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現実にモンスター?ダンジョン?じゃあとりあえず狩りますね。固有スキルと称号で成長チート~サクサクレベルが上がってレベル上げが楽しいです~  作者: スクイッド
現実大混乱編

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治療と移動

復活!

……とまではいきませんがやっと納得できる?ものができたんで投稿です。

約1ヶ月お待ちしてしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m

 う~ん……まあまずは石化している人たちの治療とその治療した人たちを体育館へ移動する時の護衛か……


 治療は言わずもがな、現時点では俺しか石化の治療はできないから治療をしないなんて選択肢はないからこの後は一階に降りて石化している生徒や教師の治療だ。


 護衛に関しては、人工ダンジョンコアを壊したからかバジリスクの気配も消えたから、今、この学校全域にモンスターの脅威はなくなったと思う。


 だから、今すぐ危険にさらされることはないだろう。

 だけど、それは今だけだ。


 確かにコカトリスも倒して、人工ダンジョンコアも破壊した。でも、この騒動はまだ終わっていない。

 あちこちに飛び散った他のキングクラスのモンスタ達に、鳥のモンスターが持っていた宝玉。

 状況からしてあの宝玉も人工ダンジョンコアだった可能性が高い。

 今は大丈夫でもそいつらが学校に来ないという保証はないしな。


「……まあ、今考えても仕方がないか」


 もう俺の石化した場所は治療済みだし、コカトリスやバジリスクみたいな邪魔をするモンスターもいない。

 だから最悪、またモンスターが来ても問題なく対処できるだろう。


 それに、今は早く石化された人達を助けないとな。


 俺は屋上の扉を開けて一階の廊下へと向かっていく。


 すると、そこには予想通り石像になった生徒たちがいた。

 その数は視界に見えるだけでも数えきれないほどだ。

 そんな石像の生徒達を見ていると、なんだか悲しくなってきた。


「ごめんな……みんな……すぐに助けるからもう少しだけ待っててくれ……」


 俺はそう言いながら石化して動かなくなっている生徒達の体を治していく。


 幸いにも、魔力はアホほどあるから回復魔法をガンガン使っていけるから、結構簡単に終わらせることができた。

 ……まあ、例外を除いてな。


 そんな例外とは、俺が人工ダンジョンコアを壊したときにバジリスク達が運んでいた石化した人達だ。

 俺が人工ダンジョンコアを破壊したことで、バジリスク達が運んでいた人は運ばれている途中でバジリスクが消えたことで落下し、腕や足なんかの身体の一部が壊れてしまっていて、欠損している人もいた。

 そんな人達はなんとか頑張って壊れた箇所をつなぎ合わせて、【リカバリー】を使って治療したけど……いや、本当にうまくいってよかった……

 ここで微妙に高い器用のステータスに感謝することになるとは思ってもいなかったけど……


 その後は一応【ヒール】を使って治療をしておいた。

【鑑定】で確認をしても全員、なにも異常はなかったから多分これで大丈夫だろう。

 まあ、これで一応治療は終わった。


 ……治療はな……

 問題はその後、準備室で治療した教師のように石化の治療をしたら身体は戻っても意識が戻らなかった。

 もしかして石化すると、脳の機能も停止してしまうのか?

 だけどステータスになにもなかったはずなんだけど……


 そう考えて、先に治療した教師がどうなっているか確認するために教師のいるはずの準備室の方に【気配感知】で気配を探ってみる。

 えっと……感じられる中で動いている気配は、一つ、二つ、三つ……そして四つ。


 確か生徒は三人しかいなかったはずだから残りの一つは治療した教師のもののはず……

 よかった……石化してしまったら脳の機能が停止するかもしれないと思ったけど、ちゃんと生きてるようだ。

 時間がかかりそうだけど目覚めるってわかっただけで少し気が楽になる。


 そして、視線を治療した人達の方に目を向けると、床に横になってる教師達や壁を背にして気を失ってる生徒達。


 ……全員目を覚ますまで待つか……


 ***


 それから約十分後、ようやく全ての人が目覚めた。


 俺は、起き上がった人達に一から全部……いや、俺の事はほとんど話してないけどとりあえず起こっている事は全部説明をした。

 それでとりあえず自分達が実際に襲われたこともあり、俺の言葉を信じてくれたようで、みんな素直に従ってくれた。

 まあ、これで後は体育館に移動して、この騒動を終わりにするだけだ。

 そう思っていたんだけどあることに気づいた。


「……全員で何人ぐらいですかね……」


「そうですね……見えるだけでも十二クラスほど見えますので、五百人は越えるのではないでしょうか……」


 俺が少し不安げに呟くと、一緒に行動していた男性教師が答えてくれる。


 どうやら俺の感覚は間違ってはいなかったらしい。


 石化の治療をした時は無心で次々と治療をしていったから正確な人数がわかっていなかったが、改めてちゃんと認識すると結構な人数だ。

 この中等部の生徒に加えてこっちまで連れてこられた高等部の生徒に教師も合わせるとその人数になるのは当然といえば当然だろう。

 ……まあ、こればっかりは仕方ないか……


「それじゃあ、早く体育館に移動しましょう」


「はい、わかりました。それでは皆さん!離れず着いてきてください!体育館に向かいます!」


 男性教師は声を上げて他の教師と生徒達に指示を出す。

 他の教師達も「はい」とか「わかりました」と言って生徒を促し、移動を始める。

 そんな教師達の指示に従って生徒達も動き始めた。

 ただ、さっきまでの恐怖がまだ残っているのか、みんな表情が暗いし一部その場に止まったままの生徒もいる。

 まあ、いきなり襲われたんだ。それも仕方がないか。


「大丈夫!なにがあっても俺が君たちを守るから安心してくれ!」


 だから、俺は精一杯の声で元気づけるようにみんなに声をかけた。

 すると、最初はみんなの反応は薄かったけど、次第に俺の言葉を聞いて勇気が出たのか、ゆっくりとだが動こうとしている。


 その様子に俺はほっと息をつく。


 なんとか生徒が動かないなんて事は避けられそうだな……

 そんなことを思いながら俺は、【気配感知】を使いながら体育館に向かって歩いていく。


 途中、準備室の四人も迎えに行って、一緒に体育館に向かった。

 特に問題もなく、無事に体育館に着くことができた。

 まあ、問題らしい問題と言えば皆を不安にさせないように俺が居るってことと安全を示すためにあっちこっち動き回るぐらいかな。


 そして、今はーー


「この方が生徒達を助けてくださったのですか……」


「はい、そうです。彼は、私達の命の恩人です」


 ーーなぜかこの学校の理事長と話をしている。


 なんでこんなことになったかというといたって単純、俺が生徒や先生達をバジリスクやコカトリスといったモンスターから助けたという話になったからだ。

 それで、石化した人達を治療して助けた事を話すと、感謝されてしまい、お礼をしたいと言われた。

 でも、俺としてはお礼とかそういうのはいいからなにかボロが出る前にさっさとトイレに戻って陽介達と合流をしようと思ってたんだけど……


「……あの、本当にもう大丈夫なので……俺はそろそろ失礼しますね。あとはよろしくお願いします」


「いえいえ、待ってください。もう少しだけ……そうですね……一時間、一時間ほど時間を頂けませんでしょうか?そうすればきっと……」


 理事長はグイグイと俺の方に近づいてきて、まるで逃さないと言わんばかりに手を掴んでくる。

 なんか妙に押しが強い……


 あれか?あのモンスターを倒せる俺を離さないようにするためなのか?


 でも今の状況を考えてほしい。

 正体がばれないようにローブのフードを深く被っているパッと見不審者の俺と、そんな俺の手を握ってグイグイ近づいてくるこの学校のトップである六十代のおっさん。

 う~ん。絵面がヤバい。

 これが女の人ならまだしも、相手は男だしなぁ……しかもおっさん……


「ですので、どうか……一時間、一時間だけで良いのです、ここに居てくれませんでしょうか?もちろんその間、お礼はさせていただくつもりですし、できる限りの要望には応えさせていただきますのでーー」


 ……ヤバい。口を挟む隙がない。

 このままだとずっと話が続きそうな予感しかしない。


 ……勘弁してくれないかなぁ……


 だけど、そんな俺の願いも虚しく、その後しばらく、俺は逃げられないままこの場に拘束された。


 ……本当に勘弁してよ……

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