覚醒
初投稿作品です 稚拙な部分は目をつぶってくださいますよう。
目をさますと あたりは闇に包まれていた。何か大型の動物の咆哮も聞こえる。空気は湿っぽく 生臭い風が頬を撫でる。体を起こす ポケットに硬いものの感触を感じたので取り出すと それは見慣れた俺のスマートフォンだった バックライトであたりを照らすとどうやらここは自分のベットのようだ。とりあえずベッドの下へ降りてみる。濡れた芝生の感触。その刹那、あたりが眩い赤い閃光に包まれる。俺の目の前にバックリと割れた洞穴が続いている。無数の赤い目が俺を睨む 気分は悪くなかった どこからかオルゴールのような音色が聞こえる。そしていつしか意識は途絶えていた。
俺が目をさますと 壁の時計は既に8時を指していた。心を重たく潰されながらベッドから床へ足を下ろす。今から登校してもあの教師から叱責されるに違いない。。鈍い頭痛が意識を押さえつける… 頭痛と憂鬱を振り飛ばす勢いで頭を振って立ち上がるが頭痛はひどくなるばかりだった。それどころか吐き気さえする。幸い すぐに吐き気の方は治まったが 痛みは去ってくれなかった。俺は憂鬱な気分でキッチンに向かうと薬棚から頓服の頭痛薬を取り出し5粒ほど口に放り込み シンクに置
きっ放しになっていたビールで流し込んだ。だがそれは 間違いだったとすぐに気づかされる。 「うお 気持ち悪っ」 すぐに水をがぶ飲みし吐き気を抑える。おれが洗面所に向かい身支度を済ませスーツを着終わる頃、アラームがなる 「ちっ スヌーズか」スマートフォンのディスプレーの時計は俺の遅刻が確定したことを知らせていたが 今更そんなことで驚きもしなかった。俺は部屋の脇に押しやってあった カバンを手に取ると 玄関へ向かい 98年生のスーパーカブに乗り込んだ。