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前書き

1人の魔法使いは10万の兵に勝つ、あるいは100の国の兵に勝つ。等と言われて久しい。

そんな魔法使いはこの世界で数千人に1人程度存在し。その中でも最上位の魔法使いの証である大魔境の試練を突破する者は世界の歴史上でもそう多くはなく、勇者の称号を与えられる。

私は勇者の称号を得た魔法使いだが、私の妹はそんな私とは比べものにならない数奇な運命を持っている。大魔境を突破する魔法使いは少ないとはいえ、数年ごとに現れる。

しかし私の妹は世界で2人だけの人造人間なのだ。

この度はそんな妹ではなく、そんな妹の兄の物語を記す。


魔法使いの中でも魔術師より錬金術師の方がすごいという内容を多く含む為、魔術師である我が妻と我が子にいつバレるかと怯えながらの語らせて頂く。


この物語は、私にもっとも影響を与えた師であるウェンディ。生死不明となった彼女の無事を祈りつつも、おそらく彼女が本当に死んでしまっていればその時には、彼女自身の手により、全ての人類の記憶、全ての生きとし生けるもの、全ての物質から彼女の痕跡が消える魔術が施されている。だから彼女はきっと生きている。私はそう考えている。けれと、彼女は自分が消えてしまってもいいと思っているのだ。私はそれが悲しい。世界から自分の痕跡が消えた時本当に彼女はそのまま死んでしまうのではないかと怯えている。魔法とはそういうものだと私は知っている。

私はこの物語を記す事でウェンディに抵抗する。師匠に本気で挑むのは2度目の事だ。

私がこの物語をのこす事で彼女は死を免れる。

私はそう信じてこの物語を記し始める。



新シリーズです。エリクの過去話と上位者の世界でトップ連中が人間に甘い事で反乱が起きて、人間排斥の動きの中でサラが生死不明になっなり大勇者の方のエリーがドラゴンに食べられる予定。

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