表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2分間探偵の思い出  作者: 真波馨
CASE3:盗まれた星条旗の謎
6/71

問題篇


「男がひとり刺されて死んでいただけの、至極ありふれた事件です。ただ、ここに掛けられていたアメリカの国旗が盗まれたことが唯一の謎なのです」

 鬼怒川警部は白い壁を睨みながら言う。その視線の先には、縦幅2メートルほどの長方形の日焼け跡がくっきりと残っていた。

「単純に考えれば、その星条旗に犯人を示す証拠、たとえば犯人の血液や皮膚片が残っていたとか」

「ご覧の通り、被害者はこの星条旗の掛かっていた壁から遠く離れたあちらに倒れていました。この壁付近で争った痕跡は認められません」

 あちら、のところで星条旗の壁と反対側、目測で約4メートルの位置を指さす警部。

「つまり、私の仮説は成立しないということですね。そういえば、凶器もまだ発見されていないとか。星条旗はともかく、凶器に関してはそこから犯人の身元が割れるために持ち去ったと考えるのが妥当でしょう」

「我々もそう解釈していますよ」堅物刑事は煩わしそうに右手を振る。どうやら釈迦に説法だったようだ。

 遺体が倒れていた場所に移動する。床には人型を象った白いロープがあり、胸の部分には赤黒い血溜まりが広がっていた。検視の結果、凶器は鋭利な刃物状のものということだが、遺体から凶器を抜いたのなら犯人は返り血を浴びた可能性が高い。

「ああ、なるほど。だから犯人には星条旗が必要だったんだ」



Q:なぜ犯人は星条旗を盗んだのでしょう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ