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現実にモンスター?ダンジョン?じゃあとりあえず狩りますね。固有スキルと称号で成長チート~サクサクレベルが上がってレベル上げが楽しいです~  作者: スクイッド
旧現実混乱編

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狩り終了

とりあえずやってみるか。


俺は囲まれないようにしながら軽めにジグザグに移動を始める。


これはこの『◼️◼️◼️のダンジョン』が出てきた時にモンスターを倒していた時に学んだ事だ。


あの時、モンスターの大群を狩っていたのだが、次々にダンジョンから出てくるモンスター達に対して、俺の手が足りなくなった時があった。


もちろん魔法などもフルに使っていたのだがそれでもモンスター達に囲まれてしまって、俺が危ない状況になっちゃった事があった。


その時、俺が取った行動が今の行動に近い。


モンスター達の動きを見て、モンスター達がどのように動くかを予測して、その動きに合わせて回避をする。


それだけで一部のモンスター達はまともに考えることをしないから勝手に同士討ちして数を減らすし、考えないモンスター達は同士討ちを避けて攻撃がしづらくなる。


……まあ、毎回うまくいったわけではないけどね。


今回も上手くいくといいけど……


俺はジグザグと移動をしながら、ワイルドディア達の様子を伺う。


ワイルドディア達はその動きに合わせて俺を囲むようにして動く。


うん、やっぱり速いな。


だけど、その程度じゃ全然早さが足りていない。


俺はギアを徐々に上げていく。


ワイルドディア達もそれに合わせるようにスピードを上げる。


しかし、ワイルドディア達がいくら頑張ろうともいつまでも俺についてくることはできない。


それもそのはず。


ステータスには圧倒的な差があるし、今のおれのこの行動は囲まれて袋叩きになることを避けているからだ。


【連携】や【集団戦闘】のスキルの補正がどれほどかわからないし、俺の防御ステータスが低いからそれらを警戒しているからだ。


実際、俺を囲んで移動していたワイルドディアの1体が俺の移動速度に追いつけなくなり、俺を囲んでいたワイルドディア達からだんだんと離れ始める。


すると、それを見ていた他のワイルドディア達はその1体をフォローするため、俺の移動速度を落とすために無理矢理、そのご立派なツノで攻撃してくる。


だが、それを俺が余裕を持って躱すと攻撃してきたワイルドディアは無理矢理攻撃してきた影響でバランスを崩す。


それが更に他のワイルドディア達の足を引っ張り始め、ワイルドディア達の連携は徐々に崩れていき、最終的にはワイルドディア達はバラバラになり始めた。


それを見た俺はそんなワイルドディア達の間を縫って、最初に離れた1体のワイルドディアの背後を取る。


ワイルドディアはその気配を感じてか【危機感知】で気づいたのか振り返ろうとする。


しかし、もう遅い。


俺は既にワイルドディアの首に鎌を振り抜いているからだ。


「よし!」


ワイルドディアは声にならない悲鳴をあげて地面に倒れ伏した。


そして動かなくなったワイルドディアの身体はあのご立派なツノと魔石を残して塵になって消えていった。


「ふぅ……なんとかなったな」


俺は一息つく。


そして、周りを見渡すと他のワイルドディア達は俺を警戒するように遠巻きにこちらを見ている。


仲間が不意打ちではなく正面から殺されたんだから逃げ出すかと思ったんだけどそんな事はなかったか。


俺はワイルドディア達に近寄っていく。


すると、ワイルドディア達は少しずつ後退りし始める。


「逃げたいよな?だけどねごめんな。俺は強くならなきゃいけないんだ。お前らを見逃すことは絶対にできないんだよ」


俺はそう言って一気に踏み込む。


ワイルドディア達は必死に俺の攻撃を避けようと動くが俺の方が圧倒的に速いため、全く意味をなさない。


俺の両手鎌が1体のワイルドディアの首を刈り取る。


「悪いな。俺の経験値になってく……」


俺がそこまで言うとワイルドディアの群れは一斉に逃げ出した。


「あぁ……やっぱ逃げるか……」


そりゃそうだよね。


まあ、絶対に逃がさないけど。


俺は逃げたワイルドディア達を全力で追い立て、逃げたしたワイルドディア達を次々と狩ってゆく。


ここはバラバラに逃げれば良いものを何故かワイルドディア達はまとまって逃げている。


それはワイルドディア1体じゃこの森を生きていけないと思っているのか、それとも集団の方が強いと思ってるからなのか……


どちらにせよ、それは俺にとっては好都合だ。


全速力とはいえ森の方に逃げられたから木の根っこに気を付けながらだから速度は落ちているが、俺はどんどんとワイルドディア達を狩り続ける。


ワイルドディア達はどんどんと数を減らしていき、最後の2体は逃げるのを辞めてお互いを守るように庇い合いながら戦っている。


しかし、ワイルドディア達は俺のスピードについてこれず、結局は力及ばずに俺に同時に首を刈られて塵になって消えていった。


「ふぅ……なんとか終わったな……」


『種族レベルが上がりました。ハイヒューマンLv.59になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『種族レベルが上がりました。ゴースト(亜種)Lv.56になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『職業レベルが上がりました。処刑人Lv.50になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔導師Lv.50になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』


戦闘が終わった瞬間に鳴ってくるアナウンスを聞きながら俺はステータスを確認する。


------

名前:神山 空

性別:男

年齢:16歳

種族:ハイヒューマンLv.59

ゴースト(亜種)Lv.56

職業:処刑人Lv.50

魔導師Lv.50


体力:7850/7850 魔力:16856/16856

攻撃:6580

防御:2685

俊敏:5690

器用:2650

知力:15845

幸運:1230


所持SP1015

魔法スキル:【風魔法Lv.7】【火魔法Lv.6】【付与魔法Lv.5】【回復魔法Lv.3】【水魔法Lv.1】

取得スキル:【暗記Lv.4】【速読Lv.2】【柔術Lv.7】【鑑定Lv.6】【看破の魔眼Lv.5】【飛翔Lv.6】【怪力Lv.6】【跳躍Lv.3】【斬撃強化Lv.5】【頑強Lv.5】【吸収Lv.8】【棍棒術Lv.9】【アイテムボックスLv.6】【鎌術Lv.9】【錬金Lv.6】【鍛冶Lv.3】【絵画Lv.4】【マップ】【気配感知Lv.7】【拳術Lv.7】【隠密Lv.4】

種族スキル:【魔力操作Lv.9】【魔力増加Lv.7】【物理攻撃耐性Lv.4】

職業スキル:【知力強化Lv.8】【魔力消費減少Lv.6】【魔法威力上昇Lv.6】

【並列魔法Lv.1】【首狩りLv.5】

固有スキル:【吸魂Lv.5】【デスサイズLv.3】


称号:境界の管理者の協力者

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全体的にステータスもレベルも結構上がったな。


特に種族レベルがかなり上がってるし、新しいスキルや魔法の習得はないみたいだけど、それでもちゃんと経験値が入ったようだ。


具体的に言えば最近上がり悩んでた種族、職業レベルがようやく上がるぐらい。


そして、ついにSPが1000を超えてきた。


これに加えてまだ【吸魂】をしていない分の経験値が入ってくるんだ。


この調子で行けば俺はもっと強くなれるはずだ。


「とりあえずステータスはこんなもんかな。あとは……」


俺は周りを見渡す。


塵となって消えていったワイルドディアからドロップした魔石(中)やツノ、毛皮が転がっている。


俺はそれを拾い上げ、鑑定を行う。


それらの結果がこちら。


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名前:ワイルドディアのツノ

説明:ワイルドディアの角。加工して武器の素材にしたり、薬の材料になる。

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名前:ワイルドディアの毛皮

説明:ワイルドディアの毛皮。加工して防具や服などの材料に使われる。

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ほ~……ツノに革、どっちも武器、薬、防具と実用性の高そうな素材だ。


俺はそれらを【アイテムボックス】にしまい込む。


「【吸魂】」


そして【吸魂】を使って2体分のワイルドディアの魂を俺の魂に吸収する。


『ワイルドディアの魂の吸収を確認しました。経験値を1268、【危機感知】のスキル経験値を獲得』

『ワイルドディアの魂の吸収を確認しました。経験値を1268、【危機感知】のスキル経験値を獲得』


ふむ……まあ、レベルが上がったばっかりだからレベルは上がらなかったか。


まあ、俺ぐらいのレベルまで上がっちゃったらレベルが上がりにくくなるだろう。


それならそれで構わない。


というかまあ、仕方がない事だしな。


とりあえず残りのワイルドディアからドロップしたアイテムの回収と【吸魂】していきましょうかね。



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