小説を書くにあたって「すげーどうでもいい」もの 番外編:「テンプレ小説は嫌いだ」って言ってるやつってさあ・・・
ここは作者である古城ろっくが、気になったことをぐだぐだ書いていくだけのエッセイだ。
と言いたいところだが、今回は中の人は別人だ。本体である「僕」はすでにBANされて星になったからね。
皆も運営の奴らには気を付けてくれ、奴らは言い訳なんか聞かないからな。
ようお前ら、ひさしぶり。古城ろっくだ。嘘だ。今回は、中の人は別人だ。
いつもならここで雑談から入るところなんだが、あいにくだが僕は納豆に酢なんか混ぜない。冒険はしないタイプなんだ。
だから、話すことも特にない。
まあ、納豆と酢の話だけで熱弁しても仕方ないので、それに関してはかえって良かったと思ってくれ。
今回戻ってきたのはもちろんエッセイで書きたいテーマがあったからなんけど、僕が書こうとしていたテーマと誰かさんの書こうとしてたテーマが、ちょうどかぶっていたんだよね。
それともう一つが、突然消えた誰かさんのために、なろう内に墓石でも立てとくかってことだ。自分の墓石を自分で立てるってのも、笑えないけどね。
今のところ僕の代表作っていうと、チャリチャンとどーでもいいエッセイの二つだ。チャリチャンはすでに番外編があるし、こちらも残しておくかって思ったんだ。
まー、カクヨムかマグネットにのぞきに行けば、ふつーに絶賛連載中なんだけどね。
ということで、久しぶりに言っておくぞ。みんな、チャリチャン読んでくれ。今の住所はカクヨムだ。
じゃそろそろ始めようか。
サブタイトルの、「テンプレ小説は嫌いだ」って言ってるやつってさあ・・・なんだけどさ。
みんな、「なろう系小説」って聞いてどんなのが思い浮かぶ? まあ鉄板といえば転生・転移、ハイファンだろう。ハーレムチートだののご都合主義のあれだな。
某掲示板をのぞくまでもなく、いろんなところで批判されてる。
けどさ、お前ら、嫌いなはずの小説をよく読むな。つまんないなら読まないだろ、JK。
いや、お前らの気持ちもわかるよ。別に嫌いな小説を読もうとしているわけじゃなく、好みのジャンルがそういうのに汚染されちまってるって言いたいんだろう? ありがたいことに自転車小説は数が少ないので、そういう悩みはない。なので、ファンタジーに飽きたやつはチャリチャンを(ry
実際さ、お前らが嫌いなのは、ご都合主義ななろうテンプレ的な流れなんだろ? だからわかってないっていってんだよ。
テンプレが嫌いな人間ほど、テンプレとの適切な距離が保てていない。このへん、何のアンチにも言えるんだけどな。
いるだろ、どんな料理作っても炎上するような芸能人がさ。
逆に言うと、本当に非テンプレ作品を読んでいる奴らは、「テンプレがどーたら」なんて言わない。言う必要がないからだ。同じことが、書く方にも言えると僕は思ってる。
とはいえ、本当に気持ちはわかるんだ。だいたい僕だって、ファンタジー小説やらチート能力で無双したりって妄想は大好きだからね。
ところが今まで僕が読んできたネット小説のうち、ああ、つまらないなと思った話の大半は、テンプレものだった。
逆に非テンプレものは、読んでみると意外に面白い。そんな作品が多い。
この差はどこから来るんだろう?
ということで、つまらなかったテンプレ小説を並べて比較してみた。
問題点はすぐに見つかったぞ。
こいつら、設定をまったく説明してねえ・・・!
魔法くらいならともかく、スキルだとかレベル制だとか、あげくにステータス・オープン!って言う単語が、説明なしにさも当然のように出てくる。もう一度言うぞ。スキル、レベル、ステータスオープンなどの単語が、説明なしに出てくるのだ。
なんだそれは。「異世界なのに言葉が通じるなんておかしい!」なんていう僕の純粋なツッコミが、ものすごくちっぽけなツッコミに思えてくるじゃないか。
あれか? 異世界言語問題を隠すために、あえて巨大な釣り針を用意しているのか?
ちなみに説明があればいいってもんじゃないぞ。求めているのはレベルやスキル自体の説明ではなく、「なぜその世界にレベルがあるのか」という説明だ。
確かにチャリチャンも用語がわからないとクレームがついたことがある。例えばチューブトップだな。イメージ的にはギャルが好みそうな、キャミソールの肩紐を切り取ったやつだ。これでひとつ詳しくなったな。喜べ、 さん。
さて、仮に逆の立場で、僕がそのチューブトップがわからないからといっても、別に文句は言わない。初めて読んだ時はわからないにしても、それは現実にもある服だ。ググればすぐに出てくる。
それなら魔法だって現実にないじゃんと思ったキミは、なかなか鋭い。
そう、魔法もスキルもステータスも、現実にはないんだ。ここらへんは、どれだけ一般的かということだと思う。
まあ、人によってある程度は差がある部分だし、そこは仕方ないと思ってる。とはいえ、魔法ならサリーちゃんを持ってくるまでもなく、白雪姫やシンデレラあたりも使っている。十分に一般的だと言ってもいいんじゃないかな。
しかし、スキルだのステータスだのはだめだ。お前らは魔法と違う。
そこらへんが、もう一つのツッコミ。自然にステータスが発生するわけねーだろというやつだ。
だいたい勝手に数字が出てきて判断されたりって、一体誰が管理してるんだ? 役所か? オンライン振り込みも真っ青だな。場合によっちゃあ能力のアナウンスまであるぞ。
テンプレ小説を書くのがうまいやつらってのは、ここらへんのテンプレ要素のうち、必要なものだけをうまく取り分けて使ってんだよ。
魔法は必要、ギルドも必要、だけどステータスはこの世界観には適していないから使わない。あっちの世界はゲーム世界がモデルだから、ステータスもスキルも存在する。そういうこった。
ここがへたくそな奴が、とにかくぶち込んで説明不足のまま走り続ける。
もう一つある。テンプレには欠かせない、チートだ。ハーレムはちょっと置いておこう。
テンプレ系小説のパターンの一つでさ、序盤で強力な能力をゲットするやつがあるだろ?
ほら、例えば青い猫型ロボットのアニメでさ、黄色い子供がグダグダやってるのを見て、「これって○○使えばすぐ解決するよね」なんて言い合った経験くらい誰にでもあると思う。
お前らが書いてるのは、そういうことさ。ああいうのは作者のオナニーでしかない。
別に僕たちは解決策を聞きたいわけじゃない。見たいのは、黄色い子供たちがどうやってトラブルを解決していくか、その過程だ。うまくいくと思ったら失敗してオチがつく、そのやりとりがみたいんだ。
移動したいだけなら、バスでもタクシーでも使えばいい。僕はペダルを踏む行為が好きだから、チャリで行くんだ。
そこがわかっていないから、読者と作者で話がかみ合わねえんだよ。ネットコミュ障とでも名付けるか。
そんなだからなろう系(笑 とか言われるんだと思うぜ。
あー、書いた書いた。
久しぶりのなろうはやっぱりいいね。慣れている分、書きやすい。
このままお酒でも飲みたい気分だよ。酒さんにウイスキーでもわけてもらおうかな。
じゃみなさん、さようなら。