第4話 夏休みのお泊まり会
久しぶりに書きました。
ー和樹ー
俺は目が覚めて体を伸ばしてカレンダーを見た。
今日は土曜日つまり休日だ。
俺は体を起こして外を見ていた。
外はセミの音でめちゃくちゃうるさい。
だが今日は宇美ちゃんの友達が来るから料理ぐらいは作るとしよう。
俺は半袖とズボンを履いて台所で朝食を作っていた。
今日のメニューは味噌汁と焼き鮭と納豆と白米の和風な料理だ。
俺は宇美ちゃんを起こしに行った。
~宇美の部屋~
俺はドアを開けた。
ガチャ。
俺は部屋に飾られているぬいぐるみをじっと見た。
宇美「くー」
宇美ちゃんはかわいい寝息をしていた。
俺は頭に手を当てて宇美ちゃんの体を揺すった。
和樹「宇美ちゃん、朝だぞ!起きろ!」
俺はそう宇美ちゃんに言った。
宇美「ん?ふぁあああ!かずきふぁん?」
宇美ちゃんは寝ぼけながら起き上がった。
和樹「今日から友達が遊びに来るんでしょ?」
そう俺は宇美ちゃんに言った。
宇美「あ、そうでした!」
そう言って宇美ちゃんは起き上がった。
宇美ちゃんの髪をセットして服を選んで着せた。
~10時30分~
俺は外に出て焼けたコンクリートに水を浴びせた。
和樹「今日も暑くなるな!」
俺は額に手を当てて言った。
?「ちわー!」
すると二人の女の子が家の前に現れた。
?「あの、宇美ちゃん居ますか?」
そうふんわりした髪をした女の子は聞いてきた。
和樹「ああ、居るけど」
俺はそう言って家に入った。
~台所~
俺は宇美ちゃんがご飯を食べ終えたのを確認して宇美ちゃんに話し掛けた。
和樹「宇美ちゃん」
俺は宇美ちゃんの肩を触れた。
宇美「はい!何ですか?」
宇美ちゃんは俺の方を向いた。
和樹「友達が来てるよ」
そう俺は言った。宇美「あ、はい!」
宇美ちゃんは走って行った。
俺は宇美ちゃんが食べ終えた食器を片付けた。
ー宇美ー
?「宇美!あの男の人誰なの?宇美のお兄ちゃん?」
そう聞いてきたの三木知里さん元気で男子に混じって野球をしたりしています。
?「でも宇美ちゃんにお兄ちゃん居たかな?」
そう言ったのは中根りねさん大人しくて私とよくトランプをしたりします。
宇美「いえ、和樹さんは家に住む居候さんです」
そう私は言った。
知里「ねぇ、その和樹ってどんな人?」
知里さんは家に入って聞いてきた。
宇美「優しくて暖かくっていろんなお話をしたりしてくれます」
そう私は言った。
和樹さんは今まで友達といろんな事をしてきたと話してくれた。
それで高校2年の時に学校の仲のいい友達と一緒に釣りに行って真鯛とチヌとスズキを釣って父親に頼んで刺身にしてもらったと言っていた。
りね「ねぇ、宇美ちゃんは今から海に行かない?」
そうりねさんは聞いてきた。
知里「おっ!いいね!」
そう知里さんは言った。
宇美「私は構いませんけど」
私はそう言った。
知里「なら決まりだね!」
私は頷いて水着の用意をした。
ー和樹ー
俺は掃除を終えて昼飯の準備を始めた。
宇美「あの、和樹さん」
宇美ちゃんは俺に話しかけてきた。
和樹「ん?どうしたの?宇美ちゃん」
俺は宇美ちゃんに聞いた。
宇美「あの、海に行くんですけど一緒に行きませんか?」
そう宇美ちゃんは言った。
俺は腕を組んでどうするか考えた。
和樹「なら、おにぎりとサンドイッチを作るから待っててね」
そう言って俺は急いでおにぎりとサンドイッチを作り始めた。
~20分後~
海に行く準備をして荷物を両手に持って海に向かった。
?「楽しみだね!宇美!」
そう男の子みたいな女の子は宇美ちゃんに聞いた。
宇美「はい!」
そう宇美ちゃんは頷いた。
?「でも宇美ちゃん変わったよね」
そうふんわりした子が宇美ちゃんに言った。
宇美「えっ?」
宇美ちゃんは少し驚いていた。
?「前まで宇美の両親が亡くなったろ?あん時の宇美に何を話せばいいかわからなかったからさ」
そう男の子みたいな女の子は言った。
?「あの人のおかげだよね」
そうふんわりした子が宇美ちゃんに言った。
~浜辺~
俺はクーラーボックスを置いてブルーシートを敷いた。
空を見ると青空がすごくきれいだった。
?「お待たせしました」
そうふんわりした子が宇美ちゃんと一緒に来た。
俺は二人の水着を見ていた。
和樹「可愛いな二人とも!」
そう俺は言って二人の頭を撫でた。
?「お待たせ!宇美!りね!」
そう元気のいい男の子みたいな少女が言った。
りね「知里ちゃん遅いよ!」
そうりねちゃんは言った。
俺は少し微笑みながら服を脱いで水着に着替えた。
知里「うわー!和樹って体の筋肉すごいな!」
そう知里ちゃんは言った。
和樹「そうか?」
俺はそう言って準備運動をした。
りね「泳ごう!」
そうりねちゃんは言った。
俺はゆっくりと歩きながら海に入った。
ゴーグルを装備して海を潜水した。
海の中は透きとをっていた。
俺は少し深い場所まで泳いでいった。
泳ぐのはかなり慣れているから溺れることはない。
知里「和樹!サザエが獲れた!」
そう知里ちゃんが言った。
俺はそれを聞いて見に行った。
和樹「よくサザエなんて獲れたな!」
そう俺は言った。
りね「知里ちゃんはサザエ獲るの上手だもんね」
そうりねちゃんは言った。
和樹「メシにするか?」
俺は3人に聞いた。
3人「「「賛成!!」」」
そう3人は言った。
俺は弁当箱を開けた。
中はおにぎりと唐揚げとサンドイッチとコロッケが入っていた。
りね「美味しそう!」
そうりねちゃんは言った。
宇美「和樹さんは料理が得意ですから」
そう宇美ちゃんは言った。
知里「いただきます!」
知里ちゃんはコロッケと唐揚げを箸で取って食べた。
りね「おいしい!」
そうりねちゃんは言った。
和樹「そいつはよかった」
そう俺は言った。
知里「ねぇ!和樹って作り話が得意なんだよね?」
そう知里ちゃんが聞いてきた。
和樹「ああ、得意だけど」
そう俺は言った。
りね「何かお話をしてくれませんか!」
そうりねちゃんは言った。
和樹「う~ん!いきなり言われてもな!」
俺は昔友達と体験した出来事を話すことにした。
和樹「なら、怖い話をしようか?」
そう俺は言った。
知里「えっ!マジで!」
そう知里ちゃんは目がキラキラしていた。
和樹「これはまだ俺が小学2年の出来事だ!ある夜俺は学校に無断で侵入した、俺は図書室に行くと黒い髪の少女が一人で本を読んでいた。俺は少女に聞いた『何を読んでいるの?』っと!そして少女は振り向いて言った『この学校の呪われた少女の物語よ!』っと言った瞬間少女は煙のように消えた。っていう出来事があったんだ!」
そう俺は言った。
知里「へぇー!そんな事があったんだ!」
そう知里ちゃんは目をキラキラしながら聞いた。
和樹「ああ、って二人は何で奮えてるね?」
俺は聞いた。
りね「えっと、和樹さんの顔が怖くて」
そうりねちゃんは言った。
宇美「違う人みたいでした」
そう宇美ちゃんは言った。
俺は頭を掻きながら暇潰しに何をするか考えた。
~17時30分~
俺達四人は帰る準備をして宇美ちゃんの家に帰宅した。
~坂藤の家~
俺は今日の晩御飯は何にするか考えていた。
久しぶりにポークカレーと冷しゃぶのサラダを作る準備をした。
ー宇美ー
私達は本を読みながら時計を見ていた。
知里「ねぇ、宇美はやっぱり和樹と彼氏と彼女の関係になりたい?」
そう知里さんは聞いてきた。
宇美「いえ、そんなこと思ってませんが!」
そう私は知里さんに言った。
りね「ねぇ、ご飯食べ終わったら和樹さんの部屋で怪談話しない」
そうりねさんは言った。
知里「おっ!それいいね 」
そう知里さんは言った。
ー和樹ー
俺は料理を作り終えて3人の女の子を呼びに行った。
和樹「オーイ!飯だぞ!」
そう俺は3人を呼んだ。
知里「ご飯!ご飯!」
そう知里ちゃんは嬉しそうに走っていった。
りね「待ってよ!」
そうりねちゃんは言った。
宇美「あの、和樹さん」
宇美ちゃんは俺を呼んだ。
和樹「ん?どうした?」
俺は宇美ちゃんに目線を会わせた。
宇美「あの、ご飯を作ってくれてありがとうございます」
そう宇美ちゃんは言った。
和樹「ああ!気にすんな!」
俺はそう言って台所に向かった。
~20時49分~
俺は風呂から上がって髪をドライヤーで乾かしていた。
和樹「ふぅ!」
俺は少し息は吹いて空を見ていた。
~自室~
俺は部屋に入った。
和樹「何やってんだ?」
そう俺は3人に聞いた。
りね「何か楽しいことが起きそうだから」
そうりねちゃんは言った。
和樹「やれやれ」
俺はそう言いながら3人と何の話をするか考えていた。
知里「ねぇ、和樹は宇美のことどう思ってるの?」
そう知里ちゃんは聞いてきた。
和樹「妹いや娘みたいだと思っている」
そう俺は言った。
宇美「娘…」
宇美ちゃんはそう小さな声で言った。
和樹「でも恋人にしたいとも思ってるよ」
そう俺は言った。
宇美ちゃんは顔を真っ赤になりながら俺の部屋から出ていった。
りね「あ!宇美ちゃん!」
そうりねちゃんは宇美ちゃんを追った。
知里「それにしてもそれを素で言える和樹がすごいよ」
そう言って知里ちゃんは俺の部屋を後にした。
俺は一人になって寝ることにした。
明日は仕事だから大変だ。
続く
次は先輩が登場します!