ピアノ
そのまま凛と優は一言も喋ることなく翌日をむかえた。
凛から拓人と結衣に昨日の経緯について話を始める
拓人「優がピアノ弾くことはないと思うよ」
凛「優さんは昔ピアノコンクールに出てたのに、いつから弾いてないんですか?」
結衣「優がピアノ弾けるなんて私も知らなかった。」
拓人「結衣は高校からだから、あいつ中学に入った頃に色々あってやめたんだよ」
結衣「そうなんだ」
優が学校に到着する。
凛「私はピアノコンクールに出ます。優さんがやらなくても、1人でも出ます」
優「1人でどうするんだよ。あの曲は2人の連弾だぞ。俺は何年もピアノに触れてないんだ。弾けるわけないだろ」
凛「それでも私はピアニストだもん。舞台が決まってるなら逃げる訳にはいかない。君もピアニストでしょう?」
2人の会話を聞いていた、結衣は胸騒ぎを感じ始める。
放課後凛は優に呼ばれ、音楽室に
優「1度だけだ。コンクールに出るつもりはない」
優「はじめるぞ」
2人が、ピアノを弾き始める。出だしは完璧。しかし、徐々に優の音に違和感が…
優「分かっただろう?弾きたくても弾けないんだ。途中から腕も肩も指も動かなくなる。」
凛「何が優さんには、あったんですか?」
優は自分におきた過去について話始める