けんゆうすうの
初投稿となります。
誤字脱字や変な言葉遣い、あと下手な文章表現など、色々と至らない点があるかと思うのですが、それを踏まえた上でお読み下さい。
県有数の進学校である某高校の一年の教室にて。
「…うっわ、テストの点数上がんねぇな…」
何とも言えない微妙な表情をしている青年が一人。
柊木 冬雪という。
別段かっこよくもないし、運動神経抜群でもないし、ずば抜けて頭がいい訳でもない。進学校に受かるくらいの頭はあるが、所詮その程度である。
どこにでもいるごく普通の高校生…なら良かったのだが、彼は性格に難点を抱えているのである。
それは、極端な懐疑主義。簡単に言ってしまえば、何も信じていないということである。
長い付き合いの友人や家族すら信用できない彼は、常に孤独感を感じて生きていた。
その為、彼は教室では全力で気配を消して生活している。イジメの対象にはなりたくないからだ。
ある意味で彼はクラスでの立ち位置を得ているのだ。
そしてそんな彼の趣味は、読書である。
割と常に本読んでると言っても過言でないレベルで本を読んでいる。ラノベも読むし、ミステリーやファンタジーなど、幅広いジャンルに手を出している。
ラノベといえば、最近多い異世界モノ。憧れない訳では無いが、現実との区別はしっかりしている。
「はぁ…どうすっかなぁ…」
なにとなくスマホの画面を見た時、無駄に画面が光っている気がして、食い入るように画面を見つめた。
と、
「はっ…?ちょっ、うぁぁぁ!?」
急に画面が強く光り、視界がホワイトアウトした。と思った瞬間、冬雪の体が宙に浮いたような感覚がして、思わず目を閉じた。
「あだっ」
急に地面に落ちたことに気付き目を開けた。
開けたのだが…
「…………ここ、どこだ…?」
今の風潮にある、「異世界転生からのチート」を真正面から否定するような小説ですが、そういう小説も僕は好きです…
今後ともよろしくお願いします。