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鉄の生徒会長の必要事項  作者: 聖龍
第一章 生徒会入会
4/9

公約その参 またしてもフラグが建った

俺が教室に着き落ち着いてからしばらくして。


ピチューン!ピチューン!ピチューン!


いつからこの学院の校内放送の音は東方になった?


そのうちスキマからババ・・・八雲紫が出てきたりして。


さすがにないな。


俺は自分のギャグを自分で否定して寝に入った。


「御影・・・失礼、噛みました。」


違う・・・わざとだ。


俺は生徒会長の噛み間違いにきこえてるわけないと思いつつも心のなかでそうツッコンだ。


「失礼、噛みまみた」


わざとじゃない!?


てか、きこえてたぁぁぁ!?


俺はきこえてたことにおどろいて寝るのを忘れた・・・眠気が吹き飛んだ。


それよりもなぜ、生徒会長が八〇寺を知ってんだ?


まぁ、いいか


俺はそう思い寝直すことにした。


「あと、十秒後までに来い!!さもなくばジョンの命はないぞ」


どこの立て籠り犯だよ。てか、ジョンて誰?


「いいのか?生徒会長に会いに行かなくても」


「いいんだよ。別に会うわけでもないのに」


俺は一也にそう言ったがすっかり忘れていた。


俺がフラグ建築一級だと・・・・


「私は帰ってきたぞぉ!!ジョン!!」


生徒会長ただのバカは教室の扉を勢いよく開けて入ってくるとそう大声で言った。


だから、ジョンて誰?


そして俺を除くいや、俺を含めた全員がこいつはアホだと思ったのは言うまでもない。


「これはこれは生徒会長様ではないか」


「言葉を慎みたまえ。きみは生徒会長の前にいるのだよ。」


なに!ム〇カの名言にム〇カの名言でかえしてきただと!?


「きさま、やるな」


「いえいえ、お代官様ほどでは」


なんだ、この茶番劇は・・・俺の方からやっといてすげぇ空しいぜ。


こんなに空しい思いをしたのは幼稚園のとき以来か?


ゴホンゴホン!!


「えー、改めて自己紹介するわね。私の名前は刻阪怜香ときさかれいかよ。よろしく」


怜香はわざとらしく咳払いをすると自己紹介をして握手を求めてくるかのように左手をさしのべてきた。


まぁ、当然、俺はそれを払ったけどな。


「・・・!」


「俺は、お前と関わるつもりはない。とっと出てけ。」


俺は左手を払われて驚いてる怜香にそう言うと追い出した。


「おまえ・・・」


「ん?」


「また、フラグ建てたぞ。」


しまったぁぁぁぁ!


まったやってしまったぁ!!


「・・・・」


俺は・・・俺は・・・


orz


☆☆☆


「ここか・・・生徒会室は」


放課後、俺は生徒会室に来ていた。


なぜ、こうなったかと言うと昼休みまで遡る・・・


ホワ~ンホワ~ン


《昼休み》


キーン コン カーン コーン?


最後が疑問形で終わるおかしなチャイムが鳴ると同時に俺は弁当を持って即刻教室を出た。


「トウチャンナンデニゲルノ?ニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨニガサナイヨ・・・ニガサナイヨ!!」


朝、建ててしまった幼馴染み《ヤンデレフラグ》から逃げるためだよ!!


仕方ねぇ、これを回避するためにもうひとつフラグ建てとくか。


「俺は生徒会長に会わない!!」


「呼ばれてじゃじゃじゃじゃーん!!」


早っ!えっ?呼んでから5秒くらいで来ちゃったよ。


まぁ、俺がフラグ建てた(よんだ)んだけどね。


「アナタ・・・ワタシトトウチャンノアイヲジャマスルノ?ナラ、ケサナイトネ☆」


可憐は誰もが見惚れるような笑顔でそう言うと包丁を取り出した。


「フッ!!甘い!!」


怜香は笑みをうかべると指をパチンと鳴らした。


シュッ!!


「またせたな!!」


忍者よろしくで出てきてス〇ークの台詞を言ったのは『生徒会長護衛隊』隊長の郷田猛ごうだたけるだった。


猛はジャ〇アンを高校生にしたような容姿のため『大将』のあだ名がついてる。


また、アメフトもやってる。


「よう、大将」


「よう、鉄ちゃん」


俺と猛は中学生のときからの付き合いなので大将、鉄ちゃんのあだ名で呼びあってる。


「ここは猛君に任せて行きましょう!!」


怜香は俺の手を掴むとそのまま走っていった。


「ここまで来れば大丈夫でしょ。」


怜香は屋上に来るとそう言った。


「ありがとう」


「~~~///」


おや?俺は笑顔でお礼を言っただけだぞ?なぜ、顔を赤くする?


「お礼をしたいのだが?何がいい?」


「そうだな・・・なら、放課後生徒会室まで来てくれ。」


《そして現在》


ということがあったんだ。



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