僕が何故精霊語を聞いても無事なのかの理由は以外と難しい
我々はカトリーナさんをまっている。
純精霊語は精霊以外には難しすぎる。
カトリーナさんが特別なのだ。
ニアさんとケロちゃんは聞いただけで血を吐いた。
カトリーナさんが精霊でないから皆無事なだけで、聞くだけでも呪われた言語であるし、基本的に人間にはそもそも聞こえない。
一流の魔法使いでもこうなるという事は普通の人間が聞けば、全ての世界から生きた痕跡もろとも完全消滅するはずだ。
狂錬金術師「あ、ごめん」と精霊語を使った事を謝った。
ニアさんは首と足が取れ死の淵を彷徨った直後であり、かなり苦しそうにしているが、怒る事はなかった。
「エリク君はどうして大丈夫なの?」
とニアさんは僕に尋ねる。僕は魔法における格と密度、世界から魔法を取り出す仕組み、自己を保ちつつ、自己を魔法だと認識するすべ、平面で表される魔法における評価軸中の自己を平面の重なりは多層構造を、もちつつ、交差し元に戻る過程の話を説明する。ケロちゃんは途中で居眠りをしていたがニアさんはしきりにうなずいている。
「その話は私も姪のミラに聞かせたが、私の自尊心が全部なくなるほど否定されたよ」
狂錬金術師はそう言って笑う。
この話はここ150年程度であちらの世界から持ち帰られた知識であったはずだが、私はなにも言わない。狂錬金術師が少なくとも人間としては狂っている事は明らかだった。
ニアさんは狂錬金術師の言葉を聞き。
「またエリク君が適当な事をいっただけかと思ってた」といって驚いた後しまったという顔をした。
適当に相槌を打っていた事がバレたからであり、錬金術師は与太話を信じて居ないことがバレても気になどしない。僕はやっぱり今からでも魔術師になろうかと思ったが人造人間であるエリーの治療を考えれば錬金術師の方が都合が良いとおもいとどまった。
ニアさんの仲間、かつての僕の級友達が集まる。
カトリーナさんは顔が真っ赤になっている。
分身男くんと毒舐め男くんと忍者男くんはすぐに戦闘態勢をとるがニアさんに止められる。毒舐め男くんと分身男くんは狂錬金術師に、忍者男くんは僕に向かおうとしていた。
僕には忍者男くんを攻める事ができる。
だからあの時反対したのだということが出来、例え恨まれるこてとになっても彼等の為を思うなら正解だ。
ニアさんの死亡リスクは跳ね上がった。
けれど僕は謝った。
僕は錬金術師とは何かを思い出したのだ。
錬金術師は心が弱い。それでも戦える力があるのだ。




