0015 投資信託と個別株投資
ざっくばらんに、投資には投資信託と個別株投資に分けられます。
投資信託はインデックス投資とアクティブ投資へ、
個別株投資は、個々の企業への投資です。
インデックス投資とアクティブ投資は、個々の企業へ投資するのではなく
投資信託会社が設定する[コンセプトに反映された複数の対象企業]に
投資されます。
インデックス投資は、広範囲の企業に投資する事です。
多くの企業が選ばれているので企業単体での問題があっても
超長期で見ると緩やかに伸びていきます。
手数料が安く済む傾向があります。
国内であれば、[日経平均225]・[TOPIX]等があります。
日経平均225:東証プライムの上場企業から日本経済新聞社が選んだ225社。
一般的に日経平均株価と言われニュースでも馴染みがあります。
TOPIX :東証市場で1968年の年初における時価総額を100の基準値にして
現在の時価総額を指数化したものとなります。
米国だと[S&P500]・[Nasdaq]・[ダウ平均株価]等があります。
S&P500 :S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選んだ500社。
1941年から1943年を10とした指数化したものとなります。
Nasdaq総合指数:NASDAQに上場している全ての企業に、時価総額加重平均で
算出した指数です。
ダウ平均株価 :ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選んだ30社。
複数のダウ平均の商品がある。
アクティブ投資は、商品名に合致するコンセプトの企業を複数選択して
各証券会社・銀行などの複数の金融機関が定期的に売り出しています。
インデックス投資に比べて狭い範囲の企業・業種となっています。
その為に、世の中の注目度があれば急激に伸びます。
逆に関心が薄れると利益は減ります。
手数料はインデックス投資より高く設定されます。
インデックス投資とアクティブ投資の場合は、所持している間
手間賃と言うか管理費用が掛かってきます。
個別株は、国内・国外を問わず自分自身が応援する企業を選択して購入します。
世界情勢だけでなく業界の流れや企業風土に左右されてしまいます。
客先の需要と供給が一致すれば短期間での変動が大きいです。
場合によっては、購入金額の数倍・数十倍になることもあります。
但し、逆に数分の1・数十分の1・最悪の場合は、上場廃止になることも
稀にあります。
手数料は、購入時・販売時にのみ掛かり株を持っている期間に費用は
必要ありません。
インデックス投資やアクティブ投資に比べ、当たり外れが大きいです。
投資方法について、掲示板等でいろいろ議論されていますが
やってはいけない事は [一か零の思考] と [タラレバ思考] です。
[一か零の思考]とは、「この業界が伸びる予想なので全ての資金を掛ける。」や
「資金が少ない状態でAという企業の株は100株で7桁の金額だが話題が
多くなっているので購入する。」はかなり危険な考えです。
[タラレバ思考] とは、「あの時に株を買って(売って)いれば・・・」や
「この企業に投資したけど結果的に利益が低く別の企業にしていれば・・・」等
「~していれば・・・」・「~していれば・・・」と考えてしまうことです。
それでは現状の変化に繋がらず、未来を視ずに過去に囚われてしまいます。
逆にやるべき事はリスクの分散です。
インデックス投資の積立てと個別株購入(購入資金がない時は
月々の積立てしていく)の併用するなどでリスクは軽減されます。
最大利益からは低くなりますが、昔の諺である「頭と尻尾はくれてやれ。」と
考えればマイナスになっていないだけ良しとしましょう。
但し、個別株で購入金額より低くなっている物があってもTOTAL的にプラスで
あれば深く考えず「仕方ないな~。」と軽く考えましょう。
最後に、投資の売買に関して最終的な決断するのは自分自身となります。
それ以外の、情報元(ニュース・本・ネット等)は参考程度にとどめましょう。