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ニアさんもなんだかんだだでお嬢様だが女性の魔法使いはいいとこの出が多いとかは特にない

僕は宮廷魔術師の傍ら、大魔境に向かう。太陽石を探すが僕が一人で向かうと何故か見つけられない。

一人で向かうと見つけられない秘宝は別に珍しくはないのだが、魔法使いはそういう呪いを突破できる。


太陽石がいくら最上位の秘宝だとしても、当時の私の実力であれば突破できないわけがない。


少なくとも私は大魔境を徘徊できる程度の実力は既についた。このまま突破し、試練を超えて妹を救う願いを聞いてもらえればと何度も思った。

けれど上位者の世界の王の試練はどんな危険があるかわからない。大勇者タリアでさえ仲間全員を生還させれたわけではない。

そして上位者の世界の王は個人的な願いは叶えない。

最後の望みをかけるにしても望みは薄くまだコチラでできることはないか探すべきだった。


ハンナに頼るしかないのだが、私にハンナと別れるようにいった人々の言葉が自分の無力さを感じる度に私の態度をよそよそしくさせてしまう。私は結局両親を殺され、友人を失ったころから何も成長していないのだろうか。

ハンナに頼る度に僕はハンナに依存していると思わされるし、エリーに妹になって欲しいと言ったことがただの自己満足だったのではないかと迷ってしまう。


その間にもエリーの体調は日々悪化している。

たまに体調を崩し、油断すると発作を起こす子だったのが、常に体調が悪くいつ発作を起こしてもおかしくないという状態になった。既に長い距離は歩けず家から出られなくなるのも時間の問題だ。


そんなおり僕はニアさん達と出会う。錬金術師は仲直りは苦手だ。一度喧嘩してしまうと人間関係を怖がり、よそよそしくなる状態から抜け出せなくなるのだ。謝ることは得意だが解決や仲直りの謝罪ではなく、喧嘩状態を終わらせる為に関係を1段階下げる謝罪になってしまう。


ニアさんは駆け出しの探検家をしている。普段はお転婆にしていても魔術師を多数生み出す家系のお嬢様、よく家族を説得出来たものだ。

探検家は皆の憧れの職業ではあるがやはり危険を伴う為反対されることは多いのだ。

大勇者タリアの師グリフィンは自著で彼の奥さんが心配しながらも探検に送り出してくれた事をとても感謝していた。


宮廷魔術師は王と国民に仕える仕事。みだりに危険な地に行く事は禁止されているのだが、大魔境は既に危険な場所ではないから行ったのだ、と自分に酔っている物語の主人公のような言い訳をしつつ私は頻繁に大魔境に通う。魔法の腕もかなり上達する。大魔境は本来一人で向かうような場所ではない。


けれど、それでもやはり、私は強がっていたのだ、ニアさん達と本当は仲直りしたいけれどそれができない。だから彼女達がまだ危険で入る事のできない大魔境を進む。幼稚で愚かだった。そんな事で何も解決したりはしないのだ。

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