公約その弐 寝坊とフラグ建てるのはよくある
今回は短いですが次は長めにします。(予定)
「しまったぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は妹に起こしてもらうと即刻着替え、飯を食うと時計を見た。
ただいまの時刻・・・8:20
「(゜ロ゜)」
やっちまったぁぁぁぁ!!
俺は魔〇ブウもビックリなスピードで御霊学院に向かった。
「ふぅ・・・セーフ・・・「何がセーフだ。完全アウトだ。」・・・orz」
なっ!なんでお前がここにいる!?担任
俺は完全にセーフだと思い油断していた。
背後からもう一人の仲間が来ていたとは!!
「お前が御霊吉宗校長の孫でなければ生徒指導の対象だぞ?」
そう、お俺はこれで70回目の遅刻なんだ。
やったね☆
ごめん・・・すこし調子に乗ってた。( ノД`)
俺が70回も遅刻して怒られない理由は俺の祖父が校長だからだ。
いつも、ありがとねおじいちゃん!!
おれ俺は心のなかでおじいちゃんに感謝しながら校舎のなかに入っていった。
☆☆☆
「本当によろしいのですか?吉宗校長」
一人の少女が最後の確認をしていた。
「ああ、東條を御霊学院生徒会の副会長にしてやってくれ」
「御意!!」
少女は吉宗の言葉に頷くと失礼しました、と言って校長室を出た。
「怜香よ東條を頼んだぞ・・・」
吉宗は孫のことを思いやる祖父のような慈愛に満ちた表情をうかべてそうつぶ呟いた。
怜香side
ふふふ今の私はたいへん機嫌がよい。なぜか、といわれるとついに念願の東條君が手に入るからだ!!
やったね☆
今の私なら一人でナメ〇ク星を破壊できそうだ。
・・・嘘ですけどね。
東條君と呼んでるが同級生だ。しかも、クラスメイト・・・
私と東條君の出会いについてすこし話しましょう。
ホワ~ンホワ~ン
3年前・・・
《嶺柄中学》
もともと、私と東條君は同じクラスでしたが接点はありませんでした。
しかし、あるとき接点を持つようになりました。
それは生徒会選挙です。
「なぁ、怜香・・・俺の推薦人になってくれないか?」
はじめはなぜ、接点のない私を?と思いましたが東條君の言葉をきいてやることにしたのです。
「俺はお前が誰もみてない場所で努力してるのを知ってるんだ。だからこそだよ」
東條君は笑いながらそう言ったのです。
正直、私は驚きました。
誰にもバレてないという自信があったからです。
でも、私の努力を見てくださってその上で頼んできてくれた。頼ってくれているのならその期待に精一杯答えなければ!!
「わかりました。やらせてください。」
私は力強く頷いた。
そして、現在。
《御霊学院》
これが私と東條君の出会いなのです。
ハァ~早く東條君に会いたいな。
怜香sideout
くそ、俺はついてないぜ!!
俺はあまりのついてなささに溜め息をついてしまった。
読者諸君に怜香が過去に耽っていた間に何があったのか全部教えてやるよ。
ホワ~ンホワ~ン
「やぁーやぁー。」
朝からYah Yah Yahを歌ってるのは俺の一番親友の神童一也
「おれはCHAGE&ASKAじゃねぇー!!」
うるせぇ、てか伏せ字すれや。
なんて俺が心のなかで思ってもこのバカにはわからねぇだろうがな。
「なんか俺、ディスられてたような・・・?」
・・・・
「・・・気のせいだ」
「 なんだよ、今の間はまぁい・・・・「東ちゃーん♪」・・・ぐへっ!!」
一也を突き飛ばした上に踏みつけたのは俺の幼馴染みでツインテがよく似合う美少女、西園寺華憐そして・・・
「ねぇ、東ちゃん・・・」
まずいこれは・・・
「なんで私以外の人とはなしてるの?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!!」
ヤンデレだ。
「ニガサナイヨ?シンデ・・・ワタシイガイトハナストウチャンナンテシンデヨ・・・シンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨシンデヨ!!」
やべぇ、俺としたことが朝からヤンデレフラグを建ててしまった!!
こういうときは逃げるに限る!!
こうしておれは朝からヤンデレに追いかけられるという嫌な一日の始まり方をしてしましったのだ。
東條様→東條君に変更