59/71
解答篇
A:犬の死骸を生け垣に埋めるという行為には、明らかな隠蔽の意図が見られます。しかし死骸とともに見つかったメモの存在は、誰かの目に触れることが前提であるはず。よって、メモを残した犯人と犬殺しの犯人は別だと推察できるでしょう。メモを残した犯人は、徳山原会長を公で訴えることができないためメモを残す手段を取ったのかもしれません。また、仮にメモの犯人が会長に犬殺しの罪を着せようとするなら、犬の死骸は目立つところにあるほうが自然です。メモの犯人と犬殺しが同一犯でその人物が徳山会長に濡れ衣を着せようとしている可能性は低いと考えられます。




