、能力の本質は水を操る事にある。雫はそれを十全に使いこなしているのだ。



「水の龍………。でも!『山嵐』!」



茜から突風が吹き荒れ、水龍に向かっていく。


ーーー茜の能力は風に類する物なのか…………。


創司は茜の能力を見て、推測する。創司の見ている先では、水の龍が突風の中を突き進もうとしている光景だ。


ここまで水の龍を押さえ込んでいられるのは、茜にとっては有利なステージだからだろう。


雫の能力は水場で本領を発揮する。対して茜は、今の様に風がある場所が本領を発揮するのだろう。



「う~、これならどう!?『リベレイション』!」


「なっ!?」



水の龍が爆散し、風が標的を失う。


そこへ雫は、



「『ウォーター・ロード』」



水をボードの様に操り、波に乗るかのように茜へと突き進んでいく。



「速いっ!?」



茜のイメージが整う前に、雫は茜へと到達した。



「終わりだよ!『濁流』」



雫が手をかざしたところから、水の奔流が茜へと襲いかかる。


雫が手をかざしたところは茜の腹。



「かはっ」



茜は肺の空気を無理矢理出され、吹き飛ばされる。



「う~ん、こりゃあ気絶してるな」



いつの間にか吹き飛ばされた茜の近くには、重治が居た。



「間宮の勝利!西城は休ませとけ!」



こうして雫は勝利を収めたのだった。

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