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Episode.1 science⇒「死ぬことも許されないこの世界」

◆Preface...


-この話は更新中です。いろいろ試行錯誤してやっているので、文が修正されていたり大幅なストーリー変更もございますが、ぜひ暖かい目で頂けると嬉しいです。

-誤字・脱字につきましては、報告をいただけれるとうれしい限りです。


⇒前作品の実験台のねずみにて

-作品を間違って消してしまったので新しく儲けました。運営の方々には混乱を招いてしまい、非常に申し訳ないと思っております。

-前はAパートからCパートまで分けるつもりでしたが、これから一括で載せていきたいと思います。

-R15指定をなくしましたが、内容は多分きついと思うので、PG-12ぐらいにしておきます。

⇒1-A...




ピピピッ ピピピッ

部屋中に目覚めしの音が無音の部屋に響きわたる。


まるで外から入る光を遮断するように、カーテンをしめ、

リビングで突っ立っている男がいた。

何をするわけでもなく、まるで人形みたいにピクリとも動かなかった。


安斎(あんざい) 博人(ひろと)。僕の名前だ。


- * -


当時、まだ小学校にもまだいけない年頃のことだった。


父が作った事業が、大成功。

その途端、急変したかのように生活は裕福だった。


─ お父さんと遊びたい


父は、事業が大成功した変わりに、父への仕事が急激に増え、父とも遊べる時間がなかった。

でもなにも、寂しくなかった。いつも優しい母がいてくれたから…


だが事業が成功したのもつかの間…

時代とともに日に日に業績は落ち、支援金の金も底をつき、

ついに、大幅の赤字を残し、会社は倒産。



「お父さん…。な…なに飲んでるの…!?」

母が家に帰ってくると、父親がテーブルの前に座っていた。

テーブルには、数本の、脱法ドラッグの瓶と、粉薬複数と、葉巻の形の大麻。そして殻の数本の注射…


そう父親は、ヤク(違法ドラッグ)を始めたのであった。


たばこと酒はもちろんのこと、覚醒剤、大麻、脱法ドラッグ類などに手を付けていた。

1か月にかかる麻薬の費用は、馬鹿にならない金額。その金さえあれば裕福に暮らせるぐらいの金額だ。

そんなヤクなどの買える金があるわけはなく、サラ金や闇金など日に日に借金は増えていった。


そして、日に日に暴力は激しくなっていた。


「てめぇ、金ねぇのかよ?あぁ?早く出せよ?おい!?」

父は、いつも、母を力づくで倒し、思いっきり足で母の腹をぶん蹴った。

煙草を顔に当て、根性焼きなどをさせたり、

日に日に痣や血や根性焼きの跡が増え続ける一方なのに、まったく気にしようとせず、

母の財布を鞄から引っこ抜いて、財布の中身をむしり取った。

「ちぇっ、こんな額しかもってねぇのかよ。ふざけんなよ。」

財布から、1万円札を引っこ抜いた。それは、僕の給食費用として残してくれたものだった。


─ はい。給食費。これでいっぱい給食食べてね。

あの言葉をふと思い出した。

「さっさとわたせ、メス豚!!」

父は、さらに母の腹に蹴りをいれ、母につばを吐き、家から出て行った。


タンスに隠れた僕は、父親がいなくなったことを確信して、母に近寄った。


すると、あまり息が困難な状況で口から血が出ているのにもかかわらず、優しい声で、

「大丈夫かい?博人…ちゃんと私きちんと守るから…」

母は僕の手を握ってくれた。

僕は心の中で早くお母さんが楽に暮らせるように祈った。


母は、父と離婚をし、家を出た。

元いた家よりかはるか遠くの小さくてぼろいマンションに移り済んだ。 家は、ぼろく、父と住んでいた家とは、比べものにはならないが、もう父親は来ないととても安心した。


それから一か月後…


ピンポーン。

インターホンが家の中で鳴り響いた。母親は、エプロンを取り、ドアへと向かった。

すると、ガタンと、ドアが破壊され、ドアが倒れた先には、人影がいた。

「ひゃっ…」

「よぉ~真奈美~さがしたよ~」

そこにいたのは元父親だった。

◇History...


2012.12.07 1-Aパート(修正予定)更新

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