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第3話 人々の思い

今回は少し暖かい感じです。

ー和樹ー



俺は朝食を作っていた。

今日のメニューはパンとコーンスープとハムエッグの洋食だ。


宇美「おはようございます……。」


宇美ちゃんはまた眠そうな顔をしながら起きてきた。


和樹「おはよう。」

俺はそう言って宇美ちゃんの寝癖を直していた。

宇美「あの、今日の参観日は来ますか?」

そう宇美ちゃんは聞いてきた。


和樹「親方には昼に終わってもいいって言ってたからスーツを着て行くよ。」


俺はそう言った。

宇美「わかりました。楽しみにしてますね。」

そう宇美ちゃんは言った。


和樹「んじゃ、そろそろ行くわ。」


そう言って俺は作業服を着て会社まで走った。




~沖縄電気工事会社~



俺は荷物を置いてヘルメットを被って熊谷さんと一緒に仕事場所に向かった。


剛「末武君。仕事場所に行こう。」


そう熊谷さんは言った。

和樹「はい!」

俺は返事をした。


~街の中心~



俺と熊谷さんは仕事の準備をしていた。



剛「末武君、ドライバー取ってくれないかい。」

そう熊谷さんは言った。


和樹「はい!」

俺は+のドライバーを熊谷さんに渡した。

剛「よし、Bの25の配線も取ってくれない?」

そう熊谷さんは言った。

和樹「はい!」

俺はBの25の配線を取って渡した。



剛「ありがとう。」

熊谷さんはそう言って配線を交換していた。


俺は腕時計を見ながら時間を気にしていた。



~休み時間~



俺と熊谷さんはジュースを片手に持ちながら休憩していた。


熊谷「今日は昼までだったよね?」


そう熊谷さんは聞いてきた。



和樹「はい。」

俺はそう頷いて武田サイダーを飲み終えた。

剛「なら、今日は早めに終わらせないといけないな。」


そう言って熊谷さんは次の仕事場所に向かう用意をした。




~デパートの近く~



俺と熊谷さんはデパートに到着して近くの配線の修理をしていた。

剛「末武君。」

熊谷さんは俺を呼んだ。

和樹「何すか?」

俺は熊谷さんに近づいた。



剛「デパートで食べ歩きしない?」


そう熊谷さんは言った。

和樹「別に構いませんけど。」



俺は頷いて熊谷さんと一緒にデパートに入った。

デパートで食べ歩きをしながら俺は熊谷さんとぶらぶら歩いていた。

剛「3週間後に祭りがあるのは知ってたか?」


そう熊谷さんは言った。

和樹「マジですか?」

俺はそう言って祭りのポスターを見た。



俺は腕時計を見た。

和樹「やば!そろそろ時間だ!」


俺は急いで家に帰った。



~坂藤家~



俺は家に帰宅してスーツを着て宇美ちゃんの学校まで走って行った。



~雨風小学校~



俺はようやく小学校に到着して時間を見た。

何とか間に合った。

俺は小学校の校舎に入ってケータイをマナーモードにして宇美ちゃんの教室に向かった。



~4年1組~



俺はようやく到着して教室に入ろうとした。


ブーブー。

ケータイが鳴り始めた。

和樹「ん?」

俺はケータイを片手に持ちながら電話の相手を見た。


相手は熊谷さんだった。

俺はそれに出た。

和樹「はい。末武です。どうしたんですか? 」


俺はそう言って熊谷さんの電話に出た。


剛『末武君かい?大変だよ。社長が倒れたんだよ!』


そう熊谷さんは言った。

和樹「え!」

俺はケータイを片手に持ちながら病院まで走った。




~夢中病院~



俺は全力で走って病院に到着した。


和樹「ハァハァ。」

俺は全力で走ったから呼吸が乱れていた。


剛「あ!末武くん!こっちだよ!」


そう熊谷さんは言った。

俺は熊谷さんの立っている場所まで少し走った。

和樹「熊谷さん社長は? 」



俺は熊谷さんに聞いた。

慶「寝てるぜ。過労だとさ。」


そう森口さんは言った。

和樹「過労すか?」

俺はそう森口さんに聞いた。



慶「ああ。おい、末武その格好は何だ?」

そう森口さんは聞いてきた。


和樹「あ、泊めてもらってる子の学校が父兄の参観日なんでそれに行こうとしてたんすよ。」

そう俺は森口さんに言った。



剛「末武くん!父兄の参観日に行かなくていいのか?」


そう熊谷さんは聞いてきた。


和樹「あ!やべ!」

俺は走り出そうとした。

慶「待て!末武!」

そう森口さんは言った。

森口さんはヘルメットを俺に渡した。

和樹「え?」

俺はどういう意味か解らなかった。


慶「俺のバイクの後ろに乗れ!小学校まで送ってやる。」


そう森口さんは言った。

和樹「森口さん…。ありがとうございます!」

俺はそう言った。



~道路~



俺は森口さんのバイクで小学校まで走っていた。

ちなみに今の時速は120㎞です。


よく事故らないなと思いながら俺は森口さんの背中を掴んで振り落とされないようにしていた。

ピーポーピーポー。

後ろから警察のパトカーが来た。


慶「末武しっかり掴まってろよ!」


そう言って森口さんはアクセルを全開にして走り出した。




~雨風小学校~



俺はなんとか小学校に到着した。



慶「じゃあな。末武!」

そう森口さんは言った。

和樹「はい!森口さん本当にありがとうございます。」


そう俺は森口さんに言った。


慶「末武俺は慶って呼んでくれ。俺もお前を和樹って呼ぶからよ。」

そう森口さんは言った。

和樹「え?でも。」

俺は何を言っていいか解らなかった。


慶「年下の熊谷だって俺を下の名前で呼ぶぜ。」

そう森口さんは言った。

和樹「わかりました。慶さんありがとうございました!」


俺はそう言って学校の玄関まで走った。






~4年1組~



俺はドアをゆっくり開けて中に入った。


俺は宇美ちゃんが真面目に勉強をしている姿を見ていた。


宇美ちゃんは後ろをちらっと見た。


和樹「ん?」

俺はそれに気づいて親指を立ててグッドポーズをして笑顔で宇美ちゃんに笑った。


宇美ちゃんは少し顔を真っ赤になりながら授業を受けていた。



~放課後~



俺は宇美ちゃんが出てくるまで待っていた。

宇美「あ、末武さん」

宇美ちゃんは走ってきた。


和樹「よう、待ったぜ」


俺はそう言って宇美ちゃんの頭を撫でた。

宇美「すみません」

宇美ちゃんはそう言った。


先生「あの、貴方が坂藤さんのお父さんですか? 」


そう言ったのは弱そうな先生だった。


和樹「あ、はいそうですけど」


俺はそう言った。

先生「坂藤さんから話は聞いています父親の代わりをしているらしいですね」


そう先生は言った。

和樹「ええ、父親代理みたいな感じですが」

俺はそう言った。

先生「そうですか私はてっきり………………いや、やめておきます」


先生は何か言うのをやめた。


和樹「そうですか?」

俺は先生が何を言いたかったのか解らなかった。



~帰り道~



俺は帰りながら宇美ちゃんと一緒に家まで帰っていた。


宇美「あの、末武さん2週間後夏休みですけど友達を家に呼んでいいですか?」


そう宇美ちゃんは聞いてきた。和樹「ああ、別に構わないぞ」


そう俺は言った。

宇美「いいんですか?」

そう宇美ちゃんは聞いてきた。


和樹「ああ、宇美ちゃんの友達なら別に構わないぞ楽しい思い出を作るんだぞ」


そう言って俺は宇美ちゃんの頭を撫でた。


ブーブー。

俺はケータイを見ると慶さん宛だった。

和樹「どうしたんすか慶さん?」


俺はケータイに耳を当てて聞いた。


慶『お、和樹か今から社長の退院祝いをするから会社に来てくれ』

そう慶さんは言った。

和樹「あ、はいわかりました今から行きます」

そう言って俺はケータイをポケットに入れた。

宇美「会社の人ですか?」



そう宇美ちゃんは聞いてきた。


和樹「ああ、宇美ちゃんも行くか?」


俺はそう宇美ちゃんは聞いた。


宇美「いきたいです!」

そう宇美ちゃんは言った。


和樹「んじゃ行くか」

俺は会社まで歩いて行った。



宇美「はい!」


宇美ちゃんは嬉しそうな顔をしていた。



~沖縄電気工事~



俺と宇美ちゃんは会社に到着した。


慶「お、来た来た」

慶さんと熊谷さんは俺と宇美ちゃんを待ってくれていた。



和樹「お待たせしました」


俺はそう言った。

慶「しかしお前がそれ着ると違和感あるな」

そう慶さんは言った。

和樹「ですよね」

俺はそう言った。

剛「あれ?末武君その子は?」


熊谷さんは宇美ちゃんを見て聞いてきた。

和樹「ああその子は俺が住んでる家の家主です」


そう俺は言った。


宇美「坂藤宇美ですよろしくです」


そう宇美ちゃんは言った。


慶「それよりよ早くマンティスに行こうぜ!」

そう慶さんは言った。

和樹「マンティス?」

俺はそう言って頭に?マークを浮かべた。

剛「居酒屋みたいな店だよ」


そう熊谷さんは言った。



~オカマバーマンティス~




俺達は到着すると社長が立っていた。


夏島「皆遅いよ」

そう社長は言った。

和樹「すんません」

そう俺は言った。

夏島「それじゃあ入ろうか」



そう社長は言ってマンティスに入った。


?「いらっしゃいませ~」


そう言ったのはゴツい体のオカマが立っていた。

和樹「よし、宇美ちゃん帰ろうか」


そう俺は宇美ちゃんに言った。


宇美「はい!」

俺と宇美ちゃんは家に帰ろうとした。



?「逃がさないわよ!貴方達!」


そう言ってオカマは俺と宇美ちゃんは首を掴まれた。


そしてソファーに座らせられて右と左にオカマが座っていた。


?「ママ、この子達可愛いわね」


そうオカマは言った。

?「とりあえず名前を教えるわね私はシャマロよ」


そうシャマロさんは言った。



?「私はアイシスよ」

そうアイシスさんは言った。



?「私はシングマよ」

シングマさんはそう言った。


?「私はママでヴァルキリーよ好みは貴方みたいな男ようふ」

そうヴァルキリーさんは言った。


俺は背筋が凍った。

ヴァルキリーさんは何かを作っていた。


ヴァルキリー「はい、ゴーヤチャンプルとウツボの唐揚げとキハダマグロの刺身とドラゴンフルーツのクリームケーキよ」


そう言ってヴァルキリーさんはテーブルに料理を置いた。


夏島「それじゃあ末武和樹君の歓迎会を祝って乾杯!」


そう社長は言った。

全員「乾杯!」

俺達はそう言って酒やジュースを飲んだ。

俺はジュースしか飲まなかった。


宇美ちゃんはオレンジジュースをコップに注いでいた。


そしてそれを飲んだ。

俺は慶さんやシングマさんと話をしながらジュースを飲んでいた。

クイクイ。

和樹「ん?どうしたの宇美ちゃん?」


俺は宇美ちゃんに聞いた。


宇美「すえたけふぁんわたしひと結婚してくれまへんか」


そう宇美ちゃんは言った。


和樹「え?」

俺は宇美ちゃんがいきなりわけのわからないことを言って来たのに驚いた。


宇美「わたひじゃひやつですか?」


そう宇美ちゃんは聞いてきた。


和樹「いや、宇美ちゃんマジでどうしたの?」

俺は宇美ちゃんに聞いた。



すると宇美ちゃんの飲んでるジュースを見ると酒と書いてあった。

つまり酔っぱらってるということだ。

宇美「わたひじゃ魅力がありまへんか?」

そう宇美ちゃんは聞いてきた。


ドサ。

いきなり宇美ちゃんは電池が切れたロボットみたいに倒れた。


和樹「おい!宇美ちゃん?」


俺は宇美ちゃんに近付いた。


宇美「くー」

宇美ちゃんは可愛らしい寝息を立てて寝ていた。


和樹「ありゃりゃ」

俺は宇美ちゃんを背負った。


夏島「末武君もう帰るのかい?」


そう社長は聞いてきた。


和樹「はい明日もありますし」


俺はそう言って宇美ちゃんを背負って家に帰った。




~海岸~



空を見ると星が宝石の様だった。


宇美ちゃんは眠っていた。


俺は2週間後の夏休みに宇美ちゃんの友達が来たら料理や掃除をしないといけないなと思っていた。


宇美ちゃんに楽しい思い出を作らせてやりたいと思いながら家に帰っていた。



続く

次は夏休みです!

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