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礼美編2

「 あーっ、礼美さん、いちごちゃん探したんだよーっ」


舞が息を切らせ駆け寄る。


「 なんだっけ?クレープ食べに行く約束してたんだっけぇ?」


いちごは相変わらず冗談なのか本気なのか分からない。


「 違うよー部活に寄って欲しいんだよーっ、カズの相手が居なくていつも困ってるの」


「 なになにーぃ?舞ちゃんの彼氏とかぁ?」


「 ちがうよー、ただの幼馴染、凄い強いと思うんだよね、大会では勝てたこと無いんだけどー、いいから行こうよー」


二人は舞に手を牽かれ半分引きずられるようにして将棋部に連れて行かれることになった。

男子将棋部は制服の生徒3名が座り、先ほどまで話をしていた黒猫先生の姿も在った。


「 王手だ沖!」

「 やったな箱めー」


賑やかに、でも楽しそうに将棋を指している二人と別でカズは棋譜並べだろうか

一人で将棋盤の前に座り駒を動かしている。


「 お、先週の名人戦の棋譜か?いやー熱戦だったよなー見てたのかカズ?って愚問だったな」

「 あ、黒猫先生どうもっす、藤瀬9段の75手目▲5三銀不成が攻防によく利いて勝ちになったっすね、この後名人には勝ち目が無くなったっす」


「 何を知ったような口を」

ここまで冷静だった礼美が初めて巌しい表情となりカズに近付くと言った。

「 先手を持ちなさい!」

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