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現実にモンスター?ダンジョン?じゃあとりあえず狩りますね。固有スキルと称号で成長チート~サクサクレベルが上がってレベル上げが楽しいです~  作者: スクイッド
旧現実混乱編

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発見とあの有名なセリフ(ver.2)

「やっぱり予想通りだったな」


 俺はゴブリン達の後ろを付いていきながら辺りを見渡す。


 今俺がいるのは『ゴブリンエンプレスの巣』の七階層。


 あれから一階層分鉱石を運んできているゴブリン達の後ろを付いてきた結果、ここまで来れた。


 流石に普通のゴブリンには俺の【隠密】がばれるわけもなく、途中で遭遇しそうになったゴブリンアーマナイト達は【無詠唱】の【ウインドカッター】で不意打ちして首チョンパさせて貰ったからついていってるのはばれてないと思う。


 ……ばれてないよな?


「まあ、とりあえず下には行ってるから問題はないか……」


 上には行ってはいないから問題はない。


 一応下には行っているから、最悪罠だったとしてもすぐに離脱して逃げられるようにはしている。


 でもそんな様子もなく、七階層に入ったら【マップ】スキルにおかしな四角形の空間が映り込んだ。


 そこに向かってゴブリン達は一直線に向かっているから、ここがゴブリン達の目的地なのは間違いないだろう。


 それに、【気配感知】にもゴブリンでもモンスターでもないような気配を感じるからその気配はドワーフの職人達で間違いないな。


「あたりだな」


 ゴブリン達の後ろをついていくと四角形の空間に近づくにつれてカンッカンッという金属と金属を叩く音が聞こえてきた。


 その音を聞いて思わず笑みを浮かべてしまう。


 ようやく見つけた……


 それからしばらく歩くと四角形の空間にたどり着いた。


「やっと着いたな」


 とりあえずそこで足を止めてゴブリン達がその四角形の空間に入っていくのを見送る。


 そして、四角形の空間にいる【気配感知】で感じたゴブリンアーマナイト達に気づかれないように、ゴブリン達が入って行った後の出入口を警戒しながら中の様子を伺う。


「なるほどな……」


 見える範囲だけだと、そこはまさに鍛治場といった感じで、炉がいくつもあってそこに火が焚かれている。


 そして、そこには数十人のドワーフだろう髭が生えてる鍛冶師達が汗を流しながら槌を振るっている姿があった。


 ついでに複数のゴブリンアーマナイト達がドワーフ達を監視するように回っている。


 やっぱりな……ここがドワーフ達が武器を作っている鍛治場か。


「……さて、どうしようかな……」


 あれだけいたら【隠密】スキルを使ってもドワーフ達を助ける前に動いたら確実に見つかるだろうし……


 かといって正面から殲滅するために突撃したらしたであの数のゴブリンアーマナイト達にドワーフ達を人質にされたら厄介だ。


 となると……


「……これしかないか~……」


 とりあえず幽体離脱(仮)して魔法を使ってゴブリンアーマナイト達の頭数を減らすしかない。


 パッとみた感じゴブリンアークメイジだったり魔力を感じてきそうなモンスターがいないから、そこまで心配する必要はないだろ。


 あとは入口付近に固まっていたゴブリン達を適当に処理してからドワーフを救出すればいいしな。


「よし。行くか!」


 ちょっと入口付近から移動してゴブリン達との距離を十分に確保したところで、俺は幽体離脱(仮)をして自分の身体から抜け出す。


 そして、そのまま【飛翔】を使ってゴブリン達やドワーフ達のいる鍛冶場へ突入する。


 当然今の俺はゴブリンアーマナイト達やドワーフ達には見えないから俺に気づくわけもなく、だいたい中心辺りに来れた。


「……さてと……殲滅する!」


 迅速に素早く、確実にゴブリンアーマナイト達を【無詠唱】と【並列思考】で【ウインドカッター】や【ウインドアロー】を使って片っ端から頭を狙って潰していく。


「グギャッ!?」


「うおおっ!?なんだなんだ!?」


 突然ゴブリンアーマナイト達が絶命していくのを見て、ゴブリンアーマナイト達とドワーフ達が驚いて声を上げる。


 それを無視してどんどん数を減らしていく。


「グルルァーッ!」


 その中でも固まっているだけじゃなくて出入口の方に逃げうとしていたゴブリンアーマナイトがいたので、そいつだけは逃がさないためにそいつを優先して【ウインドアロー】を飛ばす。


「ゴブァッ!ゴブゴブグルァッ!」


 しばらくゴブリンアーマナイト達を倒していると、一体のゴブリンアーマーナイトが叫んだかと思うと残っている二体のゴブリンアーマナイト達がドワーフ達の近くに移動してしまった。


「うぉ!?」


「ひぃぃいいいッ!!!」


 そして、その二体は近づいたドワーフ達に片手剣を突きつけて人質のように持ち上げてしまった。


「まずいな……」


 あそこまでドワーフ達に近づかれると俺の魔法は威力が高すぎるから下手に手出しができない。


「仕方ないか……」


 俺は最高速で自分の身体に戻って、両手鎌と鉄球を取り出して出入口から鍛冶場に突入するのと同時に二つ鉄球を投げてドワーフ達を人質にしているゴブリンアーマナイト達を吹っ飛ばした。


「うわぁ!?」


「もうなんなんだよぉぉぉぉおおお!!!」


 そのせいかドワーフ達をめちゃくちゃ驚かせてしまったけど助けたから許してほしい。


 そしてそのまま声をあげていたゴブリンアーマナイトに向かって両手鎌を構えて突っ込む。


「ゴブァァァッ!」


 ゴブリンアーマナイトは盾を持っておらず、両手剣を装備したタイプのゴブリンアーマナイトだったらしく、両手剣を下段に構えて突進してきながら振り上げてきた。


「ホッ!」


 それを振り上げてきた刃の上を軽く踏むあげるようにして一回転しながらゴブリンアーマナイトの後ろに立つ。


「ハッ!」


 そしてそのまま両手鎌を振ってゴブリンアーマナイトの首を兜と鎧の隙間を狙って切り落とした。


 そして【気配感知】で周囲に敵がいないことを確認してから、ドワーフ達を見るとみんなポカーンとした顔をしている。


 ……俺なんかやっちゃいました?(すっとぼけver.2)

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