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第1話 新しい生活と家族

初めてのほのぼの系の小説です。

ー和樹ー



俺の名前は末武和樹。

中国電気で働く21歳の社会人だ。


俺はカバンを片手に持ちながら中国電気で働いていた。


昨日の夜までは。

俺は親方が話があるから来てくれと言われて事務室に向かった。

話の内容は親方の知り合いが若い人材が欲しいと言われて一番若い俺が選ばれた。


和樹「まさか、俺が選ばれるとはな。」


俺はそう言って荷物をダンボールに入れて引っ越しの準備をしていた。


母親「和樹。明日から沖縄行くけど。大丈夫よね?」

そう母さんは聞いてきた。

和樹「何が?」

俺は引っ越しの荷物の確認をしながら母さんの方を向いた。

母親「あんた。沖縄で無理せんのよ。」


そう母さんは俺に言った。

和樹「大丈夫だって。俺は鍛えてるからさ。」


俺はそう言って荷物を確認し終えた。


母親「なら良いけどね。」

母さんはそう言った。

俺は自分の部屋に行った。



~和樹の部屋~



俺は何もない自分の部屋を見て少し悲しく思えてきた。

俺は友達の写真を見てこの町から離れたくないと思ってきた。

ピピピー。

俺のケータイが鳴り始めた。

和樹「はい。もしもし。」

俺はケータイに出た。

?『おう!和樹か?』

電話の主は守永先輩だった。

和樹「あ!先輩どうしたんすか?」

俺は聞いた。

守永『今から会えないか?』

そう先輩は言った。

和樹「別に構わないですよ。」

俺はそう言った。


俺は歩いて待ち合わせ場所の8イレブンに向かった。



~8イレブン~



俺が8イレブンに到着すると守永先輩が立っていた。


和樹「ちっす!先輩。」

俺はそう先輩に挨拶した。

守永「よう。」

先輩は片手に何か持っていた。

守永「和樹。」

先輩は俺に話し掛けてきた。

和樹「はい?」

俺は先輩の方を向いた。

守永「お前。この場所から離れるんだよな。」


そう先輩は俺に聞いてきた。

和樹「はい。」

俺は頷いた。

守永「帰ってこいよ。盆と正月は。」


そう先輩は言った。

和樹「はい!帰ってきますよ!」

俺はそう言って空を見ていた。

守永「ほらよ。」

先輩は俺にコーヒー牛乳を渡してくれた。


和樹「え?」

俺はそれを受け取った。

守永「帰ってきたからまた、遠出しようぜ。」


そう先輩は言った。

和樹「はい!」

俺は頷いて先輩と写真を撮って家に帰宅した。




~和樹の部屋~



俺は荷物で忘れ物がないか見た。

コンコン。

和樹「は~い。」

ガチャ。

俺はドアを開けた。

和樹「誰だよ。あ、兄貴!」

俺の目の前に居たのは末武翔太だった。


翔太「話がある。」

そう兄貴は言った。

和樹「話?」

俺は兄貴を部屋に入れた。

和樹「で、話って何だ?」

俺は聞いた。

翔太「ああ。お前がこの家の家族でよかったと俺は思ってる。」

兄貴はそう言った。

和樹「え?」

俺は兄貴の言ってる意味が解らなかった。


翔太「いいか、和樹。お前はお前のやりたいように仕事をしろ。いいな。」


そう兄貴は言った。

和樹「おう!」

俺は頷いた。

翔太「そろそろ俺は釣りに行くから早く寝ろよ。」

そう兄貴は言った。

和樹「おう。」

俺はそう頷いて部屋の電気を消した。




~次の日~



俺は荷物を沖縄に送ってリュックサックを片手に持ちながら母親の車に乗せてもらい空港に向かった。



~空港~



俺は空港に到着してケータイの電源をOFFにした。

和樹「んじゃ、母さん行ってくるわ。」



俺はそう母親に言った。

母「気を付けなさいね。」

そう母さんは言った。



~飛行機の中~



俺は飛行機の中でコーラを飲みながら本を読んでいた。


いつもは友達とゲーセンに行ったりするが今は仕事の都合で沖縄だ。

俺はそう思いながら外の景色を見ていた。




~沖縄~



俺は沖縄に到着して荷物のリュックサックを背負いながら今日から泊まる家に向かって歩いた。



~1㎞~



俺は暑い太陽をじっと見て熱中症にならないか少し不安になった。

和樹「ん?」

公園を見ると小さな青い髪で肌が黒い女の子が泣いていた。

俺はその子に近づいた。



~公園~



?「ぐす。」

女の子は泣きながら下を向いていた。



和樹「どうしたの?」

俺は女の子に聞いた。

?「え?」

女の子は俺をじっと見た。

和樹「何を泣いてるの?」

俺は女の子に聞いた。

?「お父さんとお母さんがいなくなっちゃったの。」


そう女の子は言った。

和樹「亡くなったのか?」

俺はそう言った。

?「うん。」

女の子は泣きながら頷いた。


俺は女の子の頭を撫でながらこう言った。


和樹「君は泣かない方が可愛いよ。」


そう俺は女の子に言った。

?「え?/////」

女の子は顔を真っ赤にしながら下を向いた。

和樹「とりあえず。暑いしジュースを奢ってやるよ。」


俺は財布の中を見た。

中には諭吉が10枚と500円玉が7枚あった。


和樹「近くに自販機あるかな?」


俺は辺りを見た。

?「自販機なら案内しますよ。」


そう女の子は言った。


俺は女の子と一緒に自販機の場所に向かった。




~近くの駄菓子屋~



沖縄の駄菓子屋に来て自販機を見つけた。


和樹「どれがいい?」

俺は女の子に聞いた。

?「え~と。パインソーダで。」

そう女の子は言った。

俺は小銭を自販機に入れた。

和樹「俺は~と。ハーブミルクティーにするか。」

俺はそう言ってボタンを押そうとした。



?「危ない!」

そう女の子は言って俺を突き飛ばした。



和樹「うわ。何だ何だ?」

俺は立ち上がろうとした。

?「あの、あれはハーブじゃなくてハブミルクティー何です。」

そう女の子は言った。

和樹「え?うわ!マジだ!」

俺はガチで危なかった。

和樹「ありがとな。」

俺はそう言った。

?「いえ。あれ買うのかなり勇気がいるので。」

そう女の子は言った。

和樹「なら、どれにするかな。」


俺は悩んだ。

?「これが美味しいですよ。」


そう女の子は言った。

女の子が指差したのはマンゴーコーラだった。

俺はそれを選んだ。

プシュ。

俺はマンゴーコーラを飲みながら女の子と歩いていた。


和樹「あ!」

俺は今ふと思い出した。

?「どうしたんですか?」


そう女の子は聞いてきた。



和樹「いや、引っ越しの荷物を片付けるのを忘れてた!」俺はそう言って地図を見た。


?「あ、これ家ですよ。」


そう女の子は言った。

和樹「マジかよ。」

俺はそう言った。

?「はい。今から道案内します。」


そう女の子は言って歩き出した。




~坂藤家~



俺は今日から泊まることになる坂藤家に到着した。



和樹「つまり君はこの家の子なのか?」


俺はそう女の子に聞いた。



?「はい。3日前に両親が亡くなったので私がこの家の家主になるんです。」


そう女の子は言った。

和樹「そうか。とりあえず。これからよろしくな。」


俺はそう言って女の子の頭を撫でた。


?「あ、はい。」

女の子は顔を赤くなりながら少しだけ笑顔になった。


和樹「俺は末武和樹だ。よろしくな。」


そう俺は女の子に自己紹介した。


宇美「私は坂藤宇美です。」


そう宇美ちゃんは言った。


俺はとりあえず引っ越しの荷物を片付ける為に宇美ちゃんの家に入った。




和樹「よろしくな。宇美ちゃん。」


俺はそう言った。

宇美「はい!」

俺と宇美ちゃんは家に入って玄関にある俺の引っ越しの荷物を片付けていた。


俺は重い荷物を持って宇美ちゃんに俺の部屋に案内してもらった。



~和樹の部屋~



俺は部屋に到着してダンボールの中の物を片付けていた。


和樹「えーと目覚まし目覚まし。」


そう俺は言ってダンボールから目覚まし時計を探した。



和樹「こんな感じだな。」


俺はそう言って部屋を片付けていた。



~5時半~



俺は部屋を見てこんなもんだなと思った。


和樹「宇美ちゃーん!」

俺は宇美ちゃんを呼んだ。


宇美「あ、はい。何でしょうか? 」


宇美ちゃんは居間から出てきた。和樹「晩飯作るけど何が食べたい?」


俺は宇美ちゃんに聞いた。



宇美「え~と、カレーうどんが食べたいです。」

そう宇美ちゃんは言った。


俺はとりあえず材料があるか台所に向かった。



~台所~



俺は台所の隅っこにある冷蔵庫を開いて材料を見た。

材料はうどんの玉とネギとカレー粉を見つけた。


和樹「今から作るからテレビでも見て待っててね。」


俺はそう言ってエプロンを着けて包丁でネギを適当な大きさに切ってごま油を少々入れてネギを炒めて水を入れてそして油揚げを入れてうどんの玉を入れて茹でた。



~5分後~



俺はカレーうどんを作り終えてそれを居間に運んだ。



和樹「出来たぜ。」

俺はそう言ってうどんをテーブルに置いた。


宇美「美味しそう。」

そう宇美ちゃんは言った。


和樹「俺は料理は得意だからな。」


俺はそう言って手を合わせた。

ズルルー。

うどんをすすりながら外を見ていた。




~7時半~



俺は部屋で横になりながら本を読んでいた。

宇美「あの、和樹さん。」


宇美ちゃんは俺を呼んだ。


和樹「ん?何だ?」

俺は部屋を出て宇美ちゃんに聞いた。


宇美「あの、和樹さんは私みたいな女の子が同居人でどう思いますか?」


そう宇美ちゃんは聞いてきた。



和樹「俺はよかったって思ってるよ。」


俺はそう言って宇美ちゃんの頭を撫でた。

宇美「ひゃ。」

宇美ちゃんは少しくすぐったそうな声を出して下を向いていた。

宇美「あの、私寂しかったんです。」


宇美ちゃんはそう言った。


和樹「ん?」

俺は宇美ちゃんの話を聞いた。


宇美「お父さんとお母さんが亡くなってから毎日泣いてました。でも和樹さんに出会って寂しさを少し忘れていました。だから!今は和樹さんと楽しい日々を過ごしていきます。」



そう宇美ちゃんは言った。


意味はよく解らないが宇美ちゃんはまっすぐな目をしていた。


和樹「そうか。ならこちらもよろしくな。」

そう俺は言った。

宇美「はい!」

俺は宇美ちゃんとの生活が始まった。



続く

次の話は少し真面目です。

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