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空想の魔物と超能力者  作者: のほほほほ
第1章:テロリストと創司
14/18

生徒会にお呼ばれするそうですよ?

遅くなりました!

やはりリアルが忙しい…………orz

これから更新が遅くなるかもしれませんが、馴れてきたら早くしていきますので、これからもよろしくお願いします!

次の日、創司達は部活を決めるために集まっていた。


創司はそもそも、部活に入る気が無いため、話しに入っていない。



「俺はやっぱりGKBだな!」



GKBとは『幻想格闘技部』の略だ。

何ともネーミングセンスの無い部活だ。



「アタシは俊和と同じ部活に入るよ」



美鈴はどうやら俊和と同じ部活にはいるようだ。ーーーこりゃマジだな。


創司は美鈴の頬が軽く赤い事を見て、完全に惚れていると確信する。

どこで惚れたか聞いてみたいものだ。



創司は内心そう考えながら、自分はどうするかを考える。



もしかしたら、生徒会からお呼びが掛かるかもしれないが、今は少しのんびりしていたいと創司は思う。だが、呼び出しがあれば応じるつもりだ。何せ、創司には目的があるのだから…………。




閑話休題それはおいといて




「わたしは料理部に入ろうと思ってるよ?」



茜は家庭的な少女らしい。

茜の発言に、雫は喜びながら、



「そうなのっ!?私も料理部なんだっ!」



雫はどうやら、料理部に入るらしい。これに創司は驚いた。



何せ、自分と同じく、生徒会から呼び出しが掛かるかもしれないのだ。

創司は今までの雫なら、自分と同じ所を選択するものと思っていたのだが、どうやら創司の知らぬ間に成長したらしい。


幼なじみの成長を嬉しく思いながら、創司は話を聞く。



「ボクは生徒会かな?」




『えええええぇぇぇぇぇえええええっ!!!???』




雫の大胆な発言に、創司以外のクラスメイトが驚く。


何故なら、生徒会はこの学校の最強の軍団とも言える所なのだから。

生徒会のメンバーは、基本的に『幻想』の実力で決まる。


上位の物でも、下位の物でも関係ない。ようは本人の実力なのだから。

さらにその中でも生徒会長は別格で、学園最強とまで言われるほどだ。


その生徒会に入ると発言する事が、どれほど異常な物か理解していただけただろうか?



「えっ?嘘だよね千鶴ちゃん………?」



雫は焦ったように千鶴に聞く。


これも理由があり、この学園の生徒会は、依頼で魔物を狩りに行く事があるからだ。


創司もこれが目的で、生徒会に入るつもりだったりする。



「うぅん……。ボクは本気だよ?」



千鶴の真剣な眼に、雫達は何も言えなくなってしまう。



「良いじゃねえか。千鶴も本気なんだしよ」



創司はそんな雫達に、軽く言う。


まるで真剣な思いをバカにされているような気がして、雫達も千鶴本人も、ムッとしてしまう。

創司はそんな雫達に先ほどまでとは違って真剣な声音で、



「千鶴も俺も、確かな決意があって、目的のためにやろうとしているんだ。それをお前達がどうこう言う資格は………無いぜ?」



創司の一言で、雫達は考える。


本当にそうなのだろうか?………と。


確かに応援するのも一つの形かもしれないが、それで千鶴を危険な目に遭わせて良いのだとうか?………と。

創司はそんな雫達を見て、ため息を一つ零すと、雫達に向かってニヤリと笑い、



「大丈夫だ。そこら辺の魔物で、千鶴は殺られるほど、ヤワじゃねえよ」



雫達が創司の言葉で疑問をさらに増やす中、創司はそろそろか。……と心の中で呟く。

雫達が葛藤する中、出来事は突然やってくる。


教室の扉がガラリと開き、外から一人の女性が入ってくる。


その人は流れるような金髪を腰まで伸ばし、瞳は大きくどちらかと言うと、おっとり美人に分類される女性だった。


手足も細く、まるでモデルのようだが、どうやら胸が残念みたいだ。

その女性は、教室の中に響く鈴の様な声音で告げる。



「霧ヶ峰創司君、間宮雫さん、加藤千鶴さん、生徒会室まで同行をお願いできますか?」



創司は女性がそう言った瞬間………確かに笑った。

それは狂いに狂った獰猛な獣の様な笑みだった。

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