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現実にモンスター?ダンジョン?じゃあとりあえず狩りますね。固有スキルと称号で成長チート~サクサクレベルが上がってレベル上げが楽しいです~  作者: スクイッド
現実大混乱編

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編入と新たな騒動の気配

日間ランキング2位、週間ランキング2位、月間ランキング5位、四半期ランキング17位、総合日間ランキング39位、総合週間ランキング33位、総合月間ランキング83位ありがとうございます。

PV107万超え、ブックマーク4000件超え、評価が6100ポイント超えありがとうございます。

総合評価14000ポイント超えありがとうございます。


………早くお話進めたい………めちゃくちゃネタとか用意してるのに………

エスカリアさんの編入試験から数日。

エスカリアさんの編入試験は無事に合格という結果で終わり、今日からうちの学校の中等部3年生に編入してくる。

それに、俺も学校に復帰して入院前までのいつも通りの日常を過ごしている。

ただ、ひとつだけ違うところがあるとすれば………


「おっどうした?ファム(・・・)?」


「キュイィ~」


俺の肩にいるまだ小さい青色の小鳥の存在だろう。

この子の名前はファム。

以前、俺がダンジョン『ゴブリンキングの巣』で見つけたファントムホークの卵から産まれたファントムホークの幼体だ。

つい先日、卵への魔力供給をしていたら無事に産まれてくれた新しい家族だ。

ちなみに性別は雌。

生まれたばかりの頃は本当に小さくて手乗りサイズだったが今は普通の小鳥のサイズになっている。

性格は好奇心旺盛で、よく部屋の中を飛び回っている。


「キューイ?」


「ああ、大丈夫だよ。この部屋は安全だからね」


「キュー!(コク)」


俺の言葉に安心したように鳴くと、今度は興味深そうに辺りを見回し始める。


「それにしても元気ですね」


「やはりそこはモンスターというのも関係しているのではないでしょうか?」


「確かにそうだな。普通の鳥と比べたらモンスターなんだから身体能力が高いだろうし」


「あとはやっぱりソラ様の影響もあるんじゃないですか?」


「俺?」


「ええ、だってこの子はソラ様の魔力で産まれてきたのですから」


「………言われてみればそうか」


そっか良く考えたら俺の魔力は人であってモンスターでもありそうだしなにか影響があってもおかしくないかもな。


「キュイ~」


嬉しそうに鳴き声を上げると、俺の顔の近くに飛んでくる。

そして頭をすり寄せてくる。

あ~かわいいなぁ〜


「………ワフゥ」


それを見たユキが羨ましそうな声を出す。

こいつ結構寂しがり屋だからな。

今度散歩にでも連れてってあげるか?


「あら?もうこんな時間ですか」


「ん?どうかした?」


「いえ、ソラ様もお嬢様もそろそろ登校の時間ではないのですか?」


アーニャさんに促されて時計を見ると時計は8時を少し回ったところを指していた。

いつもならもっと余裕があるけど今日はエスカリアさんの編入初日だ。

職員室などにも顔を出しに行かなきゃだろうし少し早く家を出なきゃだろう。


「………本当だ。そろそろ行かないとだな」


「はい。では私も準備をしてきますね」


「じゃあ俺も」


「私はもう少しファムちゃんを見ていますね」


「お願いします」


そう言ってエスカリアさんは自分の用意のために部屋に戻る。

俺はその間にリビングに行って玄関に向かう。

すると、そこにはすでにユキが待機していた。


「ユーキ、いつも言ってるけどついてきゃダメだからな。ちゃんとアーニャさんとファムと一緒に待ってるんだぞ」


「クゥーン………」


「そんな悲しげな声を出してもだめです。お前が行くと絶対問題になっちゃうから。おとなしくアーニャさんとファムと一緒に俺達が帰ってくるまで待っとけよ」


「ワフゥ………」


めっちゃ不満げな顔をしながらもなんとか納得してくれたようだ。


「お待たせしました」


ちょうどいいタイミングでエスカリアさんが玄関に来た。

後ろには肩にファムを乗せたアーニャさんもいる。


「それじゃあエスカリアさん、行こうか」


「はい!」


「気をつけて行ってらっしゃいまし」


「キュイー」


「ワフゥ………」


「いってきまーす」


「いってくるよ」


俺達はアーニャさんとユキとファムに見送られながら家を出る。

そして学校に向かって歩き出したところでふと思い出す。

その後は特に面白いことはなんにもなくただただ世間話をしながら歩いてきただけだ。

そして、あっという間に学校の校門が見えてきた。


「さてと、そろそろ着くな」


「はい。楽しみですね」


「エスカリアさんは緊張とかしないの?」


「あまりそういうのはないですね。それにソラさんが一緒なので心強いですよ」


「おっ、それは光栄だね」


「ふふっ、冗談ではなく本当にそう思っているんですよ」


「ありがとう」


「いえ、こちらこそ」


そんな風に話しながら歩いているうちに、校舎の入り口に着いた。

そして、俺はそのまま昇降口に入り上履きに履き替えて教室へ向かう。

そしてエスカリアさんは中等部の校舎に向かい職員室へ。

そこでエスカリアさんは担任予定の先生と挨拶をした後はクラスに合流するらしい。


「それじゃあまた後で」


「はい!また後で」


そうしてエスカリアさんとは一旦別れて、俺は自分のクラスのスライド式の扉を開ける。

すると目の前には足が………え?

………まあ、今更この程度で焦るわけないわ。

これが初めてじゃないし。

とりあえずそのハイキックを掌で受け止める。


「おはよう早希。そろそろ勘弁してくれない?」


「むぅ〜、まだ許さないもんね」


俺の席の前に立っているのは我がもう1人の幼馴染みの天海 早希。

俺の数少ない友人の一人である。

ちなみに彼女は俺よりも頭一つ分くらい背が低い。

背が低い。

重要だから2回言わせてもらった。

こんな感じで最近、具体的には俺が早希に連絡して、学校に復帰してからこんな感じだ。


「はぁ〜………わかったからとりあえずどいてくれ」


「………仕方ないなぁ〜」


そう言うとしぶしぶといった感じで俺が手を離すと俺の前からどく。


「早希、そろそろ辞めない?もう勘弁してくれよ………」


「え〜だってぇ〜空が退院してたのを連絡してくれなかったからぁ〜」


「あ〜あれか……ごめん。でも、俺も退院してから色々あったんだよ」


ゴブリンとかダンジョンとかダンジョンとかゴブリンキングとか色々と。


「むぅ〜………まあいっか。それで、今日はどうしたの?ちょっと来るのが遅かったけど?寝坊?」


「いや、今日はまた別だな寝坊でもなんでもないよ。それより陽介は………朝練か」


「うん。サッカー部の朝練があるんだって」


「相変わらず真面目だな」


「だよね〜」


対してこいつは………

朝はお休み、授業はお昼寝タイム、夜はゲームやらで遊びまくり。

まさに青春真っ盛りな生活を送っている。


「空~いまなにか可笑しなこと考えてるでしょ?」


「いや別に。なんにも」


こいつに関しては深く考えちゃいけないな。

そんな事を考えているとチャイムがなる。

それと同時に教室に入ってきたのはこのクラスの担任である高坂先生だ。


「みんなおはよう。朝のホームルームを始めるぞ」


そうして俺の平和な1日が始まる。


《???side》


『◼️◼️様、侵攻の準備が整いました』


「………そうか。ようやくか……よし、全軍に伝達!繋がりを辿り世界に侵攻を開始しろ!」


『ハッ!』


「………ふっ、遂にこの時が来たか」


「はい。直ぐにでも繋がりを辿れるはずです。あの地には私があやつの配下であるゴブリンエンプレス(・・・・・・・・・)を送り込んでおります」


「そうか………ふっ、これでやっと世界を手にする事ができる」


「はい。長かったですね」


「ああ。だがそれももうすぐ終わる。全て終わった暁にはお前に褒美をくれてやろう」


「ありがとうございます。必ずや貴方のお役に立てましょう」


「期待しているぞ」


「ハッ!では、失礼いたします」


「クックック………待っていろ………忌まわしき管理者よ………」


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