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忍者男は限界を超え立ち上がる。

僕と忍者男君は睨み合う。

僕は在学中忍者男君に一度も勝てた事はないが僕は自分を忍者男君より圧倒的に強いと思っている。


忍者男にしたら逆に僕を超えたと思っているだろう。

ニアさんが僕の後ろに隠れた事は忍者男君の動揺を生んだ。

「誰がどこに探検に来ようが勝手なはすだ。我々は魔術師協会やこの国の許可も取っている。」

忍者男君は少し大きな声でそういった。

魔境に入る際に許可を得る必要はないが許可を得る事は一つのけじめだ。

僕は休日に勝手に来ただけ、けれどそんなもので実力には関係がない。

「現に今、ニアさんは危うく死にかけた。僕は君たちに危険な魔境に行ってほしくない。」

僕はそう言いかえした。

ニアさんや忍者男君は流石に僕が心配をして止めた事なんて知っている。

けれど例え彼等が自分自身で決めた道だとしてもそれが僕と僕の妹のためである以上止めないわけにはいかない。

「ニアさんを責めるな」

責めたつもりはない。けれどニアさんをだしにしつ反対した。彼はそれを怒っている。ニアさんは心配そうに僕らを見つめる。


錬金術師考えの1つ、大切な人を悲しませないために戦う時、錬金術師はいくらでも強くなれる。


けれどそんなのは嘘だ。

ニアさんさうずうずしている。僕たちの会話はざっと聞き流している。細かな内容は気にしない。それが彼女の強さ。

彼女は自分のために2人の男が争うシチュエーションでいうべきセリフをいった。

✽言った言葉については諸々の事情により伏せさせていただく。


それが戦闘の合図だった。

魔法を撃ち合う。少し実力差があれば強い者の魔法は一発だけでも防げない。けれどあまり実力差がなければ無限の魔法を出していても魔法は当たらない。無限の魔法を放つ百回の攻防で一度でも直撃すればいい方とされる。

僕の魔法は10回と経たない攻防で忍者男君を捉える。

普通これだけ差があれば一撃も耐えられない。けれど忍者男君は立ち上がり、僕を睨みつける。

僕はたじろぎ一歩後ずさる。

皆が忍者男君とともに僕を見据える。

カトリーナさんはニアさんをささえ立たせているがやはり僕を睨みつけている。


忍者男君、分身男君、毒舐め男君、ケロちゃんは僕に向かってくる。

4人とも数回の攻防で僕の魔法を受けた。

3人は起き上がれないが忍者男君は再度立ち上がった。


僕が負けを認めるまで何度でも立ち上がる。

その気迫が備わっている。


けれど3度目の撃ち合いは、僕の一発の魔法で決着がつき、忍者男君は起き上がらなかった。


彼の気迫は称賛に値する。僕には出来ない。

それでも立ち上がる度に強くなるなどは幻想でしかないのだ。

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