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戦国の鈴木さん  作者: capellini
第10章 獲麟編「愚者と憤怒と悔恨」
156/173

地図・年譜 1536年◇

【年譜/数え年齢】

〔第1章〕

〖1503/1歳〗鈴木竹丸、西三河足助・真弓山城に生まれる。

〖1514/12歳〗元服し甚三郎重勝と名乗る。東三河八名郡の宇利城・熊谷実長に従属、吉田郷小阿寺に住す。

〖1515/13歳〗今川氏親に従属、朝比奈俊永娘と婚約し、母・あきを人質として差し出す。菅沼家と争い野田郷・長篠城を得る。信濃守護小笠原家の長高が移住し客将として召し抱えられる。


〔第2章〕

〖1517/15歳〗今川氏親が浜松(引馬)を得る。松平信忠が攻め寄せ宇利城の戦いが起こる。氏親から長門守の受領名を与えられる。重勝が朝比奈つねと結婚。

〖1519/17歳〗熊谷実長が鈴木重勝に臣従。鈴木瑞宝丸が誕生。


〔第3章〕

〖1520/18歳〗足助・鈴木重政から子の重直が家督を奪う。官衙講を整備。

〖1521/19歳〗松平宗家で内紛があり清孝が家督を継ぐ。西郷信員が岡崎城を占拠。大給松平家が足助鈴木家に従属。母・あきが再婚し興津紅葉丸が誕生。

〖1522/20歳〗松平信定が宗家家督を奪い織田・水野・吉良と同盟。次男・順天丸が誕生。


〔第4章〕

〖1523/21歳〗三河一向一揆。北安祥合戦の後、松平信定・清孝を暗殺。

〖1524/22歳〗第2次北安祥合戦と安祥籠城戦の後、尾張下四郡守護代・織田達勝の仲介で和睦。


〔第5章〕

〖1525/23歳〗今川家から三河旗頭の地位を認められる。志摩国的矢湊・尾鷲を占領。伊奈本多氏と戸田氏を滅ぼし、牧野氏を従属させる。美濃介に任官。

〖1526/24歳〗疫病流行。織田信秀が家督を相続し三河に流言の策を仕掛ける。今川氏輝が家督を継ぐ。大御霊会。越後長尾家と接触。山本菅助が西国へ出立。水銀令。

〖1527/25歳〗重勝が松平久を継室に迎える。


〔第6章〕

〖1527/25歳〗堺に足利義維(細川晴元・三好元長)政権発足。三河で雅楽振興、家中整備、鷹見新城町造営。鳥居忠吉が東紀伊の支配を任される。小笠原長高が信濃国伊那郡に侵攻。北伊勢で六角家・北畠家による長野家攻略開始、織田信秀と本願寺の対立。

〖1528/26歳〗織田信秀による沓掛侵攻と鈴木重勝による対信秀・誘引包囲作戦失敗。庭野学校設立、奥平もとを側室に迎える。六角・織田・本願寺の和睦。三河で撰銭令、新貨鋳造、吉良家による治水工事開始。三河屋浜嶋鉄斎が堺会合衆に選出される。鈴木家・伊那小笠原家で東美濃を分割支配し、小笠原家は伊那郡で支配を確立。

〖1529/27歳〗三河で火薬兵器の製造開始。


〔第7章〕

〖1529/27歳〗鈴木家・今川家の対立深刻化。今川家・鈴木家・北条家・伊那小笠原家・諏訪家による武田信虎包囲網形成、甲斐侵攻開始。

〖1530/28歳〗和泉・西紀伊で鈴木家・九条家・下和泉守護細川家・根来寺・雑賀党の同盟発足、東紀伊で熊野別当職再興をめぐる騒動が勃発。武田信虎降伏、甲斐国は今川家の支配下に入る。

〖1531/29歳〗駿河国瀬名郷で捕囚されている武田太郎が出家して信玄を名乗る。三河に武田旧臣を招致し、柘植を中心とする忍者組織を整備。服部保長が伊庭の名跡を継ぐ。


〔第8章〕

〖1531/29歳〗管領・細川高国(道永)、自害。細川・浦上村宗連合軍、全滅。今川氏輝軍2000、上洛。鈴木瑞宝丸(勝太郎)、九条稙通娘と婚約、人質として駿府に。鈴木順天丸、謹慎。

 那古野今川家、織田信秀との相論を清洲織田家に持ち込み、両織田家が開戦。鈴木家、那古野の後詰で熱田まで進出し、水野家中で謀反を起こさせる。幕府を挟んで尾張占領地の扱いを今川家と外交交渉。織田信秀、配下の戸田家を三河に送り込む。

〖1532/30歳〗細川六郎(晴元)、堺の三好元長に一向門徒をけしかけ、堺炎上。天文に改元。幕府、鈴木家に実質の降伏勧告を通達し決裂。鈴木家、堺の復興に際し町の支配を強め、土佐一条家と交流。外交担当者が次々亡くなり、失意の鈴木重勝は義弟・重直に家督を代行させ休養。

〖1533/31歳〗大内家、幕府公認で遣明船の準備。六角家、一向門徒と休戦し法華門徒を京から追い出す。鈴木家、水野家を解体して家中に組み込み知多半島を完全に掌握。織田信秀家中から大橋家を離反させ楽田城まで進出。

〖1534/32歳〗前年に蜂起した細川晴国が暗殺される。紀伊守護・畠山稙長が幕府による守護解任の危機に陥り堺方に参入。幕府、堺公方に味方する者を「御敵」に認定。


〔第9章〕

〖1534/32歳〗美濃守護・土岐頼芸、鈴木方小里城の攻略に失敗。伊勢国司・北畠晴具、鈴木領熊野の攻略に失敗。

 鈴木重勝、休養から復帰。徳大寺実通夫妻、三河に下向。堺にて堺公方の公認で銭座設立、三河で私鋳銭鋳造が拡大。

 鈴木家、北畠領志摩国答志島を占領、二川周辺に大規模な防御陣地を構築。本多・野々山、鈴木方牧野領今橋城で謀反。戸田家、田原城を奪取。鵜殿家、蜂起。今川家・各和又三郎、捕虜。

 東観音寺陣地の防備拡大。疫病流行の中、堺との連絡回復。大河内氏の返り忠で吉良家解体。今川軍18000が三河攻めに動員される。駿河吉良家が駿河松平家を介し武田家と接触。

 赤羽根(渥美半島)の海戦で今川・北条・里見連合軍が小笠原水軍に大敗、福島上総介が捕虜に。


〔第10章〕

〖1534/32歳〗今川義輝と細川晴元の改名および結婚。浅井亮政、討死。田屋明政、京極氏被官。浅井久政、越前逃亡。

 室町幕府財政再建(山城国で酒屋・土倉役・関銭・地口銭・段銭および布・塩・魚・油関連の上納徴収強化)。大山崎油座、特権停止。堺方難破船打ち捨ての壁書発布。琉球が幕府に使者を出し明から冊封を受ける。

 堺政権「栄爵府」の整備。公家に高倉派が形成される。別犬養門塾の設立。細川国慶、鈴木家客将となる。大内義隆の娘姉妹が足利義維と細川持隆に嫁ぐ。

 この頃、今川義輝(氏輝)死去。

 美濃土岐氏、東尾張侵攻。明智氏が美濃を追われ、長井新九郎の偽計で伊庭貞説が戦死。鈴木家は伊那小笠原家の援軍で盛り返し、今川上洛軍も来て停戦交渉。その間に三好利長(長慶)が室町方河内守護や遊佐長教を討ち取る大勝利を収め、鈴木家は西多治見を割譲して和睦(犬山会議)。

 土岐頼武、長井新九郎に唆された守護代・斎藤氏に滅ぼされる。織田信秀が岩倉織田家残党を吸収、坂井氏を使って織田信友に守護弑逆未遂を起こさせ清洲織田家は崩壊。信友、京を目指し逐電。

 遠江攻め開始、暴力的に振る舞い、後藤氏・都築氏・浜名氏を滅ぼす。井伊氏が松下氏を使った調略を受け、松井氏・天野氏が一族分裂の末、鈴木家に降る。匂坂長能、二俣城で爆死。


〖1535/33歳〗幕府使者の音頭で今川彦五郎(治部大輔義国)が元服。武田・福島・松平・吉良の陰謀で九英承菊や重勝嫡男・勝太郎が服毒。混乱の中、彦五郎が暗殺される。甲斐今川氏は家督要求、駿河侵攻、幽閉されていた武田信虎を回収。

 この頃、後奈良天皇即位式。

 重勝次男・順天丸が元服して甚三郎重時を名乗り、今川に歩み寄る姿勢を取る。飯尾氏・井伊氏が寝返り、堀越氏が蜂起。九英承菊、死去。戸田氏、降伏。

 美濃で大洪水。伊勢北畠氏・河内畠山氏・紀伊畠山氏は大和進出。北畠氏から答志島・菅島を得て和睦、北条氏から伊豆諸島(除:大島)を得て和睦。織田家の仕置き。重勝、母と義絶し、幕府による和議仲介を蹴って遠江征服。半貫文手形。


〖1536/34歳〗重勝、隠居して八丈島へ渡る。



挿絵(By みてみん)

【鈴木家友好勢力】

青紫:鈴木家・織田家(従属)

 伊那小笠原家・木曽家・諏訪家(同盟)

堺方=濃水色:

 阿波細川家/三好家

 摂津細川家・和泉細川家

 紀伊畠山家・河内畠山家

緑:赤松家(西の備前浦上家と敵対)

薄灰色:土佐一条家(中立)


【室町幕府勢力】

室町方=若草色:

 丹波細川京兆家

 近江六角家(北伊賀と北伊勢も)

 伊勢北畠家(南伊賀・大和国宇陀郡・吉野郡も)

 美濃土岐家・越前朝倉家・能登畠山家

 若狭武田家・丹後一色家

 但馬山名家・因幡山名家

臙脂:駿河今川家

 (橙色:甲斐今川家と敵対)

明るい青緑:越後長尾家

薄紫:薩摩島津家


【関東】

鶯色:豆相北条家(東駿河・東甲斐・東武蔵も。安房里見家は半従属)

紫色:関東管領山内上杉家・扇谷上杉家・古河公方・小弓公方


【中国地方=独立勢力】

クリーム色:大内家

山吹色:出雲尼子家

ベージュ:豊後大友家

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― 新着の感想 ―
[良い点] 年表・地図ともに非常にわかりやすく、これからの鈴木家の躍進にワクワクします! [一言] 気になって調べたところ、三河・尾張・遠江の3つの合計で100万石を越えてるんですね。(太閤検地基準で…
[良い点] 次男もつねさんとの子供だったのかー 朝比奈の親父さんも主人公の味方をするわけですね。 年表はじつにわかりやすい。主人公の軌跡。ロマンにあふれますね。 [一言] 主人公はまだ33なのか、てっ…
[一言] 鈴木家と稀代の英傑三好長慶や北条氏康、今川義元、織田信長等の絡みが楽しみです。
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