“前口上(プロローグ)”
──記されざる古文書より抜粋──
かつて、八つの雷を封じた神器があった。
それは国を救い、国を滅ぼすほどの力を宿し、
巫女の血脈のみが“鍵”としてその封を開く。
古代文明は、この力を恐れ、
八つの核を八柱に分け、世界の深奥に封じた。
やがて時は流れ、
蒸気が立ち昇る時代が訪れる。
黒鋼の巨兵が大地を踏み鳴らし、
桜花の侍が蒸機と共に戦う戦乱の世。
二つの国は、知らぬままに古代の残滓を求め、
八雷ノ神器を巡る“戦記”へと足を踏み入れていた。
鍵を奪われし少年は、雷の哭く戦場に立つ。
その運命が、桜花帝国の未来を左右するとも知らず──。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
田舎のおっさんが書いとる桜花側の戦記ですが、
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ひとつひとつが、次を書く元気になりますけん。
これからも、桜花帝国の戦場と、朔夜の選ぶ道を
どうぞ見届けてやってください。
また次の話でお会いしましょう。




