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芽生え  作者: 黒薔薇あず


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専門時代まとめ

一人暮らしも初めてだった。生活するのは楽ではない。両親は学費と携帯代は出してくれた。だが、「生活費までは補えない」と言われていた。当然だ。弟もいる。

私は奨学金を借りながら、アルバイトで生活費と娯楽費を賄った。正直、奨学金を借りずに通学している同級生達を羨んだ。だが、「地元を離れて名古屋に行く」と決めたのは自分だ。羨んでも仕方ない。

佳織に言われたことがある。「エスカレーターで短大に進んでいたら奨学金借りずに済んだかもしれないね」と。そう、私が通っていた高校は付属の短大と大学があったのだ。愕然とした。受験期間は地元を離れたい気持ちの方が強かったが、「その手もあった」と。しかし、後悔はしていない。

親の目を離れて、ある程度好き勝手出来たからだ。友人と深夜近くまでカラオケや女子会を楽しんだこともある。一人暮らしの経験は両親のありがたみがより分かった経験だった。


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