表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銃ひとつで転生させられた俺、味方が雑すぎるから仕方なく無双した件。  作者: くろこげめろん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/11

第10話 おいしいものは別腹!

「アタイの得意料理だな。ほら、ちゃんと残さず食べろよ」


 ……うおお、すげえ!


 クロっちはテキパキと料理の支度を始め、わずか十分でディッシュが現れた。


 リビングの大きなテーブルに載せられた皿には、美しく盛り付けられたたまごサラダが。シンプルな料理だけど、不思議と食欲が湧いてくる――あれ、さっき食べたはずなのに。


「まあまあ。Weight(タイジュウ)が気になるお年頃かもしれないけど、こういう時はパーッと楽しもうよ!」


「いやそういうことじゃねえけど」


「あ、そう? もしかしておなかいっぱいだった?」


「だった……けどなんでか空いてきたからちょっと疑問に思ってただけだ」


 ミングルは俺の様子を見て「おおー!」と歓喜の声を上げる。子供みたいなはしゃぎようだな、おい。外見的に言えば、まだ子供かもしれないけど。


「ま、軽くだな。さっき食べてきたんなら残りは夜飯に作ってやるよ」


「ぜ、全然軽くない量なんだがこれは」


 ……あのう、明らかに一般的な量のサラダの数十倍はあるんですけど? 軽いどころかおもおもすぎるぞ。


 まあ、クロっちが全部食べきるんだろうと予想はつくが……大食いだなこいつ。


「そうだなー、ボクもお祝いしないと! うーん、じゃあボク特製のモクテルを入れてあげるよ」


「俺は酒飲めないんだよっチクショウ」


「ふふふ、モクテルはノンアルだから大丈夫だよ! Mock(モドキ)Cocktail(カクテル)Mocktail(モクテル)だもん」


 な、なるほど?


 この世には俺の知らない概念があったらしい。これが無知の知だな、なるほど。


 ミングルはバーの方に行ったが、すぐに三人分のグラスといくつかのボトルを抱えて戻ってきた。


「危ないだろ」


「ふふん」


 なんかサーカスみたいだ!


 頭に、肩に、シッポに腕にとマジですげえ量のボトルが積み重なってる。ちょっと俺がつっついたら全部割れてパーになりそうな……うっ、いけない。そんなことをしちゃダメだな。


「ちなみにこのベリーウォーターは一瓶で金貨八十枚が飛ぶから気をつけてね!」


「んなもんをサーカスに使うなっ!」


「サーカスじゃないよ、フレアバーテンディング! ふふふ〜」


 本職はバーテンダーでもお前いま営業中じゃないだろ。


 ミングルはその超高級なベリーウォーター――ラベルによれば『リームレモン』と『アイスベリー』のブレンド果汁水らしい――の他に、数種類のジュースの瓶を開け、カクテルグラスにゆっくりと注いだ。


 それ以外のジュースについても教えてくれたが、知らない果物の名前ばっかり出てくる。これがファンタジーかぁ。


「きれいだなぁ」


「まあねー!」


 グラスで淡い色の三層が美しいグラデーションを織りなしている。


 ちょっとグラスを傾けたら混ざってしまいそうだが、混ざっても変わらずきれいな色なのはたぶん間違いないだろう。フルーティーで穏やかな甘い香りがする。


「最後にお花を添えて――はい、アペリティフ!」


「酒じゃねえって!」


 ジャジャーン! とグラスを手渡してくるミングル。


 とりあえず飲んでみるか……


「うま」


「でしょ!」


 お、おいしい。


 甘いけど、スッと通り抜ける澄んだ水のような舌触り。もちろん濃い甘さではないが、その分とても飲みやすい。


 ベリーのフルーティーな味に加えて、優しい蜜のような味わいもかすかにする。気がつけばもうグラスの中身は空っぽだ!


「シュウマくん、いい飲みっぷりだね〜!」


「ああ、うまいな……飲み物でこんなにうまいと思ったのは初めてだ」


「ふふ〜ん、バーテンダー冥利に尽きるねえ」


 素材になった飲み物の質も当然あるだろうが、ミングルの腕もすごいのだろう。


 ミングルはウキウキな様子でボトルでジャグリングを始めた。危ねえなこいつ、すげえヒヤヒヤするんだが……。


「そろそろ用意できたなー。おい、早くしないと冷めるぞ」


「クロっちちょっと待ってて〜!」


 いつの間にかクロっちが大量のたまごサラダに加え、軽く食べれそうな小さいクロワッサンをいくつか用意していた。しかもジャムが何種類も贅沢に用意されてる。


 うぉおお、うまそう……!


「……たまごサラダすら食べ切れるかどうかが怪しいってのが惜しいな……くっ」


「そしたらアタイが全部食べるから大丈夫」


「俺が食べれないのが悲しいんだよっ! こんな豪華なのを眼の前にして満腹で食えないとか……ッ!」


 チクショウ、ニルちゃん俺にもう一個胃を……。


 ……そういえばニルちゃん、マジであれから連絡がないな。他の作業から手が離せないのかな?


 まあ、こんな飯テロを見せつけられてもニルちゃんも悲しくなるはずだ。ふはは、ここは俺が存分に味わうとしよう――胃が空いてるだけ食べるぞ!


 すぐさまミングルが追加のグラスとジュースを運んできて、俺達は三人でテーブルを囲んだ。


「アタイのはやっぱうまいな」


「おいしいねえ」


「よーっし――いただきます」

 えーっと、あけおめです。


 これはカクヨムで主に投稿してて、なろうは転載なんですが、転載ペースが遅すぎてまともに追い付いてないんですよね……。


 なんか七月にいきなりクリスマスとか正月とか投稿しはじめてもあんま気にしないでください……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ