第21話 助けてくれ!
久々に書きました。
宇美は家に走って帰宅していた。
「ただいま!」
宇美は家に入り靴を脱ぎ家に入り和樹を探していた。
「和樹さん遅くなるのかな?」
宇美はそう言って居間に眠り始めた。
ーーー浜辺ーーー
和樹は仕事を終えて自転車で走って帰っていた。
「あれ?」
和樹は何かを見つけた。
それは1人の男性だった。
「本常先輩?」
和樹はそう言って自転車から降りて海をじっと見ていた男性に近づいた。
「あの、」
和樹は男性に話し掛けた。
「よう、久しぶりだな。和樹」
そう眼鏡を掛けた男性は和樹に言った。
「お久しぶりです、本常剣真先輩」
和樹はそう本常に言った。
「お前が沖縄に移動になったって俊介から聞いてな」
そう本常は和樹の隣に立ち海を見ていた。
「先輩今から家に来ますか?」
和樹はそう本常に聞いた。
「ああ、別に構わないぜ」
本常はそう言って片手に荷物を持ち和樹と歩き始めた。
ーーー坂藤家ーーー
和樹は自転車を置いて家に入り本常と話をしていた。
「ただいま」
和樹はそう言って家に入った。
「和樹さんお帰りなさい!」
宇美はそう笑顔で和樹の手を握った。
「へぇ~娘が出来たって俊介から聞いてたがその子が」
剣真は宇美をじっと見た。
「あの、和樹さんこの人は?」
宇美は剣真を和樹の後ろに隠れながら見た。
「宇美ちゃん、この人は本常剣真先輩。俺の数少ない友人だよ」
そう和樹は剣真を紹介した。
「本常剣真だ!よろしくな」
剣真はそう言って笑っていた。
ーーー居間ーーー
和樹は晩御飯の準備をしていた。
「和樹手伝おうか?」
剣真はそう和樹に聞いた。
「いえ、大丈夫ですよ」
和樹はそう言って料理を始めた。
「あの、本常さんは和樹さんの友達なんですか?」
宇美はそう剣真に聞いた。
「ああ、中学の頃あいつと他の料理部の仲間とバカな毎日を過ごしてたな~。あいつが入部した時俺達で最強のおもてなしをしたんだ。河豚の唐揚げやカルボナーラやエビフライやシュークリームを作ったな~」
剣真は懐かしそうに語り始めた。
「あの、和樹さんは昔から優しい人なんですか?」
宇美はそう剣真に聞いた。
「ああ、昔からバカなくせに優しいやつだった。まるで西郷隆盛みたいなやつだよ」
そう剣真は宇美に言った。
「和樹さんが西郷隆盛?」
宇美は和樹の後ろ姿を見た。
「何の話をしてるんですか?」
和樹はトレーを持ちながら二人に聞いた。
「ああ、お前が西郷隆盛にめちゃ似てるなって話をしてたんだよ」
そう剣真は笑顔で言った。
「あの、晩御飯は何ですか?」
宇美はそう和樹に聞いた。
「ああ、チキン南蛮とナポリタンだよ」
和樹はそう言って料理を出した。
「うおおおおお!」
剣真は目をキラキラさせながら箸を持った。
「食べますか!」
和樹はそう言って手を合わせた。
「いただきます!」
「いただきます!」
宇美と剣真と和樹はそう言ってナポリタンとチキン南蛮を食べていた。
「和樹!タバスコと粉チーズを頼む!」
剣真はそう和樹に言った。
「あっ、はい!」
和樹は棚からタバスコと粉チーズを取り出した。
「やっぱ、ナポリタンにはタバスコと粉チーズだよな」
剣真はそう言って食べ始めた。
「どうっすか?俺の料理は?」
和樹はそう剣真に聞いた。
「ああ、チキン南蛮もナポリタンも格段に味が上がってるな」
そう剣真は和樹に言った。
「はい、娘の為に頑張りました」
そう和樹は宇美の頭を撫でて笑った。
「それより、先輩どうして沖縄に来たんすか?」
和樹はそう剣真に聞いた。
「ああ、実は・・・」
剣真は下を見た。
「どうしたんすか?」
和樹は剣真をじっと見た。
「実は・・・お見合いの話があってな」
そう剣真は和樹に言った。
「お見合いっすか?本常先輩が!?」
和樹はそう驚いていた。
「おい、どういう意味だ!」
剣真は頭に怒りのマークを浮かべていた。
「いや、先輩がお見合いするなんて俺が彼女作るぐらいの確率じゃないですか?」
和樹はそう剣真に言った。
「とりあえず、俺は結婚とか興味ないんだよ!だから和樹しばらくの間かくまってくれ!」
剣真は両手を合わせてお願いした。
「まぁ、構わないですよ」
和樹はそう剣真に言った。
「それで相手は誰なんですか?」
和樹はそう剣真に聞いた。
「ああ、水波もみじだ」
そう剣真は下を見て言った。
「何かあったんすか?」
和樹は剣真に聞いた。
「いや、忘れよう」
そう剣真は奮えていた。
ーーー次の日ーーー
和樹は休日を利用して家の掃除を始めた。
「和樹、何か手伝おうか?」
剣真はそう和樹に聞いた。
「なら、買い物頼めますか?」
和樹はそう剣真に言った。
「ああ、なら宇美ちゃん借りていいか?」
剣真はそう和樹に言った。
「はい、その代わり変な事しないで下さいよ!」
和樹は笑いながら言った。
「しねえよ!」
剣真はそう和樹の頭を叩いて外に出ようとした。
「あっ、先輩すみません買い物のお金と買い物リストを渡しますね」
そう和樹は剣真に買い物リストと諭吉を渡した。
「ああ、宇美ちゃん行こうぜ!」
剣真はそう宇美に言った。
「はい!」
ーーー商店街ーーー
剣真は片手にリストを見ていた。
「あれ?宇美ちゃんその人は誰だ?」
豆腐屋のおじさんは宇美の隣の剣真をじっと見た。
「えっとこの人は和樹さんの中学時代の先輩で本常剣真先輩です」
そう宇美は剣真の説明をした。
「そうか、あんちゃんこれ持っていきな!」
豆腐屋のおじさんは島豆腐を剣真に渡した。
「ああ、悪いな」
剣真はそう言って島豆腐を受け取った。
「あとは、何を買うんですか?」
宇美はそう剣真に聞いた。
「ああ、豆板醤とにんにくとひき肉と唐辛子らしい」
そう剣真は言った。
「今日は麻婆豆腐かもしれませんね」
宇美はそう剣真に言った。
「麻婆豆腐か」
剣真はそう言って材料を買いに向かった。
ーーー坂藤家ーーー
二人は家に帰宅すると1人の女性が立っていた。
「あっ、あっ、」
剣真はじっとその女性を見た。
「あっ、剣真さん」
「もみじさん!」
剣真はわたわたしていた。
「あれ?先輩?」
和樹は剣真を見た。
「和樹、その人が俺のお見合い相手だよ」
そう剣真は言った。
ーーー居間ーーー
和樹は剣真と居間で話をしていた。
「それで、もみじさんは本常先輩のどこに惚れたんすか?」
和樹はそうもみじに聞いた。
「えっと、私が会社で階段から落ちそうになった時にお姫様抱っこをして助けてくれてメガネを外した素顔と優しさに惚れたんです////」
そうもみじは顔を真っ赤にして言った。
「なるほど」
和樹はそう剣真を見た。
「何だよ!」
剣真は眉間にシワを寄せた。
「なら、付き合うなら試練を与えましょう!」
和樹はそうもみじに言った。
「試練?」
もみじは頭に?マークを浮かべていた。
「本常先輩、昔俺と守永先輩に食わした麻婆豆腐を」
和樹はそう剣真に言った。
「あれか!」
剣真は笑みを浮かべた。
ーーー夕方ーーー
剣真は黒い虎の絵が描かれているエプロンを着て片手に包丁を持ちネギを切り。
ミンチ肉団子にして中華鍋に入れて炒め始めた。
そして島豆腐を一口サイズに切り炒めはじめて中に豆板醤や鶏ガラスープや唐辛子をみじん切りにしてそれを入れた。
これだけならまだ辛くないが剣真は片手に何かを持っていた。
「できたぜ!」
剣真はそう言って麻婆豆腐をもみじに出した。
「これが試練ですか?」
もみじはそう和樹に聞いた。
「ああ、本常先輩がかつて俺と守永先輩が食った地獄の料理だ!」
そう和樹は言った。
「俺の思いを食べてみろ!」
剣真はエプロンを外して告げた。
「はい!いただきます」
もみじはそう言って麻婆豆腐を食べ始めた。
するともみじはそれを食べて涙を流していた。
「かっ、かっ、辛い!」
もみじは涙を流しながら言った。
「無理ならあきらめろ」
剣真はそうもみじ肩を叩いて皿を下げようとした。
「ダメです!私はまだ、諦めるなんて言ってませんよ!」
もみじはそう言って麻婆豆腐を食べ続けた。
「あの、和樹さんあの麻婆豆腐って何なんですか?」
宇美は和樹に聞いた。
「ああ、あれは閻魔麻婆豆腐って言ってな昔俺と守永先輩が遅刻したから食わされたのがあの麻婆豆腐だ」
そう和樹は昔の事を思い出していた。
「ごちそうさま」
もみじは麻婆豆腐を全て食べ終えて手を合わせた。
「本常先輩、受け入れてあげたらどうですか?」
和樹はそう剣真に聞いた。
「ああ、わかったよ!付き合ってやる」
剣真はそう言って気絶しているもみじを膝枕させて和樹を見た。
「本常先輩、やっぱり好きだったんじゃないんですか?」
和樹はそう剣真に聞いた。
「何でわかるんだよ!」
剣真は和樹をじっと睨んだ。
「顔に出てますよ!」
和樹は笑みを浮かべながら料理を作り始めた。
ーーー次の日ーーー
「んじゃ、俺ともみじさんは萩に帰るわ」
そう剣真はもみじの隣に立ち言った。
「結婚式は呼んでくださいね!」
和樹はそう剣真に言った。
「覚えてろよ!」
剣真はそう和樹に睨みを効かせながら呟いた。
「あい!」
和樹は頭を下げた。
剣真ともみじは荷物を持ち帰り地元に向かった。
ーーー1週間後ーーー
和樹宛に手紙が着ていた。
「仲良くやってるみたいだな」
和樹はそう言ってラムネを飲んでいた。
写真には剣真をもみじがキスしている写真だった。
つづく
次回は未定です!
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