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ノートをコピーしていただけなのに、異世界で《複写》が実は最強でした 〜鑑定したものをすべて写し取る少年と専属女神の冒険譚〜  作者: 輝山 軽介


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第2話 専属女神が付くことになりました

「お主には、専属女神を付けるしかあるまいな」


 そう言って、爺ちゃんはナナコルを見る。


 ナナコルは嬉しそうに頷いた。


 専属女神とは、勇者や実績のある冒険者に付くことはあるが、新人の転移者に付くのは稀らしい。

 それには、僕が爺ちゃんも初めて見る複写スキルを持っていることと、複写によって得た神通力を妙なことに使われないようにする、監視の意味もあるようだった。



 その後、爺ちゃんから「お主たちは新人冒険者として活動してもらいたい」と言われ、冒険者ギルドへ向かうことになる。


 ナナコルに促されて神殿を出ようとすると、爺ちゃんが「そのままの格好で行くつもりか」と慌てだした。

 部屋の外に控えていた神官に着替えを用意するよう伝え、懐から金貨が入っていそうな革袋を取り出して、これは餞別だと言って僕に渡してくれた。


 この時の格好は、僕がブレザータイプの学生服、ナナコルは一目で神様と分かってしまう白いシルクのようなドレス姿だった。

 ナナコルが「このままではダメなのですか」と尋ねると、爺ちゃんは、しばらくは神の身分を隠してもらうと告げた。


 用意された着替えは、旅人の服としか言いようのない、飾りも何もない質素なものだった。

 それを見たナナコルは神官を睨んでいたが、爺ちゃんは「クラマに渡した金貨で買えばよかろう」と素っ気なく答えた。


 着替え用に用意された部屋で、僕はさっさと着替えを済ませ、ナナコルを待っていた。

 そこへ入ってきた爺ちゃんが、「学生服は街の古着屋で売れば、ナナコルの好みの服くらいは買えるだろう」と言う。


 転移時に持っていたスマホや鞄は、どうやら元の世界に置いてきたらしい。

 仕舞う場所を考えていると、爺ちゃんが「儂から複写した神通力を使えばよかろう」と言った。


 アイテムボックスは無いよな、と思っていると、

「神通力には、お前達の想像する便利スキルなどは全て含まれておるわ」

 と笑われた。


 武器はナナコルから複写した女神の杖があるから問題ないだろう、と考えていると、

「貴重な杖を普段使いするんじゃないぞ」

 と諫められ、護衛をしていた神殿騎士達を指さして、

「あの辺りを複写しておけ」

 と告げられた。


 デフイン

 レベル 29

 スキル 剣術

 魔法属性 土

 装備 騎士の剣、騎士の鎧


 マキルス

 レベル 26

 スキル 槍術

 魔法属性 火

 装備 騎士の槍、騎士の鎧


 スタキル

 レベル 24

 スキル 弓術

 魔法属性 風

 装備 騎士の弓、騎士の鎧


 複写し終わる頃には、ナナコルも着替えを終えて戻ってきた。

 女性のおめかしに時間がかかるのは、どうやら異世界でも同じらしい。


 ナナコルは、女神の杖ともう一振りの杖を持ってきており、女神の杖の方を差し出して、仕舞っておいてくれるよう頼んできた。

 どうやらナナコルも、爺ちゃんから女神の杖の普段使いを禁じられたらしい。


 〈収納〉に、ナナコルから手渡された杖のほか、ポーションや着替えを収納する。

 そして、冒険者になるための登録を行うべく、ギルドへ向かうことになった。


 神界から小規模都市「アライン」の教会へ転移し、ナナコルが神官に爺ちゃんからの手紙を手渡すと、

「お気をつけて行ってらっしゃいませ。お泊まりは教会の宿舎を用意します」

 と送り出された。


 ナナコルは先に古着屋へ行きたそうにしていたが、身分証明も何も持っていないのは不安だったので、先に冒険者ギルドへ急いだ。

 後で分かったが、これが正解で、地味な服を着ていたことで色白美少女のナナコルは目立たず、先輩冒険者に絡まれずに受付へ進むことができた。

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