これから修正します。
「…」
「…」
「…」
「…おい、何か喋ったらどうだ?」
「ひっ!?」
「…あまり怖がられると少し傷つくな…」
怖がるなって方が無理でしょ…この人もう見た目が普通の人じゃないし…角生えてるし…てかこの人女…だよね?声的に…
「…おい貴様。名前はなんという?」
「俺…じゃなくて僕ですか?」
「俺、で良い。」
「あ、はい。えっと、俺は…」
…本名を教えても良い相手だろうか?甚だ不安で仕方がない。この人(人?)が悪魔で、名前教えたらとって食われるとかあるかな…
「…光《こう》、です」
「…コウ、か。今は《・・》それでいい」
…この人「今は」って言ったよな…
………………………バレてぇら。
「そういうあなたはなんて名前なんですか?」
「…我に名前は無い。我は魔王。それだけだ」
おっと?初っ端ハードモード突入ですか神様?
転移から5分で魔王とエンカウントとかマジでハードコア過ぎて笑えない。
「コウ、貴様の職業はなんだ?」
「職業?…学生?」
「ガクセイ…?何だそれは」
…ここでハッキリした。
学生が分からない=学校が無い。つまりここは地球じゃない。
さっきふざけて魔王とか神様とか思っちゃったけど、俺今割と深刻な状況なのでは?
だって、この魔王が本物って事は…俺これ魔王の機嫌損ねたら死ぬんでは?
うん。これはまずい色々と。
俺が猪の二の舞になる。
物理的に。
「えぇーっと、その、職業ってどこで分かるんですか?」
「…貴様、この世界に住んでいてそんなことも分からんのか。」