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プロローグ

初のラブコメ!!!

人、死にません!!!!

 昼休みの廊下。僕は女子たちに囲まれていた。

「あおい様って、やっぱり『王子様』だよね〜」

その言葉を何度聞いただろう。

「容姿端麗だし、成績はトップクラスだし」

「ほんと、完璧すぎて同じ性別だとは思わないよね〜」

もう何百回目だ。子供の頃から言われ続けている言葉に照れなどしない。

「ありがとう。だが、みんなのほうが美しいよ」

笑みを浮かべて返すと、黄色い悲鳴が上がった。

「き、如月様、お昼一緒に食べませんかっ?」

「ふふ、喜んで」

頷いた時だった。

ニヤニヤと笑ったクラスメイトの男たちが女子たちを押しのけて近づいてきた。

「おいおい、如月さんよ〜、罰ゲームのこと忘れてないよな〜?」

「………それが何かい」

「おっと、いいのかな〜?オレらに逆らうとあの事、学校中にバラ撒くぞ。…ってことで、お前には『アイツ』を落としてもらいま〜す」

コソコソと話す女子の声が大きくなる。「あの事ってなんだろう?」とか「如月様が罰ゲーム?」など。

「チッ。…いいさ、僕にとって造作もないことさ。ところで、アイツとは誰の事だい?」

「ほら、アイツだよ、ハーレム男の桜井って奴」

クラスメイトが指差した方を見ると、ピンク髪の女と共に歩く男が映った。

ピンク髪は、男の腕を掴み一方的に話しているようだった。一方、男の方は特に目を引くような外見ではない。言い換えれば、どこにでもいる男子高校生。

「ふっ、僕を甘く見てもらっちゃ困るね。あんなの簡単さ」

鼻で笑うと、クラスメイトは「どうだろうな〜」ふざけた調子で去っていった。

「桜井透、か」

落とせる。いや、確実に『落とす』。

口の端が上がる。

「僕に不可能なんてない」

初のラブコメということで、今回は第一話も投稿されます!

18時に投稿なのでお楽しみに〜


毎週土曜日、16〜18時の間に投稿します♪





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