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ラブコメ馬鹿に青春を添えて!  作者: 夜次太陽
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ラブコメ馬鹿に冒頭を添えて!

この世で一番残酷なものは何かと聞かれたら、一般的に人は、何を思い浮かべるだろう。


例えば嘘や欺瞞。これを酷く辛いものだと考える人は大勢いるだろう。


たった一回の嘘が誰かを傷つけ、そして関係性が崩れてしまうことを恐れるからだ


しかしこれは、俺のなかでは残酷に当たらない。


なぜなら俺は元々、崩れて困るような人との関係を持っていないからだ。


それなら孤独はどうだろう。群れを持つ習性を備えた人間であれば、その集団から外れ、1人別の行動を取ることは社会からの逸脱と同等の意味を持つ。


だが、俺にとってはこれも残酷には当たらない。


理由は言うなれば、俺は肉親を除けば基本的に孤独な生活を普段から送っているからだ。そしてそのことに対してこれまで一度も、何かマイナス的思考を覚えた試しもない。


これらの意見以外にも、きっと何百通りの考えがあるだろう。そりゃそうだ。なんせ同じ意見しか出ないのであれば、人間が知性を持たされた意味がない。


しかしそんな何百通りの考え中で、なにより俺が最も残酷だと考えるのは、リア充だ。


言い間違いでも、聞き間違いでもない。リア充なのだ。


リア充、それは今という有限の時間を最大限に楽しく生き抜くことであり、「リアルが充実している」の略語である。


まるでこの地球に生きる全ての生命体が友達だと言わんばかりで、なにか嫌なことがあったとしても、それを思い出に変えてしまう魔法()が使えるのだ。


その世間を知らない様は残酷であり、畏怖の念さえ覚える…。


それでは最後に結びとして。これは決してリア充たちへの嫉妬ではないと伝えておこう。


リア充=ラブコメだと考えるラブコメ馬鹿に出会ってしまったが故に、俺の脳内で完結するただの自己満足な愚痴なのだ。

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