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転生少女のプライベートダンジョン  作者: 橘可憐


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早朝に目覚めると早々に支度を調え旅立つにあたり、美咲は昨日スライムで作ったお酒全六種類を神様にお供えをした。これはまたいつお供えできるか分からないという報告がてらだった。


するとかなり感激されたようで、神様から神棚付きの小さな簡易社をプレゼントされた。

プライベートダンジョン内ならどこへでも設置できる仕様で、設置しない場合は掌サイズの大きさに戻り、その上社内に荷物やアイテムをそのまま置いておけるアイテムボックスのような機能付きだった。


これで宿を探す必要も無くなったとグリとパピは喜んでいたが、美咲はこれからもお供えを欠かさないようにと言う催促なのだと捉え少し気が重かった。


そして同じくあの老人にお供えするとやはりかなり感激してくれたようで、プライベートダンジョンのレベルが一気に五に上がった。かなりの貢献度合いだったようだ。

やはりあのメタルとゴールドなスライムのお酒はそれだけ特別なのだろう。


レベルが上がったことでダンジョンの大きさもかなり広げられるようになり、出現選択魔物もゴブリンとオークが新たに追加されていた。

美咲はゴブリンやオークと戦う気はまったく無かったがグリとパピは興味津々だった。


そしてさらに老人はお供え転送BOXをくれた。やはりこれからもどこへ行ってもお供えを忘れるなと言うことらしい。


今まで同じ祭壇に供えて届いていたのは何だったんだと疑問が湧いたが、要するに専用なのだろうと納得しておいた。きっとこれで間違いなくお供えできるから安心と言えば安心だろう。


そして移動に関してとてもありがたいプライベートダンジョンの使い方を教わった。

ダンジョン入り口は固定されるが入り口以外からダンジョンの外へ出る裏技があり、要するに出たい場所でダンジョン展開を切ればいいらしい。


この仕様に魔物と戦いながら移動が可能になるとパピがかなり喜んでいたが、美咲的には誰かに見られたら厄介じゃないのかと不安の方が大きかった。

だっていきなり姿を現すなんて驚くどころじゃないよね。その辺は十分に気をつけなければならないだろう。


(パピはどんだけ戦闘好きなんだよ…)


しかし美咲もスライムを倒したお陰でレベルが上がるようになっていて、もっとレベルを上げたいという思いは少なからずあったので反対はしなかった。


とは言っても美咲が戦えるのはスモールの属性スライムだけなので、そう簡単にレベルが上がるとは思ってはいない。


なにしろ核の破壊なんて言う面倒なこともなくちょっと突けば破裂するように倒れてくれるから簡単だ。問題があるとすれば魔法に似た属性攻撃を仕掛けてくるので回避に全集中しなければならないことだけだ。


それにしても瓢箪に吸い込んでも倒したと言う扱いで経験値をくれても良さそうなのにと美咲は少しだけ不満を覚えていた。

しかしそれではチートが過ぎると自分でも思っているのでそこは妥協し、お酒目的か経験値目的かで魔物の設定を変えていた。


「さて、それでは行きますか」


プライベートダンジョンの出入り口は固定だけれどそこから広くできるので、今広げられる最大限の大きさでプライベートダンジョンを展開させる。


行き先は取り敢えず神社の神主さん情報で次なる霊験あらたかなる神社。簡単な地図を書いてくれてあるので迷うことは無いだろう。


瓢箪は美咲専用になってから大きさが自在にできることに気付き、腰からぶら下げても問題ない少し大きめなバックチャームサイズにしてある。


それに表面にちょっとお洒落な模様を彫刻したのでかなり愛着も湧いて可愛い。

これで片手でも扱えるようになったし咄嗟に使うこともできるはずと美咲はかなりご機嫌だった。


天気も美咲の旅立ちを祝うような雲一つ無い晴天。気分も上々意気揚々と神社の裏道から美咲達は次の目的地へ向かい移動を始めるのだった。


一方美咲の命を狙っていた黒装束の男はひたすら神社の鳥居付近で美咲が次に姿を現す時を待っていた。

そんな時はもう絶対にないだろうことなど知る由も無く、近い将来美咲を見つけられないと判断した時彼は次にどんな選択をするのかなど美咲達はまったく考えてもいなかった。



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