俺の女友達は皆、“何でもかんでも可愛い”と言う女達!
俺は今まで彼女を作った事がはない!
それでも何故か? 俺の周りには“女友達がたくさんいた。”
理由は? 話しやすいとか安全・安心、居心地がいいという理由だった。
俺は、どの女の子にも優しく相談にも乗ってあげるいい奴だからだ。
何でも話しやすいというのがいいのだろう。
女の子同士だと? “好きな男が何を考えてるとか?”女の子
にはよく分からないモノだと思うし。
男の俺なら、的確に言ってあげられる。
だから俺に“彼氏の愚痴やいろいろと聞いてくる。”
・・・でも? ただ俺にも一つだけ納得できない事があった。
俺の周りの女友達は皆、“何でもかんでも可愛い”と言う女達が多い。
まだ、小さな花を見てかわいいは分かるし。
散歩している小型犬を見て、かわいいも分かる。
だけど? 以前、女友達と俺が一緒に街を歩いていると?
100㎏はある太った中年のオヤジで可愛らしいピンクまみれの服を
着てコッチに向かって歩いてきた時。
それを見た! 女友達が、そのオッサンを見て、“かわいい”と言った
時はさすがに俺は引いてしまった。
冬だというのに、半袖で少し歩いただけで汗だくになりメガネは曇っている。
そんなオジサンを見て何が可愛いのか?
何でもかんでも可愛いという女は【美】というモノが何なのか分かってない!
見たもの全てが“可愛い”で済まされてしまうのか!
キモイ! キモ過ぎる!?
俺には無い感覚。
じゃあ、300㎏ある女が女子高生の服を着てたら? 可愛いのか?
いや、それは可愛くない!
毛深いオッサンがボディコンの服を着ていたら? それも可愛い?
鼻毛が出ているおじさんもかわいい?
う〇こ漏らすイケメン男子もかわいい?
キモイ! キモ過ぎる!?
俺は女友達に何が可愛いのか聞くことにした。
『いつもさ、“可愛いかわいい”って言うけど? 何が可愛いの?』
『えぇ!? 可愛いじゃん!』
『い、いやいや? 勿論可愛いのもあるけど? キモイのもあるよね?』
『“取り敢えず、かわいいと言っとけば話が弾むから!”』
『・・・やっぱり、』
『えぇ!?』
『・・・い、いや? 何もないよ! そうだよな!』
『うん。』
ほれ見ろ! やっぱり適当に可愛いというワードを言ってるだけじゃん!
女の子は、その場の雰囲気で言うのが好きなだけだ。
理由など関係ない!
ニュアンスが大事!
意味を持たない、“可愛い”が続出している。
取りあえず、かわいいと言っとけば何とかなると思っている。
【キモイが何故か→可愛いに変換する。】
俺にはさっぱり分からないが、それが若者の流行りになのか!
・・・まあ、そんな俺も女友達からは“可愛い”と言われている。
満更でもない気分だ。
時には、それもいいのかもしれない。
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