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芽生え  作者: 黒薔薇あず


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出逢い④

そんな人との恋が終わりを迎えそうな頃に、出逢ったのが今の夫である綾斗だ。私は二人との恋愛経験を経て、自分を着飾ることは辞めにした。ありのままの姿で生きることにしたのだ。自分の好きな趣味、ファッション、メイクを貫き通すことにした。つまり、「男の好きな女でいること」を辞めたのだ。私は喫煙者だった。私は、十八歳頃から煙草を吸っていた。最初は、親のシケモクを吸った。興味本位だ。名古屋へ出てから、本格的に吸い始めた。今までは、隠していたが。決して人から褒められる行動ではない。ある日突然、隠し通すのが面倒になった。男性の前でも、煙草を吸うことを隠さないことにした。会社に入社したばかりの頃だ。当時は、会社に喫煙所があったので、休憩中や、出勤前、出勤後に煙草を吸っていた。当時の店長から気に入られていたのも、煙草を吸っているおかげもあったのかもしれない。そんなことをしていた中で、綾斗が声を掛けてきたのだ。「黒薔薇さんって煙草吸うんだ!いいね!」と。私は驚いたのと同時に、「女性が煙草を吸うことを認めてくれる男性もいるのだ」とこの時思った。

綾斗は、私の先輩社員の一人だった。年齢は、一つ歳下だったが。私は専門卒入社で、彼は高卒入社だったので、年齢は私の方が上だが、社会人としては一年先輩だったのだ。「高卒で働いているなんて凄い」と当時思った出来事だった。綾斗は、私のことを否定してきたことは、今まで一度もない。例え、趣味や価値観が合わなかったとしても、話を聞いてくれ、理解を示そうとしてくれる男性だ。それに私が、ジャニオタであることを公表した時も、「え!いいね、何のグループが好きなの?」「俺、嵐のライブ行ったことあるよ」と興味を示してくれた。そんなところも、人として尊敬できるところである。そして、六年程の交際期間を経て、結婚に至った訳だ。そう、私が地元に戻ろうか考えていた際に、「一緒に住もう」と言ってくれた彼氏は綾斗だったのだ。漢気があるなと思った。

世間では、「出逢った時に、この人と結婚する!と思った」と言う人々もいるが、それはあながち間違いではないと私は思う。何故なら、私も綾斗と出逢った時に、直感が働いたからだ。流石に、「この人と結婚する」までは感じ取れなかったのだが。少し、スピリチュアル的な話になってしまうが、綾斗と私の「ソウルナンバー」は同じなのだ。育ってきた環境も、物事に対する価値観も、対人関係の構築の仕方も違うのに、「死が二人を分つ時まで一緒に添い遂げたいな」と想っている。「自分が自分らしく居られる存在」の相手と巡り逢えたことに感謝している。


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