入学式 早朝
今朝あまりにも暇すぎて小説を書きました!
てててん てててん てててん
黒木 律の人生は特に変わったことは今までなかったと思う。普通に小学校を出て中学校ときたはずだ。唯一変わっていると言うかもうここまできたら神秘的な出来事がある。
小さい頃厳密には5歳頃よりの幼馴染が2人いて、そいつらとずっと一緒の学校で一緒のクラスということだ。ここで幼馴染全員が女性だった場合ラノベのような主人公に見えたかもしれないが、生憎自分ともう1人男が居る。別に悲しくなんてない・・・こんな回想をしている時点で厨二病感とラノベ感が強くなるだけで時間を止められるわけではない、でさっきから鳴っている目覚ましがそろそろ鬱陶しいのでそろそろ起きよう
「おはよう、・・・飯でも作るか。」
朝食のためにトーストをセットしフライパンで目玉焼きを作り始める。周りを見ても人は居なくダンボール箱が散乱していた。
1LDKのマンションに住んでいるが家族で住んでいるわけでもない。こんなことを言うと天涯孤独になってしまったのかと思われてしまうかもしれないが、そういうわけでもない。ただ両親が共働きで自分が今年からある学園に通わなくてはいけなくなったからである。その為の一人暮らしだった。
そんなことを考えているとトーストの焼きあがる音が聞こえてきた。
「いたただき (ピンポーン!) 来るのが早すぎるだろ」
出来上がった朝食を食べようとしたところでインターホンが鳴った。
玄関のドアを開けるとそこには少し茶色がかった黒髪、黒目の身長180センチくらいの容姿端麗の男が立っていた
「おはよう律! 今日から新しい学校生活だね。また同じ学園に行けて僕は嬉しいよ!」
「俺は全く嬉しくないよ。光輝」
今目の前に立っているのは幼馴染の1人、高橋 光輝、周りが認める程の容姿、運動神経、頭脳を持ったスーパー人間だ。
「それよりなんで律はまだパジャマなんだ!今日は学園の入学式だから早く出ようってグループで話してたじゃないか! 」
「そんな話してたのか、既読してないからわからなかったよ。昨日は直ぐに寝ちゃったしな。」
「そんなことだろうとは思ってたよ! ほら早く支度して!8時半から入場準備だよ! 」
俺は言われるがまま手早く支度を始める。
現在7:55分確かに時間がない。学園にはここから10分程度の場所にあるからギリギリ間に合うか
頭の中で時間の計算をしながら顔を洗い、歯も磨き、全身黒の制服に着替えも済ませた。
「律も制服を着るとしっかりしてるように見えるね。」
「お前の制服はなんか王子様みたいで笑えるな。」
光輝の制服は俺の着ている物とは全く違っている。俺の全身黒の制服と違って全身白に金の刺繍が入っている。なぜ違うのかというのは加護や能力のランクによってクラスも制服も変わるらしい。詳しいことは分からず入学説明会で説明されるらしい。
「そのことは言わないでって昨日グループで言ったじゃないか! 」
「だからグループは見てないって言ってるだろ。」
「はぁ、もういいよ。早く行こうもう時間ないよ。」
光輝が先に歩き出す。
「ああ、でも一体呪われつる奴はどの枠に入るんだろうな。」
「何か言った? 」
「いいや、早く行こう。」
頬を何か撫でられている感触がありながら登校した。
間違っているところがありましたら指摘等よろしくお願いいたしますm(__)m